ヨガだけでなく、素足が目に触れる機会が多い季節ですね。
ジムのシャワーやロッカーで見る同年代の女性に、外反母趾は目立ちます。
失礼とは思いながらもよくよく観察すると、
O脚だったり、歩き方がひどく内股、外股だったり、猫背だったりと姿勢が悪い。
歩く姿勢が悪いから外反母趾になるのか、はたまたその逆か。
その辺は専門家に任せるとして。
外反母趾になる原因は、合わない靴や先の細いハイヒールだけではないのだそう。
つまり合わない靴を履いても外反母趾にならない人もいれば、
スニーカー愛用者にも外反母趾になる人はいる。
それは足指をしっかり使っていないからなんだって。
外反母趾は足の痛みだけでなく、上のようにO脚や膝痛、腰痛を引き起こし、
そこから肩こりや頭痛、そして実は下半身太りの原因にもなるんです。
ちなみに膝痛を持つ友人は2人とも外反母趾です。
かくいう私もヨガを始めるまで、浮き指気味でした。
浮き指とはかかとに重心が乗り、足指が浮いている人のこと。
でも実際に浮いている訳ではなく、重心が指の付け根とかかとにある、という状態なので自覚がないんですね。
チェックとしては親指を反らしたとき、90度以上反り上がる人は浮き指だそうです。

私は約90度、予備軍ですね。
下半身が太めでむくみやすい人、
お腹ぽっこりの人、
片足立ちができない人、
外反母趾や浮き指になっていませんか。
ヨガスタジオの先生や、ヨガ歴の長い人に外反母趾の方は見かけません。
もちろんみなさん立ち姿、歩く姿勢が美しい。
単に真っ直ぐ立つという、タダーサナ(山のポーズ、ただ立つというポーズ)を経験した人ならお分かりでしょう。
真っ直ぐ立つためにはまず、足指。
どんなクラスのどんな先生もこう言います。
五本の足指でしっかり支え、足の裏に均等に体重を乗せて立つ。
そのために足の指はまず開くことが前提。
正しい姿勢でいると、実は腹筋を使っています。
逆を言えば、お腹ぽっこりの中年体型ということは普段から腹筋を使っていないから。
お腹が出るとバランスを保つ楽な立ち方になり、どんどん姿勢は悪くなり、
必死で直そうと胸を張ったり、お腹に力を入れたりしても維持できない。
それは土台の足の指が原因です。
足の指、開きますか。
外反母趾で、姿勢を保つことは困難です。
足の指が開く→正しく立てる→日常で腹筋を使う→お腹が凹む
と、いうわけで。
私は外反母趾防止のために、毎日足指ストレッチをしています。

これが一番楽です。私は5分くらいはつけたまま指を前後に動かしたり。
そして靴下を履かないこの時期ならいつでもできる足指じゃんけん。
指をグー、パー、チョキ。
うまく動かせない方は、長いこと使っていない証拠です。

あら不思議ー。開きませんか?
これを毎日繰り返すうちに、だんだん開くようになります。
次は手足の指を奥までしっかしと握手させ、ぎゅーっと握ります。
そして指を前後に倒します。
反対の手で足首を固定し、握ったまま足首を左右に回します。

この足指ストレッチで足から温かくなって来るのがわかります。
足にはたくさんのツボがあり、血行を良くして代謝を高め、
リンパの流れを促すことで美脚効果もあります。
テレビを見ながら、
お風呂の中で、
辛くも苦しくもない、お金もかからないダイエットですね。
足の指は大切な身体の土台。
土台が歪んでいると、身体は不安定な土台の平衡を保とうと上の方で調整する。
つまり無理をして身体全体が歪む、という悪循環。
ただ立つ、という奥深いタダーサナ。
実はちゃんと立てば体幹を鍛えています。
足の指5本全部を使って、身体の中心を下から上まで一本にして立つ。
頭頂が天から引っ張られる意識を持って。
ヨガでタダーサナをするときに、よく聞くフレーズです。
「自分の中心を感じましょう」
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