
美肌は女性にとって永遠の課題です。美肌のためなら、少しくらいお値段の張るスキンケアアイテムにもついつい手が伸びてしまいますよね。もちろん、毎日のスキンケアも念入りに行うはず。
しかし、実は肌のお手入れはスキンケアだけでは不十分といわれています。スキンケアなどの外からのケアと合わせて、体の中からの「インナーケア」も行うことが大切です。体の中から行うケアとはどんなケアなのでしょうか。今回は、肌や体のインナーケアについてご紹介します。
食事で肌や体のインナーケア

食事は毎日摂るので、ダイレクトに肌や体に影響を及ぼします。私たちの身体は、口から入るもので作られているため、肌や体においても毎日の食事は非常に重要な要素なのです。
食事で行う肌や体のインナーケアについて見てみましょう。
ビタミン
ビタミンが美容に欠かせない栄養素であるということは、女性なら誰でも知っていることだと思いますが、数種類あるビタミンの何がどのような効果を持っているのかまで、しっかりと認識している人は少ないのではないでしょうか。
インナーケアに必要なビタミンの主な効果についてご紹介します。
・ビタミンC
ビタミンCに最も期待できるのは抗酸化作用があります。L-システインとビタミンCが酵素活性を阻害し、美白について期待できます。果物や野菜に含まれており、熱には弱いため、加熱せずに生で食べるのがおすすめです。
参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/vso/91/4/91_244/_article/-char/ja
・ビタミンA
ビタミンAは、主に緑黄色野菜などの色が濃い野菜に含まれる栄養素です。皮膚の免疫力を高めて角質化を防ぐ働きがあります。積極的に摂取して、きめ細かく丈夫な肌を目指しましょう。
参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/67/11/67_773/_article/-char/ja
・ビタミンB2・B6
ビタミンB2・B6などのビタミンB群は、肌の新陳代謝に関係し、ターンオーバーをスムーズに助けるといわれています。ターンオーバーとは、古い角質をそぎ落とし、新しい肌に生まれ変わらせる皮膚のサイクルです。ナッツ類に多く含まれているので、できるだけ毎日摂るようにしましょう。
・ビタミンE
ビタミンEもビタミンCと同じように、高い抗酸化作用が期待できます。体内の脂質の酸化から細胞を守り、健康維持を助ける栄養素です。ナッツ類やごま油などに含まれており、脂質が多めなので避けがちになりますが、ぜひ積極的に摂取しましょう。
参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/vso/91/4/91_244/_article/-char/ja
発酵食品
納豆やキムチ、漬物や味噌などの発酵食品もインナーケアには欠かせません。発酵食品は、腸内環境を整えるのに役立ちます。
体や肌にとって悪い作用をもたらす悪玉菌という腸内細菌がありますが、これに対抗する善玉菌は、免疫細胞が集中している腸内で作られているのです。そのため、腸内環境を整えることは善玉菌を増やすことにつながり、結果的に健康な肌を作ることにつながります。
また、発酵食品には抗酸化作用があるといわれており、チロシナーゼを阻害することで、シミやそばかすの元になるメラニン色素の生成を抑制する働きがあることも確認されています。
さらに、発酵食品は腸内環境を整え、免疫細胞を活性化させてお肌の免疫機能を高めてくれるので、乾燥肌にもいいといわれています。乾燥肌もシミ・そばかすも女性にとっては大敵のひとつですよね。
飲み物で肌と体のインナーケア

美しいお肌を手に入れるには、飲み物にも気を配るのが基本です。この項では、美肌に良いといわれているいくつかの飲み物から、おすすめの2点について紹介します。
白湯
モデルさんや女優さんなど、美しい女性は白湯を意識的に飲んでいる人が多いですよね。しかも「飲むなら絶対に朝!」という人が多いです。寝起きは体温がまだ低いので、白湯を飲んで体温を上げ、体内の血流を促進させます。これにより、脂肪燃焼効果やむくみの改善を期待することができるでしょう。
また、白湯には利尿作用があるため、白湯を飲むことで体内にある老廃物が外に流れやすくなるデトックス効果も期待できるのです。肌荒れや肌トラブルの原因となる老廃物が体外に出ることで、肌にハリが出て、お化粧のノリも良くなりやすくなるでしょう。
ルイボスティー
ルイボスティーにはフラボノイドというポリフェノールの一種があり、それによる抗酸化作用があります。フラボノイドには、抗酸化作用があります。活性酸素を抑える働きをしてくれるので、美容にもおすすめ。また、ノンカフェインなのでカフェイン入りの飲み物よりも、身体への負担が少ないのも嬉しいですよね。
さらに、普段の食生活では不足しがちなミネラル分を補うことができるのもメリットのひとつ。ミネラルも健康な状態の肌には欠かせない成分なのです。
ほかにも、血管の内皮細胞と壁細胞を結びつける働きをしているTie2(タイツー)の活性化などにも効果が期待できるといわれています。Tie2の活性化によって血管およびリンパ管の安定化によい肌から潤いを逃がさず、しっかりと守ってくれるので、ハリツヤのある肌を保つことができるのです。
運動や睡眠

運動や睡眠も、健やかな肌を保つには非常に重要な習慣です。特に、最近ではスマホやパソコンを長時間見るなどして目が疲れやすくなったり、画面を注視することで目が乾燥してドライアイになったりする人が多くなっています。このように目が疲れやすい人や、慢性的な眼精疲労に悩んでいる人は、質のよい睡眠を摂ることが大切です。
また、適度な運動で血液の流れが良くなれば、体の新陳代謝が促され、肌と体の老廃物を流してくれる効果も期待できるでしょう。
運動は肌のターンオーバーを促してくれるので、より健康でハリツヤのある肌を手に入れることにつながるのです。
さらに、睡眠は肌のコンディションを維持するためにも大切なことです。例えば夜の10時~夜中の2時まではお肌のゴールデンタイムと言われており、この時間にターンオーバーを促す成長ホルモンが分泌されるので、できるだけこの時間の間は寝ていることをおすすめします。
まとめ
今回は肌と体のインナーケアについてご紹介しました。食べる、飲む、運動する、寝るなど私たちが日常生活をどのように過ごすかによって、肌のコンディションは大きく変わっていきます。
これらの日常生活をきちんと規則正しくバランス良く送ることは、美肌を手に入れるためのベースとなります。ベースをきちんと行い、体の中から整えたうえで、入浴後の保湿やフェイシャルエステなどの外からのケアが生きてくるのです。
美肌を手に入れたいのなら、まずはインナーケアで体と肌の調子を整えながら、適切なスキンケアを行うように心がけましょう。
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