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ドライアイにはビタミンA入り目薬での角膜ケアが効果的!

ドライアイにはビタミンA入り目薬での角膜ケアが効果的!

スマートフォンのブルーライトからどう眼を守るか?という話題が近年良く出てきますが、眼の「角膜ケア」は美容と切っても切り離せない問題です。

あらゆるものの電子化が進み、スマートフォンの利用時間が増えざるを得ない中、
また、女性はとくに黒目を大きく見せ、アイメイクとして絶大な効果のある「ディファイン」のようなカラーコンタクトレンズの利用者も多いため、
ドライアイに悩む人、ドライアイが気になる人も多く、角膜ダメージが気になるところです。


かくいう私もその一人。
コンタクトレンズの利用頻度は少ないものの、
記事執筆のほとんどはスマートフォンでやっている関係で、あっと気づいたら30分以上もスマホの画面を凝視していた……なんていうことは日常茶飯事です。

その結果、なんとなく目がゴロゴロする、渇きを感じる、眼がしみたり、少し痛い、ということは本当にしょっちゅう起こっています。


そんな中、
「スマホ時代は角膜が危ない!角膜の重要性と、今すぐできる角膜ケアが分かる勉強会」
という気になるトピックスのセミナーのお誘いを受けたので、参加してきました。




セミナーでは、吉野眼科クリニックの吉野健一院長がご登壇。
近年、PCやスマートフォン等のVDT(Visual Display Terminals)作業時間が増加していて、目を取り巻く環境は「角膜危機」ともいえる状況だというちょっと怖いお話からスタート。 



わたしも初めて知ったのですが、ドライアイの定義は最初に2006年になされ、その後2016年に改訂されたのだそうです。

(2006年の定義)ドライアイとは、様々な要因による、涙液及び角結膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴う
(2016年の定義)ドライアイとは、様々な要因により、涙液層の安定性が低下する疾患であり、眼不快感や視機能異常が生じ、眼表面の障害を伴うことがある

この定義の変更の意味するところは……

“ドライアイでは、眼不快感や視機能異常が生じるだけでなく、眼表面の障害を伴うことがある!”ということなのです。

眼の表面、つまり角膜上皮を損傷してしまうと、目のバリア機能が低下して、角膜炎になり、症状が悪化して失明してしまうこともあるそうなので、怖いですよね。

吉野先生からは、角膜修復の標準治療に加えて、ドライアイにならないための効果的なセルフケアについても、説明がありました。


・ドライアイを予防するセルフケア
涙が乾かないようにすることが重要だとのこと。
そのために、下記の3つのセルフケアがおすすめだそうです。

1 環境湿度・温度に配慮する
2 防風眼鏡の利用など眼の保湿に配慮する
3 VDT作業の際に、凝視しないようにする

このほか、PC画面などを観るときには、視線が少し下向きになるように、ディスプレイを配置する、というものはすぐにでもできる対策なので日々意識したいと思います。


セミナーの後には、参加者それぞれの眼の角膜に傷があるか、が分かる、角膜の写真撮影会もありました。
角膜をフルオレセイン染色して撮影するというものでした。



ドライアイが気になる私の眼も撮影してもらったのですが、角膜に傷はついていない
ことが判明しほっとしました。


このセミナーを機に、スマホやPC画面を見るときには、益々ドライアイを意識し、傷つきやすい角膜に配慮をしなくてはと意識することができました。

また、ライオン株式会社の主任研究員である奥村隆氏からは、傷ついた角膜の修復についても講演があり、
「角膜のターンオーバー力を高めるためには、ビタミンA(レチノール)が有効なので、ビタミンAが入った点眼薬を使用することも角膜のケアにつながります。1日に3回の①朝起きた直後、②昼休みや3時のおやつの時間、③寝る前のタイミングでの点眼が、予防にはおすすめです。」と解説していました。

お肌の手入れと同じように「角膜ケア」について、ぜひ参考にしてくださいね。

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