そりゃ、治らないでしょう。
すごく敏感で乾燥しやすい肌質の私ですが、
いわゆる『肌断食』をしたら、とんでもないことになりました。
乾燥はおさまるどころかひどくなるばかり。
おまけに大量の吹き出物発生。

いろんな肌トラブルに遭遇してきた私でさえ
「うっそー！！」
と思うほどひどいことに。

頭皮もトラブルが続いていたころ。
湯シャンもトライしましたよ。
気持ち悪くなる上、頭皮の吹き出物も悪化。

なんとも腹立たしかったです
『界面活性剤は肌に悪い』
を鵜呑みにしてしまった自分のお馬鹿さ加減に、心底ムカつきました。
皮膚科の先生にも怒られましたが、考えてみれば当然の事なんですよね。

…と、ここまでは私個人の話として。

おちゃ丸さんはニキビでお悩みとのこと。
皮膚科にも通われていますね。
先生に一度お尋ねになってみてください。
『洗顔料を使わずにぬるま湯だけで洗顔したら、ニキビは治りますか？』
『洗顔料を使って洗顔するのは、ニキビに悪いですか？』
と。

おっしゃっておられるサイトを見ました。
なんとも神経症的な、界面活性剤恐怖症とでも言えばいいでしょうか。
コスメプロデューサーが言うこととは思えませんね。
理論にも矛盾や破綻がたくさん見られます。

界面活性剤を何十年も使っている人は、ゴマンといるわけですが。
この先生はおっしゃいますね。
『界面活性剤はタンパク変性を起こす』と。
化粧品やシャンプーに含まれる界面活性剤で、本当にタンパク変性が怒るとしたら。
世界中の人々の大多数が、肌荒れをしていることになります。

柔軟剤を含まない中性洗剤をオススメとのことですが。
全成分を公開しておられませんね。
これもある意味当然のことでしょう。
界面活性剤を使用しない中性洗剤が実在するわけもありませんから。
『柔軟剤には界面活性剤が含まれているので肌に悪いですよ』
とおっしゃること自体がトンチンカンです。
その証拠に、この方がもう一つオススメされるライオンクリアリキッドという洗剤の全成分を。

《ライオンクリアリキッド全成分》
バランス剤 水
界面活性剤 ポリオキシエチレンアルキルエーテル
安定剤 ポリエチレングリコール
界面活性剤 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
pH調整剤 アルカノールアミン
香料 香料
酵素 酵素
界面活性剤 脂肪酸塩
安定剤 クエン酸
安定剤 エチルアルコール
防腐剤 防腐剤
pH調整剤 水酸化ナトリウム
着色剤 着色剤

ご覧の通り、界面活性剤オンパレードですね。
これを理論の矛盾、破綻と言わずしてなんと言いますでしょうか。

ぬるま湯で汚れがきれいに落ちる。
これはウソです。
ぬるま湯で皮脂が落ちることもありません。
だからこの先生は、手ぬぐいで擦りましょう…とおっしゃいます。
これって、単に摩擦でこすり落としていると言うだけのことですが、肌にはとても悪いことです。

また、界面活性剤にも色々な種類があり、脱脂力や洗浄力もいろいろなんですよね。
十把ひとからげに悪い！というのも、根本からズレていると思います。

と言うわけで、私は
『何もつけないケア』
『界面活性剤は肌に悪い』
などというエセ皮膚科学を信用していません。

これを続けるかどうかは、個人の自由だと思いますが。
私はオススメしませんね。

長々と失礼致しました。