翌日の結果が悪くなってしまったのですが、
2日目で劇的改善という結果がでました。
この現象について、BAさんから伺ったお話は・・・・
■一次的な悪化
デトックス作用のあるエステなので、
悪いものが出て、一次的に悪くなるような状況がおきるという説明がありました。
実際にスタッフさんの中にも、一次的に悪くなってから、
よい方向に向かった例もあるようなことをお話されていました。
これ「好転反応」のことを言っているのだと思います。
この「好転反応」って曲者で、いろいろ捉え方はあると思うのですが・・・・
一概に否定はできませんが、個人的にこの理論を持ち出すところというのは、
私はあまり信用してません。
東洋医学的な考え方で、それが経験的に用いられる場合と、
都合よく利用されてしまう場合があるように思います。
医学の進歩に・・・と言いながら、資生堂って
やっぱり、そういうことを持ち出してくるんだ・・・と思ってしまいました。
コラーゲンを全面に打ち出したり、セルライトに効くと言ってみたり、
好転反応のような理論を持ってきたり・・・
○危険!好転反応は嘘?消費者庁が注意喚起!
東洋医学系の商品やサービスにおいて使われる言葉ですが、その内容について科学的根拠はなく、日本医学会監修の医学用語辞典には掲載されていないそうです。
且つ、私は好転反応の科学的根拠が明確になっていないのでお客様に好転反応です、などとの説明はしておりません。損傷するべくしてしているので仕方ないとは言いますが、それが好転反応というありそうでよくわからない用語は使いません。
そして、現状この好転反応という言葉が、セールス用語として使われる事によって問題が起こっているということなのです。
『好転反応』という用語は健康増進法や、薬事法で禁止されているのですがご存知でしたか?
使われているのは恐らくお客さんと商品・サービス提供者との会話での中でしょう。形に残らない状態で使われる用語だからこそ問題なのですね。
お医者様から『好転反応』という言葉を使われた事はありますか?少なくとも私は今までありません。
お医者様は基本的にお薬を処方するさい、効果と副作用に関する説明をして下さいますが、好転反応の説明はされません。当然です。お医者様のインフォームドコンセントの概要にそんな言葉が載っていないからです。↑このような記事があります。
その言葉を恥ずかしげもなく使うなんて「だめよぉ、ダメダメ!」ですよ、ホント。
好転反応の真偽のほどはわかりませんし、東洋医学で言われる好転反応を否定もしませんが、その真偽をしっかりと知らない一般人が語るのはダメですし、信用に値しないと考えています。
注:ちなみにクレドポーボーテでは「好転反応」という言葉を使われてはいません。
しかしそれと同様の理論を持ち込むというのは、
「そんな理論を持ち込んだら、ダメでしょ・・・」と言いたくなります。
化粧品は医薬品ではありませんが、医学の進歩を匂わせながら、
医学的でない理論で解説してしまうのは、
その会社の方針を疑ってしまうわけです。
東洋医学における、古くから言われている好転反応に対しては私も否定しません。
しかし、エステという場で使われるのは、好ましくないと考えます。
都合のよい理論で利用者を納得させている・・・と思ってしまうのでした。
■施術前と施術後の比較に対する考え方
今回、エステの効果を比べる上で、
施術者、責任者の方が言われたことで疑問を感じてしまったことがあります。
エステの前の肌診断は、「キメ」しか測定しませんが、
その前に測定しているデータがありますので、それを参考に、
効果を比較してしていただけますので・・・と言われました。
え? そんなタイムラグのあるデータを比較してもなんの意味もないと思うのですが・・・
エステを受ける前の肌診断測定って、いつ測ったか、人によって随分違うはず。
1ヶ月前の人もいれば、数ヶ月前の人も、あるいは、2週間前の人だって・・・・
そのデータを、エステ後の効果を見るための
比較対称のデータとして、捉えてしまうというのは・・・・
おかしいと思ってそのことを責任者の方にもお話したのですが、
同じように捉えていらしゃいました。
肌が日々、変化していて、ちょっとした刺激で変化することは、
お客さんの肌を毎日見ていれば、当然、ご存知のはずです。
それなのに、数週間、あるいは数ヶ月前に測定した結果を、
エステ前の比較データと考えればよいと、責任者の方まで言ってしまうのは、
基本的なものの考え方を、研修などを通して、身につけることができていない会社だと
感じてしまいました。
ちなみに、言われたとおりエステの前に測定したデータと比較すればいいというので、
比較してみました。
私の場合は、1ヶ月半前に測定しています。


「青」がエステ後
「赤」が1ヶ月半前の診断結果です。
若干ですが、「青」のエステ後がよくなっています。
これを持って、エステの効果があったと判断していいということでしょうか?
■資生堂の肌診断の問題(?)
ところで、エステの効果を測定する上で、
資生堂の肌診断機やデータの判断の方法に問題があるような気がしてなりません。
データの読み取り方について、
今回、初めてBAさんから、ランクで見るのではなく、
四角の形のバランスで見るという説明を受けました。
私自身は、勝手に四角形のバランスで判断するものと思っていたのですが、
これまで、バランスの方がポイントと説明された方がいらっしゃいませんでした。
A~Fのランクでもなく、四角形の大きさでもなく、形が大切だと・・・
ランクが低くても、ある程度、バランスがよければ、それはOK
SK2の五角形の判定やエストの八角形など、
どこのメーカーでも、バランスで見るということを言われています。
そこに、ランクという指標を他社は入れていません。
ところが、資生堂は最終的にランクが総合判断となるので、
自分の肌を格付けされたような錯覚を起こしてしまいます。
女性の微妙な心理を汲み取れていない・・・・って(笑)
そういう意味でも、肌診断評価の設計が好ましくないと思っていました。
しかも、「A」は出にくい・・・・とか(笑)
判断基準となるデータ処理をどのように行ったのでしょうか?
東芝の機械と伺い、機械が不調で見てもらうとおっしゃっていたので、
利用者が診断を受けて感じていることを、伝えて欲しい・・・と思ってしまいました。
BAさんたちの役割としても、
「ランクは気にしなくていいですよ。大切なのはバランス」
という、グラフの読み方を説明することも必要なのでは・・・
まだ、利用が浅いため、たまたまそういう話が出なかっただけかもしれませんが・・・・