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骨盤とストレッチの大事な関係(2)

骨盤とストレッチの大事な関係(2)



骨盤を立てる、そして腰痛でお悩みの方は是非参考にしていただきたい内容です。
今回は、以下の記事の続きです。

☆骨盤とストレッチの大事な関係(1)
https://s.cosme.net/cosmedia/column/column_id/1948

「骨盤を立たせる=骨盤を前傾させる」ということを
前回の記事でご紹介しましたが、今回は骨盤を立たせるコツとストレッチを紹介します。

≪1≫骨盤前傾は腰を反らさない!

骨盤を立たせようとするあまり、腰を反らせていませんか?
試しに「骨盤が寝ている状態(後傾)」で胸を張ってみて下さい。
胸を張ると、自然と腰が反るはずです。

骨盤の後傾とは、イスに座った時や床に座った時に
だらしなくふんぞり返った姿勢をイメージすると分かるかと思います。

この「ふんぞり返った姿勢」のまま、胸を張るようにしてみて下さい。

一見、姿勢がよさそうに見えますが、これはNGです。
何がNGかというと「腰痛を引き起こす」姿勢だからです。
おそらく、骨盤後傾したまま胸を張ろうとすると
腰の筋肉に「嫌~な感じ」がして、痛みが出る人もいるかと思います。

特に、腰痛がある方は注意が必要です。
腰痛を悪化させる可能性がありますので、無理に胸を張るのはやめましょう。
「腰を反らせる≠骨盤を前傾させる」ということを忘れずに!

≪2≫ハムストリングスのストレッチ

骨盤前傾させるには、ハムストリングスのストレッチが重要です!
ハムストリングスとは、太ももの後ろの筋肉です。
この筋肉が硬いと、骨盤が後ろに引っ張られて骨盤が後傾してしまう原因になります。

イラストの1枚目と2枚目のストレッチを実践してみましょう!
1日たったの5分でOK!
立位体前屈で、床に指が付かない!という方は
「ハムストリングスが硬い」
「骨盤が後傾している」ことが、大きな原因です。

※立位体前屈…立った状態で上半身を前に倒して、どの位倒れるかを見て柔軟性を測る方法

骨盤を無理やり立たせようとしても、筋肉に負担がかかるばかりか
腰痛を更に悪化させたり、腰痛の原因にもなりやすいので注意が必要です。
昨今、骨盤を立たせるグッズや健康法が流行していますが
医療現場の皆様から見たら、危険な方法やグッズが売られていると思っている方も少なくないかと思います。

どんなに、すぐに簡単に効果が出る!と謳われているものだとしても
身体を壊したり、逆効果になったり、全く効果の出ないものが広がりませんよう
微力ではありますが、今後もしっかり理由を知っていただいた上での
ストレッチや健康についてのお話をさせていただきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いします。

ストレッチング&コンディショニングトレーナー
井川 明日香



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