ダイエット中、パンをどうしても食べたい場合の対処法
ダイエット中だけど…パン好きならつい食べたくなってしまいますよね。自分にセーブをかけたい、食べ過ぎないためには、パンが体に及ぼす影響などのマイナス面を最低限知っておくと効果的です。また、どうしても食べたい際は、極力体に負担がかからないパンを選ぶことも重要!ここではパンが体に及ぼす影響等の基礎知識と、ダイエット中でも食べてもOKなパンをまとめました。

パンを食べることで体に起こる変化は?ダイエットに不向きな理由
1. パンを食べることで体に及ぼすリスクと変化
まずパンがカラダに及ぼす影響は、
「急激な血糖値上昇=肥満や生活習慣病のリスク上昇」
です。
パンは手軽に美味しく食べられる主食として人気ですが、体に対しては決して良いとは言えません。パンは消化スピードが速く、急激に血糖値を上げてしまうからです。
血糖値の上昇はインスリンの過剰に分泌につながり、糖分を体内に溜め込むように働くことから、やがて肥満を招き、最終的には深刻な生活習慣病に繋がる可能性があることを知っておきましょう。
2. パンがダイエットに不向きな理由は?
パンがダイエットに不向きな理由は…
・糖質・脂質過多になりやすいため
・早食いになりやすいため
の2点が挙げられます。
繰り返しますが、パンがダイエットに不向きな理由としては、1.に示した血糖値の上昇の面だけでなく、脂質と糖質の過剰摂取と早食いも挙げられます。
パンが、糖質・脂質過多になりやすい理由として、ほとんどのパンは、製造過程に大量のバターや砂糖を練り込み、さらに食べるときにもバターを塗り、ジャムやチーズで味付けするのが一般的です。
つまり、糖質・脂質を多く含むため、少量でも非常に高カロリーとなります。さらに揚げ物を挟んだ調理パンは、ダイエットには絶対NGです。
また、柔らかいパンは食べやすいため、どうしても短時間で食べてしまいます。早食いになると満腹感を得るまでに時間がかかり、結果、多くの量を食べてしまうことから、やはりパン全般はダイエットに不向きという結論です。
▼ご飯と比べてどうなの?
一方、ご飯は消化吸収に時間がかかるために血糖値が急激に上がることはなく、且つ炊き上がるまでに、脂質や糖質を加えることもないため、血糖値上昇面では、ご飯を主食として選択した方が良いでしょう。
ただし、ご飯は糖質が多く含まれるため、食べ過ぎないことが重要です。さらに、付け合わせるおかずによっては高カロリーとなりやすく、丼ぶりもの等は、早食いにも繋がるため、パン同様、注意が必要です。
パンがダイエットに向かない食材として、ご理解いただけたところで、とはいえ、パンを食べないことでストレスを溜めてしまうのは本末転倒。ダイエット中にOKなパンをご紹介します。
太りにくい!ダイエット中におすすめのパン
我慢というストレスは、ダイエット失敗の引き金にもなるので、やはり食べたいときには食べる!というバランス感覚もダイエット中には非常に重要です。
ここでは、ダイエット中に向いている”太りにくいパン”をご紹介します。
<ダイエット中におすすめのパン>
① ライ麦パン
ライ麦パンは、脂質をエネルギーに変える作用があるビタミンB1を食パンの2.5倍、B2を2倍も含んでいるため、ダイエット中に最適のパン。
美味しくパンを食べながらも、脂質の蓄積を防ぐことができるのが魅力。さらには、ミネラルや食物繊維、タンパク質も豊富なため、美容や健康維持にも常備しておきたいパンと言えるでしょう。温めるだけで香ばしさが増すため、何もつけずに食べても美味しいのも魅力です。
② フランスパン
フランスパンは固いため、しっかりと噛まずには食べることができない点がダイエットには有利に。しっかり噛むことで満腹感を得やすくなり、早食い防止に繋がります。
さらに血糖値を上げる成分の一つであるグルテンの量が少ないため、近年では「グルテンフリーダイエット」に最適な食材としても注目されています。
③ ベーグル
「茹でる」という一風変わった調理方法によって、独特の食感とずっしり感が得られるベーグル。軽さがないため、単体で食べても満腹感を得やすいことがダイエットには最適。
また、バターやマーガリンを使わずに作られるため、余分な糖質や脂質を摂ってしまう心配もありません。
基本的にダイエットには不向きなパンですが、実はすべてのパンがNGというわけではありません。パンを食べたいときには、ライ麦パン・フランスパン・ベーグルのいずれかを選ぶことをおすすめします。
ただし、高カロリーな揚げ物などをトッピングするのは本末転倒。食べにくい場合は、フレッシュな野菜やフルーツを挟む工夫をして、ストレスフリーなダイエットライフを過ごしましょう。