そこで今回は、洗顔方法や洗顔料の選び方など、毛穴の悩み対策のためのケア方法をご紹介します。
毛穴の汚れが引き起こす肌トラブル
1日の終わりには皮脂や汗、ホコリ、古い角質など、さまざまな種類の汚れが付着。また朝起きた時には、寝ている間に分泌した皮脂や汗などが付着しています。こうした汚れが肌に残ったままだと、肌荒れやニキビを引き起こしたり、毛穴を詰らせたりする原因になってしまいます。また毛穴の黒ずみの正体は、角栓に混ざった「産毛」だと知っていましたか? 角栓は、はがれた肌の角質(タンパク質)と皮脂が毛穴の中で混ざったもの。角栓が毛穴を塞いでいると、産毛が角栓に詰まって黒ずんで見えてしまうのです。
まずは角栓の発生を防ぐためにも、毎日の洗顔で古い角質と余分な皮脂を洗い流しましょう。
毛穴の汚れまでしっかり落とす正しい洗顔方法
間違った方法で洗顔をしてしまうと、毛穴トラブルの原因になってしまう可能性も。洗顔の基本は、しっかりと泡立てた泡でやさしく汚れを浮かせて落とすこと! 今日からさっそく実践してみましょう。1.手を洗い、水かぬるま湯で事前に顔を濡らす
手に汚れや油分が残っていると、洗顔料の泡立ちが悪くなる原因に。まずは手を洗って清潔にしましょう。また、乾いた肌に泡を直接つけると泡がヘタりやすくなり、デリケートな肌にとって負担になることも。事前に水またはぬるま湯で顔を濡らしておくこと泡が持続しやすいのでおすすめです。熱すぎるお湯を使うと、汚れといっしょに肌に必要な油分まで流れ出てしまうことがあるので、気をつけてくださいね。2.洗顔料をしっかりと泡立てる
少量のぬるま湯を数回に分けて足しながら、逆さにしても落ちないくらいまで洗顔料をしっかり泡立てます。弾力ある濃密泡が汚れを包み込むことで、毛穴に詰まった皮脂や古い角質まですっきり落とします。3.泡を転がすように洗う
汚れを落とそうとゴシゴシ肌をこするのはNG! たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗うことを心がけましょう。皮脂量の多いおでこや小鼻、Tゾーンはていねいに。4.ぬるま湯でしっかりすすぐ
洗顔料が残っていると肌荒れの原因に。髪の生え際やフェイスラインはすすぎ残しを起こしやすい要注意ゾーン。泡が残っていないかを鏡でチェックするように心がけましょう。すすぎは、ぬめりがなくなるまで20回程度、時間にすると1分くらいを目安に、人肌程度のぬるま湯で行いましょう。5.やさしく水分を拭き取る
すすぎの後は吸水性がある柔らかいタオルを使い、やさしく押さえるようにして水分を吸い取ります。ここでも、タオルでゴシゴシこすって刺激を与えないように注意しましょう。洗顔は朝と晩の1回ずつで十分。過剰な洗顔は肌が乾燥してしまいます。うるおいを守ろうとして、肌が皮脂を分泌しようとはたらいて、かえって過剰な皮脂分泌を招いてしまうことがあるので気をつけてくださいね。
毛穴汚れが気になる時は、洗顔前に蒸しタオルなどで顔を温めるのもおすすめです。肌が柔軟になって毛穴が広がり、汚れが落ちやすくなりますよ。
「洗顔で毛穴の汚れがきちんと落とせているか不安...」という時は、洗顔ブラシを取り入れる方法も。ブラシを使うと弾力のあるクリーミー泡が簡単につくれるので、洗顔料の泡立てが苦手な方にもおすすめ。ブラシにシリコーンのスティックがプラスされたタイプを選べば、肌をやさしくマッサージすることもできます。
おすすめの洗顔ブラシはコレ!
「SHISEIDO スキンケア クレンジング マッサージブラシ」
洗顔料を泡立ちやすくして、やさしくマッサージしながら、ツヤのある肌へ磨きあげます。自分にぴったりな洗顔料の選び方は?
洗顔を行う際は、洗顔料の選び方も重要! 選ぶポイントを紹介しますね。ポイント1. 気になる悩みから選ぶ
目立ちがちな毛穴のタイプは、大きく分けて3つ。気になる悩みに合った洗顔料を選ぶ方法があります。毛穴に角栓ができて広がった「詰まり毛穴」
たっぷりの泡で毛穴の一つひとつまで洗えるタイプの洗顔料皮脂の過剰分泌により広がった「開き毛穴」
過剰な皮脂をすっきり落とすタイプの洗顔料
肌のたるみにともなって広がった「たるみ毛穴」
肌のうるおいやハリを守りながら洗えるエイジングケア向けの洗顔料ポイント2. 泡立ちのよさや洗い上がりで選ぶ
洗顔料にはいくつかの種類があり、それぞれに使いやすさや洗い上がりの肌感触、泡の質などに違いがあります。下記のようなタイプから、お好みで選ぶのもおすすめです。固形石けん
手のひらでクルクルと転がしながら、泡立てしやすいのが固形石けん。洗い上がりはすっきり、さっぱりとしたタイプが主流。保湿成分が多く配合され、うるおいを残しながら洗えるタイプもあります。使用後はケースに入れるなど、水のかからないところで保管し、石けんがふやけないように気をつけてくださいね。フォームタイプ(クリームタイプ)
携帯にも便利なチューブタイプのクリーム状洗顔料。水を少量ずつ加えて泡立てると濃密でクリーミーな泡をつくることができ、肌をいたわりながら洗い上げます。洗い上がりの肌はさっぱりからしっとりしたものまで、バリエーション豊富。角質ケアや敏感肌用など肌悩みに合わせて選ぶこともできます。ミルクタイプ
液状ですばやく泡立てることができる洗顔料です。毛穴の奥の汚れをからめ取り、肌に必要なうるおいは残して、すっきりなめらかな素肌へ洗い上げます。ムースタイプ
容器からクリーミーな泡で出てくるタイプの洗顔料。泡立てる必要がなく、忙しい朝やお風呂場などでも使えるものもあります。肌をやさしくいたわりながら洗うことができ、なめらかな洗いあがり。毛穴の汚れが気になる方におすすめの洗顔料
「洗顔料を選ぶ基準は分かっても、数が多すぎてなかなか絞れない!」という人に、おすすめの洗顔料を紹介します。SHISEIDO スキンケア クラリファイング クレンジングフォーム
ミクロホワイトパウダーを含んだクリーミーな泡は、肌に必要なうるおいを守りながら、酸化した皮脂、メラニンを含む古い角質はしっかり除去。洗い上がりは、きめが整った透明感あふれる肌に。どんな肌タイプでも使えるのもうれしいポイントです。SHISEIDO ワソウ クイック ジェントル クレンザー
はちみつのようにとろける、泡立て不要のジェル。1本で洗顔とメイク落としができる2in1クレンザーです。パラベン、オイル、アルコール、せっけん成分のすべてがフリー。とろみのあるテクスチャーでメイクも汚れもきれいに落としながら、肌のうるおいはしっかり守ります。d プログラム コンディショニングウォッシュ
敏感肌の方でも使える、肌負担の少ない薬用洗顔フォーム。クリーミーな泡立ちで、肌のうるおいを守りながら、皮脂や汚れをしっかり取り去り、次になじませるうるおいを抱えやすいなめらかな肌に整えます。洗顔後のケアも忘れずに
肌は洗顔後、顔を拭いた瞬間からすぐに乾燥し始めます。すみやかに保湿ケアを行いましょう。毛穴悩みにうれしい保湿スキンケア
肌の乾燥は、皮脂の過剰分泌を招いて毛穴を開かせ、毛穴まわりの肌を固くする要因に。化粧水と乳液で肌を柔軟に整えたら、保湿効果のある美容液やクリームなどでうるおいをプラスすると、なめらかできめが整った状態へ戻りやすくなります。皮脂によるベタつきが気になって、乳液などの油分をつけることに抵抗がある時は、さっぱりタイプの乳液がおすすめ。「さっぱりタイプ」と「しっとりタイプ」の違いは使用した感触なんですよ。保湿効果に差はないので、お好みのタイプを選びましょう。
肌を引き締めて毛穴の気になる肌を整える「収れん化粧水」
上記のお手入れにプラスして、肌を引きしめ、きめを整えながら肌をひんやり気持ちよく整える「収れん化粧水」プラスするのもおすすめ。毛穴の開きやテカリ、皮脂の悩みにぴったりなんです。
収れん化粧水の使い方
1. 洗顔後、化粧水や美容液、乳液などでいつものスキンケアをします。
2. コットンに、500円硬貨大よりもやや大きめにたっぷりとります。
3. コットンは中指と薬指の上に乗せ、人差し指と小指で両サイドを挟みます。ほおや額などの面積の広い部分から順にパッティングしていきます。
4. Tゾーンや小鼻など、毛穴の開きや皮脂が気になる場所は特にていねいにパッティングします。
5. 肌がひんやりと冷たくなってきたら、お手入れ終了です。
おすすめの収れん化粧水はコレ!
「エリクシール ホワイト トーニングローション」(医薬部外品)
毛穴をキュッと引きしめて、透明感のあるみずみずしい肌へ導く薬用美白収れん化粧水。余分な皮脂を吸着するパウダーが、ベタつきや化粧崩れを防ぎ、さらさら肌をキープ♪「リバイタル グラナス スプラッシュジェリー ミスト」
美容成分をたっぷり配合したジェリーがひんやりと心地よく肌を引きしめ、みずみずしい肌に導きます。メイクの上からでも使えるので、日中の皮脂や汗によるベタつき、毛穴の目立ちも簡単ケア♪鏡を見るたびについつい気になってしまう毛穴トラブル。でも毛穴の黒ずみや開き毛穴は、正しい洗顔方法と適切な洗顔料を選ぶことで対策が期待できます。
洗顔は、スキンケアの最初のステップ。まずはしっかりと毛穴の汚れを落とすことから始めましょう。
photo:PIXTA
●当記事は、編集部取材に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。
出典元:資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」
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