クリスチャン ディオールのラ・コレクション プリヴェは昨年の秋に40ミリが発売になり名称もメゾン クリスチャン ディオールと変わりました。このシリーズは、ディオールの「ネ」(鼻)と呼ばれるマスターパフューマーのフランソワ・ドュマシー氏の作品。
新しく発売になる40ミリの価格等を聞く為に昨年、ディオールのカスタマーに何度か電話をしましたが、明確な答えはもらえませんでした。それは、ある意味、発売になって5ヶ月弱が経った今でも同じかもしれません。日本では東京の六本木ヒルズの中のディオール表参道店のみの取り扱い、世界でもパリ、ロンドン、日本の3店舗しか取り扱いがなく、公式サイトにも以前のコレクション プリヴェは色々と説明がありますが、新シリーズに関しては一切ありません。雑誌に載せたり大々的に広告を打つでもなくある意味、目に触れた人だけが知るフレグランス…といった感があります。価格は、40ミリが11500円(税抜)と以前に比べて量も値段も格段にハードルが下がったのに…です。付け加えるなら以前からの125ミリは、31500円→26000円、250ミリは、44000円→36500円になっています♪
(全て税抜)
ラ コルノアール以降に新しく発売になった11種類の香りの名前です。
スフレ ド ソワ
テラベラ
テ カシミヤ
バラッド ソバージュ
ベルドゥ ジュール
ディオリッシマ
ハッピーアワー
ジャスミン デサンジュ
ラッキー
ローズジプシー
SAKURA
私が購入したのはジャスミン デサンジュと、以前から発売があったアンブル ニュイをリピートした2本です。

写真に写る四角い箱はソープです。3種類あってネロリと迷ったのですが、「ローズイスパハン」を購入しました。「このソープには、以前からのスタメンの香りのウードイスパハンに使われている香料と同じ物が入っています」と言われ、ウードイスパハンも大好きな香りだったので迷わず購入しました。ソープのお値段は4500円(税抜)
コレクション・プリヴェより、11種類の新しいフレグランスは液体の色も薄めで、香り立ちも穏やかな物が多く「これはオードパルファムですか?」と思わず最初に聞いてしまいました。素材構成を明かさないのは、香りのライフスタイルを楽しむという事を第1とし、このフレグランス達が プライベートなコレクションで花や果実、その他の原材料の収穫量などが毎年、少しづつ違うため、全く違う処方になる事はありませんが、その年その年で少しづつ原料の増減の割合が変わる事があるからだと教えて頂きました。素材構成が分かるのは、パリのスタッフだけかもしれませんとも言われました。
トムフォードのプライベート コレクションとは又、違う意味合いになるという事なのでしょう。デュマシー氏が調香に使うパリのラボでは、通路を進んで右と左に分かれて研究室があり、片方がデュマシー氏、もう片方がジャック キャバリエ氏だと聞きました。
さすが、LVMH傘下のブランドならではのラボの構造という事なでしょう。
いつもなら、カウンター等で渡して頂いたムエットの香りを閉じ込めておく為に自分の専用の小さいビニール袋を持参し保管するのですが、今回は忘れてしまった為、写真のムエット2枚のバラッドソバージュとベルドゥジュールの香りを入れて頂いた紙封筒を重ねてしまい、それぞれの香りの確認が出来ないという失態を犯してしまいました…。
ボトルのキャップは、ルイ ヴィトンやシャネルの昨年発売になったゼクスクルジフの様に、マグネット式です。

私の購入したジャスミン デザンジュは、名前の通りジャスミンが主役の香り。バラと並んでフローラルの王道ですが、私が完全主役よ!と言わんばかりの主張はなく、薄いベールの中に咲くジャスミンの如く香ります。「食べたら美味しそうなジャスミン」というのが、この香りのキャッチコピーの様です。何より、このジャスミンの脇をしっかり支えるウッディ系の香りが華やかさのあるジャスミンをトーンダウンさせ、甘さを感じつつも大人なジャスミンの香りに仕上がっています。新しい顔ぶれの中では文句無しに1番好きな香りです。
SAKURAは、花の命の短さを思わせる様な淡い香り立ち。私はクマリン(桜餅の匂い)が苦手ですが、こちらは使用されているのか、いないのか分かりませんが感じとる事はなく儚い香りでフレグランスが苦手な方にも受け入れられるのではないかと思います。
テラベラは、立ち上りから柑橘系のレモン、グレープフルーツ等の爽やかな香りですが、時間の経過と共に乾いた果皮の苦味や、ムスクの香りも感じました。夏の昼間より夜に似合いそう。
ハッピーアワーは、立ち上りから出力が強めで残り香も強めです。名前の様な楽しい毎日♪という感じの香りではありません。やや纏う人を選ぶクセのあるシプレ系な香り。個人的には以前からの香りのグリ モンテーニュからアンバー等の甘さを引いた様に感じます。
以前の香りの中で廃盤になってしまったのは、キュイール カナージュとレザーウードの2本。でも、海外では、その土地その土地に似合う香りも発売されているという事なので、パリやロンドンでは今も販売されているのかもしれません。そう言われれば、SAKURAは きっと日本だけのフレグランスなんだろうなと、思ったり。
自分自身がフレグランスを選ぶ時の基準としては、確かに好きな花や、フルーツ、スパイスとしてのプラスアルファの素材を確認して選びますが、ここでは自分の鼻、嗅覚が欲した香り(季節や、感情の起伏はあるにせよ)こそが、自分自身の欲求に忠実に出した答、イコール、選んで手にしたフレグランスなんだと思いました。
2月も今日が最終日。
3月には、毎年好例ジョーマローンの限定5品の香りの発売、シャネルからもココ マドモアゼルから派生した新しい香りの発売と、楽しみな出逢いがありそうな予感がしています。
フレグランスジプシー
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