お知らせ

26525views

正常なターンオーバーは28日 では一日で角質はどれくらい落ちるの?

正常なターンオーバーは28日 では一日で角質はどれくらい落ちるの?

ターンオーバーについて調べてみると、いろいろなサイトが、
それぞれの表現で解説しています。
検索でトップに表示されていてわかりやすかったのが・・・


■ターンオーバーとは
スキンケア大学: http://www.skincare-univ.com/article/000006/
白金ビューティフルエイジングクリニック 院長 山口麻子先生「監修」による説明が
わかりやすかったです。

以下引用
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
肌の「新陳代謝」「肌の生まれ変わり」をターンオーバーという。
「基底層」で生まれた細胞は形を変えながら表面に押し上げられていき、
「無核」となり「死んだ状態」で「角化細胞」となりますが、
この細胞は新しい細胞に押し上げられるようにして表面まで上がり、
最後は「アカ」となって自然にはがれ落ちる構造となっています。
このサイクルがターンオーバーです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


■皮膚の構造を理解しよう
ターンオーバーを理解するうえで、
皮膚の構造を知っておく必要があると思うのですが、
わかりやすいなと思った解説図がこれです。

出典:スキンケア大学:肌の構造とその役割より
http://www.skincare-univ.com/article/000005/

まず、皮膚というのは「表皮」と「真皮」からできています。
(さらにその下に「皮下組織」があります・・・)
ターンオーバーというのは、「表皮と真皮」の間にある「基底層」から「上の話」
だということを理解しておくと理解が深まります。

  ちなみによく耳にするコラーゲン、エラスチン、繊維芽細胞というのは、
  「基底膜」の下「真皮」の話しだということも頭の隅においておくと、
  いろいろな、コスメの機能を把握するときに、理解しやすくなります。


「表皮」は、3つの層からできていて、ターンオーバーの解説をするときは、
下記に示したように「表皮」の部分だけをイラスト化されることが多いです。
そのため「基底層」の下には「真皮」があって、
さらにその下には、「皮下組織」があるということを忘れてしまいがちです。
なんとなくでいいので、「表皮」の下にも組織があることをイメージしておきます。

出典:スキンケア大学 ターンオーバーについて
http://www.skincare-univ.com/article/000006/

上記の図の一番下の「基底層」から新しい細胞が生まれます。
そして徐々に変化しながら、上に上がって最後「角質層」になります。


■表皮は3つの層から
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」から成り、
さらに表皮は下記のように、下から順番に4つの層がからできています。

「角質層」
「顆粒層」
「有棘層」
「基底層」・・・・新しい細胞を創りだす

一番下の基底層は、新しい細胞を作り出し、次第に形を変えながら、
「有棘層」「顆粒層」となって上に上がってきます。
さらに、核がなくなって死んだ細胞=「角化細胞」となります。
「基底層」で新たな細胞が作られていれば、「角化細胞」も上へ上へと押し上げられ、
表面まで上がったところで、最後は「角質」として自然にはがれ落ちます。

これが、ターンオーバーと言われるものです。


■角質ケアは、表皮の話
よく「角質ケア」と言われているのは、この3層の中でも、
「表皮」の一番上の表面の部分、「角質層」に対して施すケアの話だということを、
耳にすると思います。
皮膚の全体の構造からから考えると、どんな位置の話なのか、理解できると思います。

言葉の上で「角質ケア」は「角質層」のケアで、
ラップ一枚の厚さの、薄い部分のお手入れだという話は
聞いたことがあると思いますが、要はそれがいかに薄い部分の
手入れであるかということです。

ラップ一枚が意味するのは、
3層からなる「表皮」の中の表面のごくごくうすい「角質層」の部分のことなのです。
皮膚を全体からその部分を見ると、
「表皮」の下にはさらにぶ厚い「真皮」があって、さらにその下に「皮下組織」があります。
そんなぶ厚い皮膚の中の表面の「表皮」、
しかもその「表皮」の中の「角質層」の話なのです。
さらに、落とすのは、「角質層」の表面の「角化した細胞」なのです。

(角質ケアの説明図は、「表皮」の拡大図で見せるので、
 それが皮膚全体のような錯覚を持ってしまっていないでしょうか?
 表皮のイラスト図の下には、「真皮」があって「皮下組織」あること、
 それを一緒にイメージできると、どれだけ薄い場所のケアをしているのか。
 さらに、その中の細胞、一つ一つのケアをすることの意味を実感できると思います)



■「角質層」の厚さをさらに実感してみる
そこで、「角質層」の薄さをよりリアル感を持って捉えてみます。
顔の皮膚にはうぶ毛があります。そのうぶ毛の長さから、
うぶ毛の毛根の位置が皮膚の中でどのあたりにあるか想像してみてください。
そのあたりの深さが皮膚の「真皮」です。


上の図で毛根は「真皮」の中央部ぐらいの位置になっています。
そう考えると、「表皮」がどれだけ薄いものなのかわかると思います。
さらに「角質層」は「表皮」の一番上の薄い層で、
はがれ落ちる「角質」はさらに薄いものです。

つまり、いつもお手入れで行っている角質ケアは、
どれだけ薄い細胞に対して施されているお手入れだったのかがわかります。




このように「皮膚の構造」とともに、
「角質層」の「スケール感」も実感しながら、
ターンオーバーについてもう一度、理解してみます


■28日というターンオーバーのサイクルは・・・・
ターンオーバーは28日と言われています。
各層でどれくらいの日数がかかっているか、「表皮」の部分に当てはめてみます。

出典:お肌のターンオーバーについて より
http://www.skincare-univ.com/article/000006/ 



もう少しわかりやすい図ですとこちらでしょうか。

出典:お肌のターンオーバーより
http://www.ninniku-skincare.com/hada02.html

どこの層にたどりつくのに、何日かかっているかを示しています。

「有棘層」「顆粒層」まで14日
「角質層」は14日。  ということで、28日周期です。

同じ2週間ですが、角質層の厚さは、イラスト上では1/3ぐらいの厚さです。

「基底層」では13日に1回、新しい細胞を作ります。

  つまり生まれた細胞が、「有棘層」「顆粒層」経て、
  「角質層」に移ると(14日)、
  移る前の日には、新たな細胞を作っている(13日)という、
  素晴らしいメカニズムが肌にはあるということです。

新たな細胞を作る「基底層」は、イラストでは規則正しく、まっすぐですが、
実際は整列していないので、こんな感じで、徐々に変化しながら、各層を作っています。

出典: 美肌のカギ、ターンオーバーを促進するスキンケア方法&化粧品の選び方 より
https://latte.la/column/27992491


よりリアルな感じの全体像だとこんな感じです。

出典:@美肌スキンケアより
http://www.skincare-js.com/bsho2/over.html



新しい細胞は、「基底層」で生まれ28日かけて、上まであがって剥がれる。
というのがターンオーバーです。

では、この28日間の細胞の動きを、もっと具体的に
どのように上に上がっているのかが気になったので調べてみました。

まず、「基底層」の細胞は、13日に一度、「2個に細胞分裂」するそうです。
そのうちの1つは基底層にとどまり、
もう一つの細胞が、その上の「有棘層」に移動します。
その後、形を変えながら、どんどん表面に向かって上がっていきます。
次の層「顆粒層」にうつり、さらに上に上がっていきます。
生まれてから「顆粒層」の上までに到達するのが14日です。

さらに、細胞は核がなくなって死んだ状態の「角化細胞」となり
「角質層」を形成します。
下の「基底膜」から順調に新しい細胞が作られていれば、
下から「角質細胞」を押し上げてくれます。
14日かけて、一番上まであがり、自然に剥がれ落ちます。
これがターンオーバーです。

----------------------
【参考】大塚製薬 肌(皮膚)が毎日、生まれ変わっているって本当ですか?
https://www.otsuka.co.jp/health_illness/skin/01_mechanism.html

こちらの動画がとてもわかりやすくターンオーバーを説明しています。
皮膚全体から、表皮、そして基底層から生まれる細胞、角質として落ちる様子が、
わかりやすい動画で示されています。
---------------------

■1日にどれだけ「角質」は落ちるのか?
そこで、自然な状態のサイクルで肌がターンオーバーをしているとしたら、
一日に、どれくらいの「角質細胞」がおちているのでしょうか?
そして、どんなふうにして落ちているのかという疑問を持ちました。

○角質細胞は、どのように落ちるのか
  →毎日、毎日、一枚、一枚が剥がれるように自然に落ちているのか、
  →数層の角質がまとまって、「ポロッ」と数日おきに落ちているのか、
  →1週間に1回ぐらい、「ごそっ」と落ちるのか・・・

○「正常な」ターンオーバーの角質の落ち方には個人差があるのか
  →一枚、一枚、落ちる人もいれば、
  →「ポロッ」と落ちる人
  →「ゴソッ」と落ちる人もいるのか・・・・

○角質層は標準的には何層ぐらいでできているのか
 →毎日、均等に落ちているなら、1日に落ちる量がわかる
 →個人差があるとしたら、何日おきで落ちるかがわかれば、
  これもまた、1度に何層ぐらの角質細胞が落ちているかがわかる

ということで、いる部分の、
「角質細胞」は標準的な場合、「何層ぐらいで」できているのか・・・・
それがわかれば、平均14日で落ちるので、
単純に一日、どれくらいの細胞が落ちるのかがわかると思ったのです。
落ちる間隔が違ったとしても、一度にどれくらい落ちるかということを把握することは、
「角質ケア」のお手入れを考える上で、重要なポイントだと思いました。


ところが、角質層が何層ぐらいから成っているかという情報は、
3年前は、みつけることができませんでした。
改めて今、調べてみたらすぐに見つけることができました。
しかし、その値はソースによっては違っているのですが、
だいたい10から20層でできているらしいので、
仮に中央値の14~15層と考えるとわかりやすいです。
1日に1層、落ちている計算になります。


3年前は、とりあえず、角質が毎日、落ちているのか、
ある程度、まとまって「ごそっ」と落ちるのか、
それだけでもわかれば、角質ケアをどう取り入れたらいいか判断出来ると思いました。

「ハラリ」か「ごそっ」で
「ハラリ」なら、「角質ケア」は必要なし。
「ごそっ」なら、自分の「ごそっ」の周期に合わせケアすればいい? 

やっとわかったのが、角質は、正常な状態なら、「毎日落ちている」ということでした。
「ターンオーバーは常に行われているもの」で、毎日、毎日、薄い細胞が剥がれている。
まとまって落ちるわけではないということが、どこかに書かれているのをみつけました。


もし、まとまって落ちるのだとしたら、週1回、ジェルなどで角質ケアをすることに
意味があると思いました。
ところが、毎日少しずつ落ちる角質を、週1回、ケアをしていたら、
角質は、削ぎ落とされすぎてしまうと思ったのです。

実際に、肌はツルツルしたのですが、何か変・・・と感じていました。
14日間かけて、一枚ずつ(?)はがしていく角質を、
週1回、一気にまとめて落としてしまっていたわけです。

肌はツルツルするのに、なんだか、乾燥しているような、
なんだか薄くなって、キメがなくなっているような・・・
そんな感触と、一致していると思いました。

自然の状態なら、1週間かけて、一枚一枚落ちていくもの。
それを一気にむりやり引き剥がしているようなもの。
「角質層」がどんどん、薄い状態になってしまっているということに
気づかされたのでした。


そう、考えると、毎日、毎日、コットンでこすったとしたら・・・
肌はどういう状態になっていくのか・・・・と考えると・・・
コットンで、角質が上手に一層分だけ、うす~くはがせるなら、
自然な角質のターンオーバーと一致するので、問題はありません。

しかし、コットンで毎日こすっていたら、
平均、14層ぐらいしかない角質を、毎日、毎日、
こすり落としていることになってしまうのです。
落としすぎの状態になってもおかしくありません。
クレンジング、洗顔でも角質は落ちているわけです。

角質ケアというと、かかとの角質や、垢のようなものがポロポロと
落ちるイメージがあります。
ピーリングジェルなど、ポロポロと出てくるので、
あれが角質かに錯覚してしまいます。
しかし、角質細胞がとても小さいものだと理解していれば、
あのポロポロがどういうものかは想像できます。
その中に、一部角質が含まれていいますが、
いろんなものに覆われているということが理解できます。

日々のコットンによるケアは、目に見えない角質を除去しているわけですが、
皮膚の構造からわかるように、角質細胞のサイズから考えると、
いくら、そっと行ったとしても、毎日、繰り返していたら・・・・



■本当のターンオーバーは
ターンオーバーについてこんな記載がありました。
元気な美人の栄養学:表皮のしくみとターンオーバー
   →http://vitamin-ol.sblo.jp/article/29149848.html

以下引用
ーーーーーーーーーーーーーーーー
表皮では、基底層で分裂して表皮表面で脱落する、といったサイクルが、絶え間なくおこなわれているんです。
このサイクルはターンオーバーと呼ばれ、ひとつのサイクルは約28日といわれています。

28日周期といっても、ターンオーバーのプロセスは常に行われています。
たまに「素肌は28日周期で生まれ変わる」といったフレーズを見かけますが、これは誤解。
ターンオーバーは絶え間なく行われていますから、あえていうなら、「素肌は毎日生まれ変わっている」ということになりますね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「28日周期で生まれ変わる」というのはよく見るフレーズです。


この表現は、なんだか、28日たつと、これまでの細胞がごそっと全てが落ちて、
新しいものが出てきているような誤解を招く表現だと思います。

ターンオーバーは、角層が毎日、毎日一枚(?)ずつ剥がれています。
そして、最終的に剥がれるまでの日数が、生まれてから28日ということなのでした。


もしかすると、自分の肌は角質が溜まってしまっているから、
積極的におとさなければいけない・・・と考えている方もいらっしゃると思います。

情報元がわからなくなってしまったのですが、
普段、洗顔をし普通にお手入れしている人は、角質なんてたまらない。
と書かれていました。
角質ケアをしなくては・・・と考えるような美容意識の高い人、
普段、普通にお手入れをしている人なら、クレンジングや洗顔の摩擦でも、
角質は落ちているというのです。


角質がたまるというのは、よっぽどお風呂に入らないとか、
顔を洗わないとか、特殊環境下にないとできず、
積極的に落とすような角質にはならないのだと・・・・

角質ケアをしなくてはいけないと言うのは、
そういうアイテムを売るための理論なのだと・・・・


ということで、メーカーが角質ケアが大切と謳い、
毎日、毎日、コットンで角質ケアをすることを推奨していることは、
果たしてどうなのだろうか? というのが私の判断でした。

「ターンオーバー」という理論が、誤解を生む形て、伝えられていると私は感じました。
(ただ、これが正しいのかどうかはわかりませんが・・・・)

これまで信じてお手入れをしてきて、いきなりそんなことを言われて、
その理論に納得して受け入れられるものなのか。
あるいは、自分の選んだメーカーの理論をこれからも信じて行くか、選択は自由です。

ただ、毎日、コットンを使って角質ケアをすることが、
実際にどういうことがおきているのか、考えてみてもいいのではとも思います。

今回、改めて皮膚の構造とともに、皮膚の組織図とも照らして、
「角質ケア」というものが、どういうことなのかを理解しなおせた気がします。


■皮膚科医のおすすめ
皮膚科医に、コットン否定派が多いというのも、納得ができた気がします。
著書やメディアで活躍される方、ブログなどで持論を展開されている方。
メディアで活躍されている方は、自分がプロデュースした化粧品の販促という
理由もあると思っていたのですが、
やはり、医師としての知識がそうさせるのだと思いました。

また皮膚トラブルを扱う皮膚科医と、
正常な肌の人のスキンケアは違うという観点から、
トラブルを抱える皮膚科医は、コットン否定になるのかと思っていました。

肌のターンオーバーというメカニズムから考えてみても、
日々のコットンケアはあまりよくない。
というのが私の結論となりました。
もし、皮膚科医でコットンで使うことを許容している方がいらしたとしたら、
その皮膚科医は、私は信用しないと思います。

一方、美容皮膚科医さんが、角質ケアをおすすめしたり、ピーリングをおすすめしたり、
コットンを使ってデイリーケアをお勧めしても、
はいはい、どうぞご勝手に・・・・と、スルーしてしまえるのでした(笑)

皮膚の構造や生理を熟知している皮膚科医だからこそ、
コットン使いに否定的になる。
そんな私の中での、結論です。


毎日、コットンで肌をこすって(?)角質を落とすことによって、
今、女性の肌にどんなことが起きているか・・・
次の記事で紹介したいと思います。


【参考写真】
ターンオーバーを説明する場合、イラストが使われます。
そのイラストは、わかりやすくするために簡略化される場合もあれば、
よりリアルに見せようと描かれている場合もあります。

そんな模式図を、実際の皮膚の組織に当てはめてみると、断面はこんな感じになっています。

出典:元気な美人の栄養学 表皮のしくみとターンオーバーより
http://vitamin-ol.sblo.jp/article/29149848.html

「基底層」は、イラストでは直線的に描かれることが多いですが、
実際は、ぐにゃぐにゃしています。
「真皮」は薄いピンク、「有棘層」はピンクに、
「顆粒層」は赤っぽく染まり、実際にはとても薄い層であることもわかります。

イラストはイメージ図ですが、実際の皮膚ではそれぞれの層が、どれくらいの厚さなのか、
概略を知ってから、標本を見ると、皮膚がどのような構造になっているのか、
スケール感も含めて理解が深まると思います。

さらに、「顆粒層」はその名のとおり、細胞に顆粒(紫色の部分)があることがわかります。
「角質層」は、細胞の形が変わり偏平になっていて、紫色の球がありません。
角質層の細胞は、核がなくなり死んだ細胞と言われています。
紫色の球状のものが核なので、それも組織標本からは理解することができます。


以上のように、解説の図は、デフォルメされたものなので、
実際はどのようになっているかも、照らし合わせてみると、
自分の皮膚がどうなっていて、どこにどんなお手入れをしているかがわかり、
より理解を深めることができるかと思います。


このブログに関連付けられたワード

このブログを通報する

角質 カテゴリの最新ブログ

角質のブログをもっとみる