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PMSのイライラと甘い物の関連性

PMSのイライラと甘い物の関連性


こんにちは! PMSマニア編集部の管理栄養士石川です。
今日の話題は前回の続きで、イライラに関するお話です。
前回の記事はこちら
http://pms-mania.com/archives/1211/




前回、炭水化物の不足がイライラを招くというお話をしましたが、今回は皆さんがお好きな、甘い物とイライラのお話。

■PMS(月経前症候群)と甘い物
PMS(月経前症候群)の期間に、無性に砂糖などの甘い物を食べたくなることはありませんか?それは、PMS(月経前症候群)によるストレスが関係しています。
脳は、本能的にストレスから逃れる方法として甘い物を食べ、脳内物質を作りだそうとします。この脳内物質は、ドーパミンのことを言います。ドーパミンは快楽ホルモンとも呼ばれ、「幸福感」を引き起こす物質です。通常は楽しいこと・嬉しいことがあった時に分泌されますが、砂糖を摂ることで簡単に大量のドーパミンが分泌される為、この快感を味わいたくてまた甘い物を食べたくなってしまいます。また、砂糖には中毒性があります。そのため、一度食べると、また甘い物を食べたくなってしまうのです。

■イライラと甘い物
長時間炭水化物を摂らないでいると、血糖値が下がります。人間が生命を維持するためには、血糖値が一定でなければならないと言うことを前回お伝えしました。甘い物でも、血糖値を上げます。しかし、急激に上昇させます。そうすると膵臓から血糖値を下げるインシュリンというホルモンが分泌され、血糖値が下がります。しかし甘いものは一時的に血糖値を上昇しても、下降するのも早くすぐに血糖値が下がってしまいます。そうして、また甘い物を食べると血糖値が上がります。そうするとまたインシュリンが分泌され…というようなサイクルに陥ります。

甘い物を頻繁に食べていると、身体は常にインスリンが分泌されている状態になります。この状態が長く続くと、甘い物を摂らない限り、血糖値は常に低下した状態になります。こうなると血液中のブドウ糖濃度が低い「低血糖」となり、めまい、ふらつきが起こるようになってしまいます。そして、血糖値を上げる作用があるアドレナリンが出始めたころにイライラやキレやすい状態になってしまいます。

■甘い物に頼らないように
みなさん、PMS(月経前症候群)になるとストレスを感じると思いますが、軽い運動やカラオケに行く、映画を観るなど、甘い物に頼らずドーパミンを分泌しストレス解消をしてみてください。また、前回もお伝えしましたが炭水化物を3時間ごとに少量ずつ食べることや食事自体をしっかり摂ることも大切です。そしてどうしても甘い物を食べたくなったらナッツやドライフルーツなどを少量だけ食べることもおすすめです。


参考資料
「なぜ甘いものがやめられないのか?」内科医による健康創造BLOG
http://ameblo.jp/lisalisanet/entry-10820566950.html
(2015-05-27)

産婦人科医きゅーさんが伝えたいこと
http://ameblo.jp/kyusan0225/entry-11258266974.html
(2015-05-27)

「甘いものでも血糖値は上がりますよね?」 お月さまのごきげん
http://homepage2.nifty.com/maika_/cope/index.htm
 (2015-05-27)

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