皆さんこんにちは。しばらくご無沙汰しておりました。
早いものでもうすぐ7月ですね。いかがお過ごしですか?
今年も七夕の季節が来ます。

松本地方の七夕は「七夕人形」という人形を軒に吊るす風習があります。

一般的なのは紙製や木製の人形に着物を作って着せる「着物かけ」で
かつては母親が厄払いした着物を子供に着せたとうことですが

…こういった木製のお人形です。
女の子が生まれると初めての七夕にお祝いとして実家から贈ることもあります。

…浴衣を着させます。


わたしが子供の頃、子どもの浴衣を着させた織姫と彦星の人形を家の軒に吊して
その下には
キュウリなど夏の野菜とホウトウ(小麦で作られ『たきしめん』に似た麺)に
餡ときな粉を絡めたものをお供えしてきました。

松本周辺に江戸時代から残っている珍しい風習ということですが
松本の人たちが昔から伝統を今に伝えてきたのですね。
若い世代には知らない人も多くなっていると思いますし
松本の歴史を感じるものの一つとして大切にしたてゆきたいと思います。
江戸時代中期から末期にかけて
すでに、七夕人形を飾る習俗のあったことが文献に残されているそうなんですよ。
縁側には、星に捧げるお神酒や団子などのお供え物がおかれ
軒先に七夕人形が吊り下げられていたようです。

願い事や『天の川』『彦星』『おりひめ』などと書いた短冊を
笹や竹に美しく飾ると共に
男女一対の木製や和紙製で造られた七夕人形を軒下につるしてお祝いしてきたんですね。
皆さんは今年はどんな願いことをしますか?
…画像はお借りしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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