LES EXCLUSIFS DE CHANEL~レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネルのコレクションからなんとコフレが☆
昨年も記事にしましたが、レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネルは限られた店舗でしか出会えない、シャネルの香り最高峰のシリーズ。
マドモアゼル シャネルの人生のあらゆる瞬間、思い出をギュッと詰め込んだ香りは、愛した人、もの、場所・・・香りをストーリーで楽しめるようになってるんです。
レ ゼクスクルジフは調合を明かされておらず、ちらっとこんなのが入ってるみたいなお話を聞くことはできるのですが、謎めいているところも魅力のひとつです。
みんなは私の前にはあらゆる幸運の扉が開かれていたと思い込んでるけど、私が扉を押したのよ。
シャネルの名言ですが、彼女のエスプリの詰まった香りを鎧のように纏い、もっともっと強い女性になりたい。
レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル コフレ
36,000円昨年春に、私が手に入れたのはガーデニア オードゥ トワレット。
通常200mlで33,000円で販売されていて手が届かない・・・と思っていたところ、75mlが限定発売されたので購入することができました。
その後、昨年秋かな、今度はEDTがEDPに生まれ変わり、現在75mlが25,000円 、200mlが46,000円で販売されてます。
※オードゥ コローニュのみEDTのまま。その理由は後ほど。
コフレは新作ボーイを除く、全てのコレクションはコンプできるという贅沢なもの。
ひとつ4mlでこの価格なので、うーんとちょっと考えてしまいましたが、接客してくださった方の説明が素晴らしかったし、実は秋からお気に入りの1本を探していて、ペンハリガンのポートレイトコレクションからひとつ買いたいなと思っていたのですが、
フレグランス入門~シヤージュの旅へ
75mlで3万超え!!
私には高級すぎるし、飽きないで使える自信もないし、だったら色々な香りが楽しめる方が私には合ってるのではないかと。
サンプルも数が少なくてなかなかいただけないんですよね。
でも香りってやっぱり肌に合わせて色々なシーンで使ってみないと分からないので、思い切りました。
以下、昨年の記事から引っ張ってきましたが、新しい情報も加えて備忘録として残したいと思います。
シャネルがもっと好きになる、素敵なストーリーです。
シャネルはファッションデザイナーとしては初めて香りで大成功し、世界一お金持ちの女になったことは有名な話。
嗅覚も人並み外れていたようですが、イメージを形にするこだわりも知れば知るほどものすごくて。
シャネルは数少ない、専属の調香師を抱えている会社のひとつだそう。
N°5が発売されて以降、わずか4人しかいないんです。
初代が、N°5を調香したエルネスト・ボー。
当時では画期的だった合成香料アルデヒドを使ったことは有名ですよね。
シャネルに使われている天然香料は最高級のもので、専用のお花畑まで持っていると
調べたところ分かったのですが、なぜ合成香料を使ったのか。
当時の香りは、花の香りそのままの、シャネルに言わせると退屈な香り。
シャネルが求めたのは抽象的な香りでした。
どの花の香りも特定できない、抽象化した香りを作りだすためにアルデヒドが不可欠だったという話です。
シャネルの N°5はあまりにも有名で、神話化された香りの背景やイメージに憧れて攻略したくなる方も多いのですよね。
私もその一人です。
モンローの有名な、寝るときはN°5、のセリフの真相は謎に包まれてましたが、2012年10月、シャネル社で公開したモンローの肉声テープにより、それが事実であることが分かりました。
N°5は1921年に誕生して、いまだナンバーワンの座を譲りません。
※時代遅れの香りと酷評された時期もあったようですが、トップの座に再び返り咲いています。
私はN°5には一度敗れて、シャネルの香りをまともに纏えたのはアリュールが最初でした。
当時学生だったのでまだ背伸びしてる感があったのですが、ココ・マドモアゼルの登場で一気に身近な存在に。
ココマドは大学生がつけるにはちょうどいい香りといいますか、年齢と香りが初めてマッチした記憶があります。
とても嬉しかった。
この、アリュールやココ・マドモアゼルを作ったのが3代目のジャック・ポルジュ。
LES EXCLUSIFS DE CHANELは、ほとんどがこのジャック・ポルジュと初代エルネスト・ボーの香りで構成されています。
ちなみに2代目はアンリ・ロベール。 代表的な香りは、N°19、クリスタル、シャネル・プール・ムッシュ。
そして4代目がオリヴィエ・ポルジュ。
そう、3代目の息子さんです。
チャンス4番目の香りとなるチャンス オー ヴィーヴ オードゥ トワレットを作りました。
チャンス自体は、2003年、お父さんのジャック・ポルジュが手掛けています。
若くしてシャネルの専属に選ばれた、ということで大変話題になったそうですが、ミシア、
LES EXCLUSIFS DE CHANELの15番目の香り、そして最新のボーイを作ったのも彼。
では香りのストーリーへ。
★シャネル N°22 オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
肌の香り
もしかしたらN°5ではなく、こちらが世界的に有名な香りになっていたかもしれないという1922年に生まれたフレグランス。
N°5は数ある試作品の中から、最初のグループに1~5、次のグループに20~24の番号をふって、シャネルがその最初のグループから選んだボトルがN°5。
22がその次のグループの数字なのか、1922年の22なのか、両方なのかは分りませんがN°5とN°22、どちらを先に出すか最後まで迷って、N°5を先に出したというお話です。
もうひとつのN°5といわれるように、クラシカルで女性らしい香り。
チュベローズが引き立つ純白の花々のブーケに、アルデヒドがアクセント。
シャネルいわく「真の女性らしさを表現した香り」。
若い女性の肌をイメージしたパウダリーな香調は、乾いた空気の中で素敵に香るということで、日本では秋冬向きかな。
ちなみにN°5は当時愛した、ディミトリー大公の腕の中の香り。
★ガーデニア オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
ファンタジーに満ちたクリエイション
一番人気、そして認知度もおそらく一番高い香り。
今回お話を伺ったBAさんは、日本に入ってくる前、海外で手に入れたお客さんがみな素晴らしい香りと絶賛するので、一体どんな香りなの?と憧れと妄想が膨らんだそうです。
この道20年以上!みたいなベテランのBAさんでも、試香する機会がなかなか訪れなかったというのは驚きました。
シャネルのアイコン、カメリアは彼女が愛した花としてよく知られています。
最愛の恋人、アーサー・カペルが贈った花としても知られていますが、素敵なエピソードがあるので加えますね。
シャネルのイメージは自立した女性(帽子屋を出すときなど資金の援助を受けてますがのちに全額返済しています)ですが、唯一残っているおねだりエピソードが花を贈って。
カペルはそのおねだりを受け、30分おきに2日間にも渡って花を贈り続けたそう。
で、このカメリア。香りがないので、このカメリアにとてもよく似た白い花、ガーデニアの芳香をフレグランスにクリエイエイションしたのがこちらの香り。
爽やかなグリーンノート、まろやかなクリーミーノート、そしてファンタジックな余韻。
ジャスミンやイランイランなどは精神を落ち着かせる効果もあるので、昨年はお風呂にスプレーという贅沢な使い方も教わりました。
★ボワ デ ジル オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
旅への誘い
こちら私には濃厚で、上級者向けの香りという印象。
1926年、パリの人々がアフリカに憧れるエキゾチズムのブームがあったそうで、初代のエルネスト・ボーがつくった、オリエンタルノートが特徴のウッディな香り。
貴重なサンダルウッドやヴェチヴァー、物憂げに咲き乱れるコモロ産 イランイランをトンカビーンやヴァニラが包み込む、ミステリアスで官能的な香り。
★キュイール ドゥ ルシー オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
皇帝の香り
皇帝の調香師だったエルネスト・ボーと出会い、ボワ デ ジルと同年に作られた香り。
レザーが香る、シャネルには珍しい香りだと思いました。
こちらもオリエンタル。
バルサムのムスキーな香り、エキゾチックなジャスミン、そしてバーチ。
タバコや干し草、燻した木の、スモーキーでミステリアスな香りと聞くと乾いた男性的な
感じがしますが、どこかエレガントで温かみと甘さも感じる香りでした。
★オードゥ コローニュ オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
極上のオードゥ コローニュ
シャネルらしからぬ、いい意味で非常に纏いやすい香り。
1929年のシャネルのカタログにも掲載されていて、18世紀には肌に浴びて使用する特別な水として普及していたそうですが、こちらは3代目のジャック・ポルジュにより新たに生まれ変わった香りです。
15種の中で一番軽い香りで男性にも使いやすそう。
最高級のマンダリンとベルガモット、ネロリが使用されていて、ほんのりフローラルも香り癒されます。
オーデコロンはナポレオンが常用していたことで有名で、この香りもそのイメージだとBAさんおっしゃってました。ナポレオンは大の香り好きで柑橘系がお好みだったらしく、それこそ水を浴びるように纏っていたそう。奥さんとは香りの好みも正反対だったとか。
★31 リュ カンボン オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
クチュール フレグランス
カンボン通り31番地は、ココ シャネルの世界の中心地。
シャネルがもっとも多くの時間を過ごした場所で、彼女が自宅代わりにしていたホテルリッツから、カンボン通りは彼女の残り香が漂っていた、なんてエピソードまであります。
シャネル スタイルの真髄、シャネルに憧れるならば、攻略したい香りですね。
バロック様式と究極のミニマリズム、相反する価値観をひとつの香りに調和。
シプレノート。
★シャネル N°18 オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
ファイン ジュエリー フレグランス
ヴァンドーム広場18番地。
シャネルが足跡を刻んだ場所。
ダイヤモンドをイメージした、オリエンタルなタッチで奏でられるウッディ フルーティー
の香り。
稀少なアンブレット シートを贅沢に使用。
★コロマンデル オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
インスピレーションの香り
シャネルのお気に入りだった、中国の屏風コロマンデル。
「初めて見たときは幸福で気絶しそうだったわよ」とまで言わせた、漆・螺鈿工芸の屏風は30双以上も所有していたそう。
フランキンセンス、ベンゾイン、そしてパチュリによる贅沢な調香。
力強いオリエンタル ウッディ フレグランス、そこへアンバー ビブラート ノートが広がる。
★ベル レスピロ オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
草原の香り
シャネルが1920年に購入したという別荘ベル レスピロは、心休まる楽園だったとか。
アーサー・カペルを失った悲しみを癒した場所でもあります。
芝生、刈りたての葉、軽やかな風。 春そのものを繊細に表現した香りということで、
最初の印象はなんて青いんだ・・・(笑)!
でも時間をおくと、高原でリフレッシュしているような気分になってきて・・・癒され
ます。
アロマっぽい香りが好みの方の方にはお勧めです。私は好きな香り。
★28 ラ パウザ オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
たぐいまれな香り
1928年、シャネルが南フランスに建てた別荘のイメージ。
シンプルでいてラグジュアリー。
ジャック・ポルジュはアイリスの花がもつ相反する香りや、大地の香りとパウダリー感、そして輝きと密やかさを合わせました。フローラル ウッディ パウダリー フレグランス。
★シコモア オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
大地を想わせる香り
「ファッションは変わる、でもスタイルは永遠よ」とスタイルのひとつとして永遠の存在となる日を思い描いていたフレグランス。
ジャック・ポルジュがシャネルの放ったエレガンスの鮮やかな衝撃を完璧に再現した香りだそう。
ドライで高貴、かつ力強いウッディ ノート。
ヴェチヴァーをベースとし、シンプルでありながら気品あふれる温かみをたたえた余韻を残す。
★ベージュ オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
色が香る
ガーデニアの次に人気の高い香りといえば、こちらベージュとミシアのようです。
ベージュはシャネルが好んだ色としても知られ、アイコンといっても過言ではないですよね。
「ベージュに安心感を覚えるのはそれが自然な色だから」
シャネルに言わせると自然にない色は悪趣味(笑)
シンプルこそ美しく、実用的であると同時に、シンプルの裏側には官能の飛翔が。
ジャック・ポルジュはセイヨウサンザシ、フリージア、フランジパニのブーケに、繊細な
花の蜜、ほのかに甘やかなハニーのきらめきを添えて表現。
究極のエレガンス。
★ジャージー オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
自由が香る
これも私の好きな香りで、あまりこの香り好きって方に出逢えなかったのですが、BAさんもこれが一番好きとおっしゃっていて嬉しくなりました。
シャネルが1920年、紳士服にしか用いられてなかった素材、ジャージーをファッションに取り入れたのは有名な話ですよね。
「わたしは女性の肉体に自由を取り戻させた」
コルセットで締めつけられていた女性たちの身体に自由を与えただけではなく、戦時中
の物資の不足での打開策でもあったし、何より危険から身を守るためには身体に自由が
きかない服を着ていることにいち早く気づき、実践したシャネルのジャージーは革新的
でした。
私昨年初めて知ったのですが、ラベンダーは男性用フレグランスに使われることが多かった
のですね。
ジャージーはシャネルがこだわり抜いて選んだラベンダーの香りが特徴のアロマティック
フローラル パウダリー フレグランス。
このラベンダーがホワイト ムスクとバニラに包まれ、洗練された香りに。
癒やしの香り。
★1932 オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
ダイヤモンドの輝きをまとった香り
シャネルが初のジュエリーコレクションをデザインした年、1932年。
ペアー グレープフルーツ、アイリスとヴェチヴァーと多面的な香りの構成の中で、ムスク、エキゾチックなジャスミンが香りを輝かせる。
ジャスミンはシャネルのフレグランスを象徴する花ですが、星の形をしたジャスミンをダイヤモンドに見立て、ジャスミンの花びら一枚一枚が輝くように香りたつ。
ウッディ フローラル フルーティー フレグランス。
N°5好きな方はこちらも好みかも。
★ミシア オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
芸術のエスプリ
上にも書きましたが、4代目の調香師、オリヴィエ・ポルジュが手掛けた2番目に新しい香り。
予想に反してクラシックな香りです。
ミシア セールはシャネルの友人。
彼女との出会いはシャネルに芸術の扉を開き、彼女のクリエイションに多大な影響を与えたと言います。
ヴァイオレットのパウダリーな魅惑にローズ ドゥ メ、ラグジュアリーなアイリスの余韻。
シャネルの香りで、シャネル以外の名前が初めてついたということでも話題になりました。
★ボーイ シャネル オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
ソウルメイトの香り
ガーデニアのストーリーにも登場しますが、アーサー・カペル、通称ボーイ。
調合師オリヴィエ・ポルジュが、シャネルがよく彼のジャケットを着ていたことからヒントを得てつくった香りだそう。
ネロリ、グレープフルーツ、ラベンダーの爽やかな香りから、ゼラニウム、ローズ、ラストはサンダルウッド、ヘリオトロープのあたたかい香りに。
メンズの代表的な香調、フゼアノートが、ゼラニウムやローズの甘さに新たな表情を加える、女性がメンズのものを纏うとより、女性らしさが際立つという計算があるみたいです。
長くなってしまいましたが、接客してくださったBAさんもほんとにこのシリーズを愛してる!というのがひしひしと伝わってきて、アンチョコ見ないで香りのレシピ、ストーリーを語ってくださいました。
興奮して早口になって聞き取りづらくなるほど。
どこへ出かけるときでも、おしゃれやメイクを忘れたらダメよ。
最良のひとに、いつどこで逢うか分からないから。
常に完璧な装い、たくさんの恋愛をしてきたけれど、晩年は孤独で日曜日が大嫌いだったと言います。
最期を迎えたのも大嫌いな日曜日。
私たちにたくさんのものを遺してくれたマドモアゼル シャネル。
彼女の孤独もギュッと抱きしめてなんて言ったら畏れ多いですが、人生のさまざまな瞬間にそっと寄り添うように香りを楽しみたいと思います・・・!!
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