ジカ熱やデモなど心配なニュースもあるなか、いよいよ目前となったカーニバルでブラジル全土が盛り上がっている様子も出ていました。
カーニバルと言えばリオが有名ですが、実はこの時期ブラジル各地でお祭りが開催されます。
なかでも三大カーニバルと言われているのが、南米最大の都市・サンパウロ、ブラジル最初の首都・サルバドール、そして最も有名なリオ・デ・ジャネイロで開催されるカーニバルです。
今日はなかでも有名なリオのカーニバルについてのお話をしたいと思います。

私がリオのカーニバルを見に行ったのは去年ですが、毎年この時期のリオは大賑わい!
世界一有名なカーニバルを一目見ようと、リオには世界中から観光客が集まってくるそうです。
観光客の多いコパカバーナビーチ沿いの通りを歩いていると、昼間から仮装集団と遭遇します。地元民や観光客が仮装した状態でビーチ沿いや街中をウロウロしていて、普通に道を歩いているだけでも非日常感を味わえます。
水着代わりにオムツを履いた若者たち、女装した男性グループ、人気のディズニーキャラのコスチューム姿の人々など、仮装の種類も様々です。

晴れ渡った良い天気の日は、ビーチで思い切り遊んだり、街中でショッピングを楽しんだりしたくなりますよね♪
でも本番のカーニバルが始まるのは夜遅く。しかもなんだかんだで定刻通りには開始しないので、夜10時頃スタートと考えた方がよいでしょう。開始時刻が遅めな上、パレード自体は明け方まで延々と続くので、最後まで見ようと思ったら体力勝負!昼間はホテルでゆっくり過ごして力をセーブしておくのがオススメです。
ちなみにリオのカーニバルは日本のお祭りの様に街中で行われるのではなく、サンボドロモという専用のスタジアム内で行われます。そして各サンバチームがそれぞれ異なったテーマの巨大な山車を率いて踊りながらパレードし、山車の華やかさや踊りの美しさなどを競い合います。
意外と知られていないことですが、リオのカーニバルは立派な競技なのです!(だから当然、高額の観戦チケットを購入する必要もあります★)


しかもこの時期のリオは毎年雨が降るので、みんなカッパを着ています。会場の外ではぼったくり料金でカッパを売ってくる人もいるので、日本から観光に行く方は100均のもので良いので持参していくことをオススメします。
ところで、カーニバルといえば皆さんは下の写真のような華やかな衣装をイメージしているかもしれません。
でも実際にはいわゆる「サンバ」の衣装を着て「サンバ」のステップを踏むのは、各チームともほんの数名だけでした。

その他のサンバチームのメンバーはおそろいの衣装を着て、簡単な動きを繰り返すだけのようです。


ただしパレードの道のりは長く、その最中は笑顔をふりまき続け、重たい衣装を着た状態で、全身を使って踊り続けなければなりません。
1時間近くにわたるこの苦行に耐えてでも「私は本場・リオのカーニバルで踊ったことがあるのよ!」という人生のネタを作りたい方には、是非とも参加をオススメしたいです。
余談ですが、サンパウロでもリオと同じようにスタジアムで観戦するタイプのカーニバルとなっています。こちらのほうが直前でも良い席のチケットが取りやすく、ギリギリで申し込んだのに雨のかからないVIP席が比較的リーズナブルな価格で取れて、踊っている人たちを間近で見られたというお友達の話も聞きました。
「カーニバル=リオ」のイメージが強いですが、こだわりがないのならサンパウロでカーニバルを見学したほうが合理的で満足度が高いかもしれません。
ちなみに私はリオで立見席しか取れず、雨にずぶ濡れ状態で人ごみに絶えず押されたり引っ張られたりして、「早く終わってくれ~」「温かい部屋に帰りたいよ~」と呻いていました笑。でも「せっかく本場のカーニバルに来たんだから最後まで満喫しないと勿体ない」という思いもあり、数時間はなんとか耐えました(´ω`;)
皆さまだったら、どちらのカーニバルに参加したいですか(^^)?
私は未だに正解が分かりません笑。
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