水回りが白っぽくなっていたり、洗濯物がバリバリに硬くなったりもします。
その原因は、よく知られていることですが「硬水」です。
「硬水」は、カルシウムイオンやマグネシウムイオンを多く含むお水でミネラルが豊富な水ともいえるのですが、一方で肌や髪にミネラル(鉱物)が残り、水分の浸透を妨げたりパサパサ感を感じたりします。
そのため、肌や髪にとってはミネラルの少ない「軟水」のほうが優しく肌になじみ、うるおいを与えてくれるのだとか。

ミネラルなどの不純物が少なく硬度が低いお水が軟水で、日本のお水は硬度が低めですが、地域によってお水の硬度は異なるよう。
軟水でお米を炊くとお米がたっぷりと水分を吸収し、ふっくらやわらかく炊きあがり、お米が持つ甘みや旨みをしっかりと感じられます。
肌や髪も同じで、硬度が低い軟水ほど、水分がなじみ、うるおい、柔らかな感触に。
不純物が邪魔をしない分、美容成分も、肌の角層によりスムーズに届きます。
飲むお水も、ミネラル豊富な日本食を食べられているようであれば、体内になじみやすい軟水がおすすめです。(肉食中心でミネラル不足の方は硬度高めの硬水ミネラルウォーターを飲むのもありです。)
スキンケアに適した、肌に極めてなじみのよい「超軟水」を求めて、私たちが出合ったのが北海道の「京極のふきだし湧水」。
湧水池は自然を残した状態で保全されており、「ふきだし公園」として整備されていて、この夏も北海道で人気のスポットになっています。


撮影で訪れた日は、近隣の真狩村や、約200キロ離れた函館から水を汲みにくる人たちの姿も。
そのほとんどがリピーターで、大きなポリタンクを抱えてやってきたご夫婦は、「この水で沸かしたお茶はまろやかで格別。2日に1度は汲みにくるんです」と教えてくれました。
ミネラルを含まない分、コーヒーやお茶は、すっきりと雑味のない味になるんですよね。
京極町は、冬になると積雪が2メートルを超える豪雪地帯。

羊蹄山は溶岩や火山灰などからできた火山。地下水が地中を流れ落ちる際に様々な不純物が丁寧にろ過されることで、限りなくピュアな超軟水が生まれます。

まったく雑味のないピュアなお水は、のどごしの気持ちよさや飽きることなくゴクゴク飲めるところが、はまるポイントです。
スキンケアやライフスタイルに軟水を使うと、肌や髪はうるおい、柔らかに。洗濯ものはフワフワに。
毎日使うお水、目的に合わせて「硬度」を気にしてみるとよいかもしれませんね^^

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