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スキンケアは宗教です\(゜ロ\)(/ロ゜)/

スキンケアは宗教です\(゜ロ\)(/ロ゜)/

Q:あなたにとってスキンケアとは何ですか?

A:宗教です キッパリ(-"-)

Q:その理由は?

A:信仰心があれば救われる(効くと信じて継続使用する)

極論なんですが・・・実はこの「信仰心」が一番大事だと思ってます。

スキンケア商品に費やすお金は「お布施・喜捨」です。


ここからは、コスメに対する夢も希望もない話が続くので、
「夢を壊さないで~」「分かってるけど、言わないで!」って方は
ご遠慮なくご退場をお勧めします。


<化粧品の小売価格はどうやって算出されているか?>

「化粧品原料」費用だけに注目すると、プチプラもデパコスもみ~んな5~500円てところが
精々です。夢のかけらもない話ですみません('◇')ゞ。

ある国内大手メーカーの「製造原価率」(原料費・ボトル・瓶・パッケージ代やデザイン料、
製造部門での人件費・設備費用や光熱費など、製造にかかわるすべての経費)は 25.6%です。

賃料、販売員のコスト、テレビ・インターネット・雑誌などの媒体への莫大な広告宣伝費を含めた
「販売管理費」69.4%を占めています。

卸問屋は一般的に10%の利益をとって、それを百貨店やドラッグストアへ卸します(卸売価格B)。
卸売価格Aが6,000円の卸売価格Bは6,667円(利益10%)になります。
百貨店やドラッグストアは一般的に35%の利益をとって、我々消費者へ売ります(小売価格)。
卸売価格Bが6,667円の化粧品の小売価格は10,257円(利益35%)になります。

製造原価のうち、純粋に原料代が占める割合は3分の1以下になります。
つまり、原料代は5%以下になります。
化粧品の種類によっては、原料代が0.2%~3%ということもあり、
「原価100円の化粧水が1万円で売れる。」などと言われますが、あながち嘘ではありません。

この辺りの情報はネットでググれば割と簡単に調べられます。

まあ、情報元によって原料費用の割合がまちまちですが、なんと原料にかける費用は
販売価格のほんの数パーセントであることが定説のようです。
原料費用に10%費やすと、化粧品の採算が取れなくなってしまうとか\(◎o◎)/!

じゃあ、なんで化粧品はあんなに高価なの?って思いますが、

広告費用です。


例えばCMに起用されるタレントのギャラは1本数千万っていうのも珍しくありませんよね。
CM製作や撮影などにかかる諸経費もバカになりません。
TVや雑誌、ネットなど広告などに支払ういわゆるスポンサー料も時間帯や記事の大きさ、
雑誌のどのあたりに乗せてもらえるか、などなど「ピンからキリまで」です。

私は15年ほど前まで中小企業のケーキショップで事務職兼販売員として働いていましたが、
小さなケーキショップと言えども、DMやチラシを広告代理店に頼むと、
企画費や印刷代や郵送料など、もろもろ「どうしてこんな費用になるんだ!」って位
ガッポリ持っていかれました。タレント使わないだけマシですが。
ケーキの製造・販売を考えると、原料費用は30~50%位かかります。
その原因の一つは、毎年Xmasケーキのイチゴの単価がボッタくりの高値だったこと。
製菓用のイチゴが1パック「1000円」あるいはそれ以上。足元見られてます(笑)
ガトーフレーズ(イチゴ)7号サイズ(市販のケーキの一番大きなサイズ)は約6000円。
そのガトーフレーズに1000円~のイチゴ1パック使用します。
小麦粉、牛乳、卵は安いですが、生クリームやバターは高いです。
Xmas時期のガトーフレーズは採算度外視です。イチゴのケーキがないと話になりません。
仕方がないので、他のケーキと飲み物代で何とか・・・って感じでした。
ケーキ製造員(パティシエ)の給料もバカになりません。
ショップ販売員の給料は製造員と比べると安いです。アルバイトがほとんどなので(笑)

食品関係と比べると、コスメ業界の原料費用がどれだけ安いことか!


<取り合えず、価格のお話はここまで>

<スキンケア成分って、どこまで浸透するの?>


気になりますよね。

・シワに効く
・アンチエイジング
・美白(シミ・くすみ)に効く


こんな謳い文句にホイホイ釣られてしまいます←特に私なんか。

よく見る皮膚の構造図(画像をお借りしております)
面白い記事がフェイスブックのタイムラインに流れていたそうです。

<悲報>「お肌の奥まで浸透」は嘘だった!化粧品の粒子はお肌の表面にさえも染み込んでいないと判明。
Richard Guy教授によると、一般的な化粧品に使われている粒子は、人間の髪の毛の100分の1ほどの大きさという。
そこで、20~200ナノメートルの大きさのポリスチレンビーズに蛍光タグをつけ、肌に染み込むかどうかを共焦点レーザー顕微鏡を用いて観察したところ、これらのビーズは角質層と呼ばれる表皮の一番外側の層にさえも浸透することが出来なかったという。

まあというわけで…ほぼあらゆる物質は皮膚を透過しないってことになりますが、
例外的に皮膚を透過するものもあります。
ある条件を満たすと皮膚を透過するのです。肩こり・腰痛・筋肉痛の塗り薬が筋肉の痛みを
緩和できるのは、その条件を満たすように作られているってことですね。医薬品だし。
20年以上前に肩こりの薬で「見事なカブレ」を起こした私が実例の一つ。
ただし、 化粧品は「医薬部外品」までの効能です。

では、このような薬品はなぜ皮膚を通り抜けられるのか。
まずは、分子量が小さいこと。正常な皮膚(角質層)の場合は、分子量500が皮膚を透過するかしないかの分かれ目になります。
分子量って何?を簡単に言うと、分子を作っている成分の元素の、原子量を全部足したもの、
だそうです。例えば。
H2Oで水、その分子量は、
H(水素)は1.01
O(酸素)は16.0
(H水素)1・01×2+(O酸素)16=18.02
となります。

分子量500が皮膚を透過するかしないかの分かれ目になります。なので、水は皮膚を通り抜けられます。
お風呂に入り過ぎると水でふやけて、指先なんてシワシワになりますよね。
乾燥わかめや高野豆腐みたいに「ふやけ切って膨ら」まないような仕組みが体には備わっているので、
ご心配なく。

ヒアルロン酸は分子量100万前後、コラーゲンは30万前後。分子量が大きすぎて、皮膚は通り抜けられそうにないですね。表面に保湿のために留まる役目は果たしますが。
まあ、それだから各メーカーさんが低分子化に躍起になっているわけでして。

成分の入り込みを邪魔する角質層を出来る限り取り除けば、皮膚の吸収力は強まりそうですよね。
ケミカルピーリングやゴマージュなどで角質層を薄くすると、皮膚へ化粧品の成分が吸収
されやすくなるみたいです。
あと、マイクロニードルなんてものもありますよね。あれも皮膚に細かな傷をわざとつけて、
吸収されにくい成分を強制的に入れ込んでいる仕組みでしょうね~。
パッチタイプは大した痛みがないそうですが、
サロン施術は麻酔クリームを使うそうで((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

と、ここで思い出すのが、健康な皮膚に比べて、切り傷をしたり、掻きむしったりして皮膚が
薄くなってしまったところに、化粧品がめちゃ沁みる!ってこと。
沁みるってことは、表皮や真皮のあたりまで成分が届いている可能性がある、ってことでは?
口内炎や口角炎が出来た時に、普通に食べられていた汁気のあるもの(トマト、レモン、みそ汁等々)がビリっとなります。
怪我をした時のアルコール消毒なんて、拷問です。
だから荒れた肌に化粧品が沁みるんですね(((uдu*)ゥンゥンうん。

次に、脂溶性と水溶性の両方の性質を合わせ持っている方が、皮膚を通り抜ける力が強くなります。
(ここら辺が「界面活性剤」が悪者になる一因かも)
これは、皮膚の一番表面を覆っている角質層は脂溶性成分が吸収されやすく、
角質層よりも下は水溶性成分のほうが吸収されやすくなってるからとのこと。

美肌に有効だと言われているのがビタミンC。いろんな化粧品に配合されてますよね。
とくに「美白」製品。
ビタミンCは水溶性と油溶性がありまして・・・カッコ内は分子量Wikipedia調べ
多分他にもあるとは思いますが・・・
水溶性ビタミンC:アルファリポ酸(206.33)アスコルビン酸(176.1241)デヒドロアスコルビン酸(174.11)
油溶性ビタミンC:パルミチン酸アスコルビル (414.533)
分子量だけで判断すると、なんだか取り合えず角質層は通り抜けられそうな予感がします。

因みに私がアンチエイジングに期待している成分もちょこっと調べてみた・・・
DMAE酒石酸塩(238.2157)
メチルスルホニルメタン(MSM)(94.13)

果たしてどれくらいの量が、どれくらいの深度まで浸透するのかは?ですが


スキンケアに求めるのは・・・自分の肌に合った

洗浄・保湿・日焼け止め

正直言って、塗るものを見直すよりも、食べ物を見直したほうが良いです。

最近は卵を一日3~4個食べてます。
固ゆで卵をオヤツ代わりに。

じゃあ、なんでスキンケアが効いたように感じるのか?


プラシーボ効果です。(爆)


馬鹿にしちゃダメですよ。
脳みそが騙されて、病気が治っちゃうくらいの凄い効果があると実証済みなんです。

<信じる者は救われる>だから宗教なんです



とは言いつつ、またまたiHerbセールで買い込んだものがあるので
記事を分けて晒しちゃおうと思います。HaHaHa!

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コメント(2件)

  • おはようございます ´ω` )/
    私も化粧品の原価について、学校の授業で習って衝撃を受けた記憶があります(・_・;)
    分かりやすくまとめてくださり、大変勉強になりました!

    分かっていても…なんですよね( ;∀;)
    気持ちの持っていき方で物事の捉え方も変わりますし…化粧品には不思議な魔力を感じます(●´ω`●)
    確かに人は食べたものから出来ているので、食べ物を見直すのは納得です(b・ω・)b
    私も頑張りたいと思います(*゚▽゚*)

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    2018/3/4 08:31

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    おはようございます。
    化粧品、特に化粧水の原料の安さときたら、泣けてくるほどです。成分の90%以上は「精製水」という悲しさ。保湿剤もグリセリンやBG。薬局で買ってもお財布がほとんど痛みを感じませんが・・・一度「化粧水」にカテゴライズされると化けますね~。
    皮膚に浸透するのは「水」「界面活性剤」「香料」がほとんどだと言います。知りたくなかったわ~です。美白化粧品が浸透し過ぎて白斑訴訟になったのを考えると、浸透し過ぎも問題かも?
    〇〇の△△使うと「なんか調子が良い!」と思い込んでくれる脳みそのファジーさが化粧品の醍醐味でもあるわけで。CMや雑誌で発信力の高い人のコメント見て「試してみたい!」となるのは女の性なのか、化粧品の魔力なのか、マーケティングの妙なのか。
    化粧品は角質層よりも奥に浸透しない代わりに、コーティング効果で毛穴やシワがカモフラージュされる効果はありますしね。
    皮膚の原料タンパク質や野菜を積極的に摂ろうと努力中です( ´艸`)

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    2018/3/4 09:01
  • おはようございます。
    すごく読み応えのあるわかりやすい記事で勉強になりました!
    目からウロコな内容もあり、面白かったです。
    化粧品は宗教なんですね(笑)
    でも信じて使うことが大事とのことで、これからも頑張ります!
    次の更新も楽しみにしていますm(_ _)m

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    2018/3/4 07:07

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    おはようございます。
    こんな身も蓋もない記事を@コスメで書いてしまいました。
    別にアンチコスメ派ではありません。色々試すのも好きです。メーカーさんへの悪意はありませんよ(*_*;
    けれど、ずいぶん前にドゥラメールの高級クリームとニベアクリームの成分がかなり似ていて(質感や見た目、効きそうなイメージは天と地の差がありますが・・・)、ニベア最強説が出たりして、スキンケアって結局「洗浄」「保湿」「日焼け止め」位しか効能の保証が出来ないんじゃないか?って思ったことも。
    でも「デパコス」って使うと気分が上がって、肌の調子も良いように感じるのはなぜだろう?と。プラシーボ効果っていうのも案外馬鹿にできないんじゃないか?と思う日々です。
    「これが効く」って思うだけで脳内ホルモンが出てくると考えたら、「信じること」「これで肌が綺麗になる」って念じるのが意外と大事。「効かない!」って思ったとたんに「肌荒れ」するとか、イマイチ?とか(笑)

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    2018/3/4 07:59

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