
こんばんは。
相変わらず、物を知らない私です。
今回は、エスカレーターの謎が解けてスッキリした! と、エスカレーターに乗る時は注意せねばならん! という2本立てでお届けいたします。
私が常日頃謎とする、エスカレーターはこちらです。
上りのエスカレーターですね。階段タイプではなく、スロープタイプのエスカレーターで、ショッピングカートごと移動が可能。
まぁ便利ですよね。
上りスロープだから、ショッピングカートが下がってこないように支えなければ! と思うところですが、ガッチリとスロープエスカレーターにフリーズ。
ショッピングカートのハンドルを手放しても転げ落ちてくることはありません。
どうしてっ!?
調べました。
スロープタイプのエスカレーターには、いくつか型があるようですが、大方は以下のカンジです。
ショッピングカートの車輪とスロープエスカレーター、両方に溝が刻まれている。↓ショッピングカートがスロープエスカレーターに進入。↓スロープエスカレーターの溝に、ショッピングカートの車輪の溝がガッチリとハマる。↓ハマったついでに、ショッピングカートの車輪付近にある、推定ブレーキが勝手にかかる。
という具合。
車輪付近を拡大します。
たしかに、溝同士が上手いこと噛み合い、車輪右に見える金属が、ブレーキらしき仕事をしているように見受けられます。
アナログだけど、素晴らしい!
これで私の謎が、またひとつ解けたワケですが。。。
ココでご注意いただきたいのは、ベルトコンベア式のスロープエスカレーターです。
恐ろしい目に遭ったのを思い出してしまいました。
昨年末にタイに行った時のことです。
タイのスワンナプーム空港は、大変きれいな空港で、スロープエスカレーターがベルトコンベア式です。
拾い物画像ですが、貼付します。これこれ。見るのもコワイ!ベルトコンベア部分が、ゴム(?)です。一応申し訳程度の、どちらかと言えば “ 模様寄り ” の溝はあります。
では、重い荷物を積んだツーリスト達の空港カートは、どうやってこのスロープエスカレーターを攻略するのか?
スワンナプーム空港で採用されている空港カートのブレーキは、ハンドルの下に大変細くて頼りない《握り》が付いています。手動のブレーキです。空港カートの動きを止めたければ、その《握り》をグーッと握る。握っている間は、当然カートの動きを固定できます。
このスロープエスカレーターに乗っている間は、自分でブレーキをかけ続けなければなりません。
普通じゃん?
って思うでしょう?
日本(羽田、成田のこと)とは違うんですよーっ!
羽田や成田の空港カートは、ハンドルを下方に押さえつけないと動きませんよね。常時ブレーキがかかっている状態で、使用時は手動で【ブレーキ解除】が必要なのです。この方が絶対に安全だと思います!
スワンナプームの空港カートのブレーキは、ハンドルと《握り》の幅が広くてかけにくいし、効き辛いのです!
昨年末、私は飛行機を降りてからトランクとキャディーバッグをピック、空港カートに乗せてスロープエスカレーター(上り)に乗りました。
キャディーバッグの積み方が良くなかったのか、距離があるスロープエスカレーターの中盤でバランスを崩し、キャディーバッグが空港カートから転がり落ちました。それに当たったブレーキ弱な空港カートは、進路に対して斜めに。トランクは半落ち、私は大慌て、空港カートはもはや制御不能、スネや足にトランクがボコボコ当たって痛い!でも、雪崩る荷物全体を受け止めないと、後方の人にご迷惑をかけてしまう!
という、恥ずかしくも危険な状態に陥りました。
その頃、彼は何をしていたのか。
彼は彼で荷物を持ち、スロープエスカレーターの私よりもはるか前方に乗っていたのです。
彼は、私がそんな惨事に見舞われていることに全く気付いていませんでした。
その時は、私の背後にいたタイ人男性が助けてくださって、心からコップンマーカー。
もしも私ひとりだったら、そのままスロープエスカレーターの終点をむかえ、大きなトランク、キャディーバッグ、空港カートがガシャガシャに詰まっていたでしょう。ゴルフクラブも曲がって使い物にならなかったかも。スロープエスカレーターを停止させる事態になっていたと予想します。
今度同様の事が起こったら、最悪は荷物を放置して逆走するのが最良なのかどうかは判断が難しいところです。
今更教訓。
空港カートに積む荷物は、ジェンガ並みにバランスを考慮しながら積むべし。


