194views

第二話 ナノコスメを知る 秘話11

第二話 ナノコスメを知る 秘話11



第二話 ナノコスメを知る 秘話10の続きです。



さて、前回は、

『水は生体内に浸透するか???』

といった質問をして終わりましたね。



「もしも水分がバリアを突破し、

 カンタンに皮膚内に浸透するなら・・・」



このブログや講座などで

たびたび登場するセリフです。



お風呂に入ったら・・・

プールや海で泳いだら・・・



ブクブクに水膨れになって、太ってしまいますっ!!!



「お風呂に入って体重が増えた・・・;」

なんてお話は聞いた事がありませんね



という事で

外から与えた水が角質層のバリアを突破し

皮膚内に浸透なんてするわけはありません。



その訳は???



それは

前回の記事の

2.の『生体親和性の条件』に

合致していないからです。



このお話をすると、皆さんは意外!とよく思われるようですが

皮膚のバリア、さらには皮膚構造そのものでさえも

実は大変疎水的(水を受け入れない)で

カンタンに言うと、非常に油性な性質なんですね。



ですので、基本的には

水性成分は受け入れにくい構造になっています。



つまり、皮膚のコンディションにとって

水分・保湿は非常に重要な要素なのですが

いざ皮膚に水分を供給しようとすると

それは非常に困難な課題で

普通に水分を外から与えても

すぐに蒸発してしまって

それは全くの無意味だという事です。



この基本原則を外して、皮膚の生理は語れません。



という事で

前回の記事に書いた

1.2.の条件は両方ともにクリアしなければ

進入できないという最たる例ですね。





余談だけで、本日は終わってしまいそうですが

成分の皮膚内浸透を議論する時

まずはこれらの条件をクリアしているどうか

せめて最低限この程度は

きちんと考察する事が評価の第一段階という事です。



ここから先のステップとして

この先どこまで生体内に導入されていくかは

薬学と医学の世界になりますので

私では判断はできない、という事になります。



*



さてさて、次回は、

微粒子酸化チタンが皮膚内浸透をするために

まずこの第一段階の条件を満たしているかどうかを

分かりやすく一つずつみてゆくことにしましょう!



続く・・・





★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★

ブログランキングに参加中!

皆様の応援が記事の更新を後押ししていますので、ぜひクリックをお願いします!

「Ctrl+クリック」で全部ポチッと。。。



☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆













mixiチェック





















Last updated
2012/04/18 03:13:40 PM

コメント(0)
|
コメントを書く

ブログを見る

このブログに関連付けられたワード

このブログを通報する

コメント(0件)

カテゴリなし カテゴリの最新ブログ

カテゴリなしのブログをもっとみる

投稿ブログランキング

投稿ブログランキングをみる

編集部イチオシ!

HOTタグ

ブランドファンクラブ限定プレゼント

【毎月 1・9・17・24日 開催!】

(応募受付:6/24~6/30)

プレゼントをもっとみる