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頂き物です。と言いたいところですが、今回は今更ながら、ゲイの友人から無理矢理小分けしてもらいました。
彼は私の大切な親友。日本人とブリティッシュのハーフなので、ずば抜けてハンサムですが、乙女ゲイであるが故に、中々理想的なロマンスには出会えないようです、しかし金運だけはとにかくすごいです。20代にしてベンチャービジネスを立ち上げ成功した実業家であり、ハイフライヤー。総資産は当然200万ドルを軽く超えています。
先日、彼の家に無造作に転がっていたトムフォードの香水を発見しました。TOM FORDよりも寧ろ、NEROLIの文字に反応したと言った方が正しい。
ものすごいデカ瓶で存在感抜群のボトル。更に、値段を聞いて目ん玉が飛び出そうになりましたよ。
いつもの調子で「あら、これセール品だったわよぉ。500ドルくらいだったかしらん？」とドヤ顔。
昔、恐ろしく香りだちの良い上質なネロリ精油に出会いました。あんな香りのするパルファムがあったらなー、と。いつもネロリやオレンジフラワーと名のつく香水を見つけるとクンクンせずにはいられません。
結論から言うと、価格さえ気にしなければ、中々ステキな香りで、癒されました。
しかし、正直なところ、トムフォードの化粧品にはあまり興味がありません。デザイナーとしては尊敬していますが、ファッション業界で伝説を作った男とはいえ、この価格設定はちょっと鼻につきますね。
独特なハーブ香が強く、ネロリの精油とはほど遠いです。意外にも持続性がない。
クールバスクリン系と言われて、ああ！納得。フィレンチェのサンタマリアのZagaraに香調が似ていました。ありふれた香りと言われればそれまでかもしれません。
それよりもバスクリンに似た香りなら、過去にお手頃で良いものがありました。
でも、バスクリンの香りで何が悪いのか？
実際バスクリンって癒されますよね？
トムフォードのネロリは、ゲランのフローラネロリアもしくは、ネロリアビアンカに近いものを感じました。今は全部廃盤ですが、これらから甘さを抜いて、男前にして、更にトムフォードの体臭を混ぜたような香り。
（あんたトムフォードの知り合いかい？）
まあ、あくまでもそういうイメージです。
確かに、ゲイたちが好むのも頷けました。
それから、フローラはつい最近まで手元に残っていましたが、天然香料が豊富に含まれていた為か、素人の私が嗅いても匂いの劣化が非常に分かり易かったです。
最後はベースのウッディムスキーだけが強調されて気がついた時はすでにおっさん臭に変わっていました。
トム様の香水は、ユニセックスがコンセプトとの事ですが、やはり総合的にメンズよりなんじゃないかと思います。
ミニマムで個性的なスーツを着慣れた男性が、オフの日にスウェットで、さり気なくこの香りを漂わせていたらカッコいいでしょうね。
個人的に好きな俳優でもある、ロバートダウニーJr.に愛用してほしい。実際彼が愛用しているのは、ファーレンハイトだったか？、ブルガリプールオムだと聞いた事も。意外にもベタでしたね。
主観がかなり入りますが、こういう中性的な香りって、ただ、やたらにどでかいゲルマン民族やアングロサクソンよりも、小柄でちょっと洒落たムードのある男性が纏ってくれた方がしっくりくるような気がしました。
普段からフリルや花柄のワンピースには無縁で、男に媚びるのは嫌いよ！といった、常に男と対等でいられなければ気が済まない、強気でメンズライクな女性に向いているかも。
その他、出だしは、私にとって理想的だったルタンスのオレンジの花ですが、途中、インド人のおっさんが登場してきて残念でした。これもあくまで主観です。
https://my.cosme.net/open_entry_review/show/review_id/504694204
どっしりとした高級感のあるネロリ香とも言えるかもしれませんが、このスパイシー加減がどうしても克服できずにいたのですが、つい最近、手持ちのBath&Bodyworksのローマハニーサックルという安っぽいコロンをレイヤーしてみたところ、偶然にも相性が良くて、ずっと付きまとっていたインド人のおじさんがいなくなったんです。更に持続力も増して嬉しい発見でした。
体調や気温によっても直ぐさまキャッチする香りって違ってくるんでしょうね。
香りって不思議です。改めて、香りの面白さを知りました。
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※この記事は口コミと重複しています。予めご了承下さい。
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