2月に入りまして……もうすぐバレンタインですね。
バレンタインまでに、バレンタイン関連の記事をいくつか更新したいと思います。
まずは【フレグランス編】を。
やはりスイーツの季節、加えて寒いということで、甘い香り、特にグルマン系が恋しくなりますよね。
“グルマン”とはもともと“美食”を意味する言葉で、要は“美味しそうな香り”のことです。
イメージ的には、フルーツよりはバニラやキャラメルなどの香り。
ちなみにフレグランス用語であると同時にワイン用語でもあるのだとか。
王道のグルマンと言えば、JILLのヴァニラ ラストやPRADAのキャンディ辺りが挙げられるかと思うのですが……
大人の女性にとっては
「ちょっと可愛らしすぎ?」
なんて、多少なりとも怯んでしまう香りだったりもしませんか?(笑)

グルマンとは言わずとも、ちょっとクラクラッと来ちゃうようなオトナスイーツな香りを、いくつかご紹介させてください。
ちなみに昨年のベストコスメに挙げ『シュトーレンとロシアンティー』と喩えたGUERLAINのベゼ ドゥ ルシー EDPは、少々季節外れに感じたので除外しました(^^;)
【杏仁豆腐】

もう、これ、ほんと杏仁豆腐……!(笑)
他に言うことがないくらいに杏仁豆腐の香りです(笑)。
まぁアーモンド×ココナッツって時点で、ではありますよね。
EDTもありますが、杏仁豆腐感を楽しむなら、それよりもミルキーな香り立ちのボディクリームやボディバターがオススメ。
ただかなりしっかりと香りが残るので、つけるのは下半身のみにとどめるのが良いかと思います。
良くも悪くもシンプルな香調ですしね。
ちなみに上の写真はホリデイ限定のボディクリームセットとハンドクリームセットの中の特製ミニサイズです。
今ある定番の香りの中で私が一番好きなのは、実はクリームブリュレなんですけれど、アーモンド ココナッツ ミルクはつけてると結構な高確率で男性からツッコまれるんですよ(笑)。
「何かどっかから良い匂いする、杏仁豆腐みたいな」って。
ふわっと香る感じと、シンプルで分かりやすい香りなのとが良いみたい。
【洋梨のコンポート】

30ml / ¥8,640 ・ 100ml / ¥17,280
調香師:クリスティーヌ・ナジェル
トップノート:キングウィリアム ペアー
ハートノート:フリージア
ベースノート:パチョリ

30ml / ¥8,640 ・ 100ml / ¥17,280
調香師:アン・フリッポ
トップノート:ダバナ
ハートノート:ハニーサックル
ベースノート:モス
これはぜひとも2つのコンバイニング(重ねづけ)を……!

何だろう、どちらもトップ&ミドルが柔らかな分、重ねることでベースノートが強調されるのかな。
私は実は最初はコンバイニングというつけ方があまり好きではなくて。
香りは調香師が完成させて世に出しているものだと考えているため、自分なんかが手を加えたくなかったんですね。
でもこちらのコンバイニングに出会って
「“もともとの香りはどちらも清楚なことを自分だけが知ってる”って、ミステリアスで素敵だな」
って思うようになりました。
しかも、重ねると色っぽくて秋冬によく似合うのに、単体なら春夏にぴったりの爽やかさなのって、ちょっと得した気分になりませんか?(笑)
【レーズンバター】

50ml / ¥13,068 ・ 90ml / ¥15,444
調香師:オーレリアン・ギシャール
トップ:ホワイトジャスミン、ブルガリアンローズ
ミドル:ムスク
ラスト:ベチバー、ダークシダー、ホワイトシダー
濃厚でアルコールたっぷり、それだけで酔っ払っちゃいそうなレーズンバター。
はたまた、熱ーいスコッチウイスキーをかけたバニラアイスクリーム。
そんなお酒っぽさとクリーミーさが特徴で、かなりアダルトです、この甘さ。
とは言え暖房のきいた室内ではムワッとしすぎず、その名(プドゥレ=パウダー)の通りパウダリーさが強調される感じは適切な距離感を知ってる大人の女性といった風情で、これがまた逆に色っぽい。
ちなみに神崎恵さんご愛用の香りのひとつで、以前Instaに載せていらっしゃいました。
愛用し始めてから知ったんですけれど、知った時は大きく頷いてしまったほど、確かに何だかめっちゃ神崎さんっぽい香り。
【バタークリームケーキ】

30ml / ¥9,180 ・ 50ml / ¥12,960
調香師:ティエリー・ワッサー
香調:フレッシュ オリエンタル
トップ:カーラ ラベンダー、ベルガモット
ミドル:ジャスミン サンバック、アイリス
ラスト:バニラ、サンダルウッド
もうないじゃん(笑)。
フローラルとEDTが加わり、現在“3姉妹”などとも称されるモン ゲランの本家がこちら。
ピオニーがキレイ可愛い印象のフローラル・シトラスがすっきり感を添えるEDTと比較すれば、本家が一番ふんわりとスイーツ風です。
このモン ゲランは『あなただけの香り』と謳われてデビューしましたが、クチコミにも書いた通り、私は“つける人個々”と言うよりは、同じ人がつけても気温と体温の影響で香り立ちが変化するように感じます。
そして一番ケーキっぽさが出しやすいのが、今の季節。
室内の暖房がしっかりきいて体温が上がっていると、ジャスミンの蜜っぽさとバニラが溶け合って、ほわんと焼き菓子のように甘く香るんです。
外気温の低さからベルガモットの輪郭もきちんと出るので、ただ甘いだけではなく、キュッと引き締まった雰囲気もほんのり。
フレグランスをつけ忘れて家を出てきてしまったというお友達に貸したことがあるのですが、その時の彼女の
「うぅ、幸せの香りがする~!」
という一言が、あまりに可愛く、そしてこの香りをよく表していて。
そうそう。
暖房のきいた室内では、ケーキがまさに焼き上がろうとする瞬間のような香りなんです。
ちなみに彼女は翌日早速GUERLAINカウンターへ、こちらを求めて走ったそうな(笑)。
雪がかなりすごい地域も少なくないようですね。
私の住む辺りは雪は昨夜から今日にかけて少しちらついた程度でしたが……。
冷え込みも激しいので、皆様ご安全になさってくださいませ。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございます(*^^*)
*ameblo
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