
今回参加したのは、チャリティイベントを通じて少しでもシリアの人々のことを学びたかったからでありました。
シリアと言えば、数々の恐ろしい出来事をニュースで知るようになり、現在はとても危険な国であると感じておりますが、実際にどのような国で、どのような人々がいて、実際は何が起こっているのか。
もちろん一度イベントに参加しただけで分かるわけではありませんが、自分の中でもう少し考えることにつながればという思いでの参加です。
現在、国民の半数以上が家を失い、世界最大の難民発生国と言われるシリア。
その生活は死とも隣り合わせで、たくさんの人々が家族や友人を亡くし、そして心や体の傷とともに今日を生きています。
『危ない国』というイメージが強くなったことから、シリア人であるということを隠さなくてはいけない現実があったり、難民となっても、法律上仕事ができないことから時とともに経済的に限界がせまり、未来への不安を抱える人々。子どもたちは十分に学校に通えないことから学びにもばらつきが生まれ学力の大きな低下が不安視されます。
映画の中で見た世界は、シリアの現状のほんの一部。
それでもそのなかには多くの問題が溢れ、ただ漠然とその現実に驚かされた今回のシリア映画。
『平和』と言うものは何なのか。。。
映画の中でこんな言葉がありました。
『平和を失うまで平和とは何か分からない。』
愛する家族がいて、友人がいて、そこに笑顔が溢れ、自分が自分らしくいられるそんな幸せな世界。
そんな私たちの生活でも身近な日常の幸せがある世界が『平和』であり、私たちの幸せも『平和』があってこそ全てが成り立っていて、その『平和』を失うことは、その全てを失うことにもつながるということ。
『平和』と言うものは当たり前ではなく、ずーっと守っていかなくてはいけないものでもある。
『平和』な世界にいるからこそ、意識して『平和』を考えることはとっても大切であると感じます。
シリアでは『ジャスミン』が日本の『桜』のような存在。
いまではなかなかゆっくりジャスミンを楽しめる状態ではないシリアの人々の生活ですが、いつかまた美しいジャスミンを楽しめる日がすこしでも早く訪れることを願って。
シリア緊急基金
http://www.careintjp.org/news/a/PR_on_Syrian_boys.html
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