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できる女幻想、完璧な女性について

できる女幻想、完璧な女性について

外国で就職する際、というか面接相手が外人だった場合、
NGワードがいくつかあるが、基本
「できない」という言葉を言ってはいけない。

絶対にできませんという言葉は言ってはいけない。
あと「自分の性格のわるいところ」を聞かれたら

「ちょっと完璧主義者なところがあって、
思わず仕事をやりすぎます」

という受け答えがマル。他の欠点などは上げなくてよい。

積極的で前向き、スーパーマンでないといけない。

ただね、これかなり問題がある。
たとえばその業界で独自で使っているデーターシステムなどを扱う仕事の場合、
そのシステムの経験がないとかなり絶望的だし、
全くわからない人を雇った場合、講師などを雇ってトレーニングせねばならない。
それなのに「できます」と言って入ってこられたら
結構現場は厳しいし、人事には「何やってんだよ」と言いたい。
「あれもできます」「これもできます」と言って入ってきて
いざ仕事になったら何もできないという人いる。

で、仕方なく現場はもう一人雇ったり、その人がモノになるまで待つ。
一度雇ったらすぐ首にはできない。半年の監察期間のうちは
簡単に首にできないから半年は我慢。

「できる」というのは人事受けがいいのは当たり前。
人事はさ、そのできるの裏を読まなくちゃいけないんだよ。
履歴書、職務経歴書なんかウソばっかりなんだから。
日本人の履歴書のゲタの履かせ方なんかまだかわいい方。

日本だと化粧ってなんのためにするのかって考えると
「恋メイク」「婚活メイク」などあくまでプライベートで
大切な人もしくは身の回りの人を対象としたメイクが多いが、
こっちはそうではない。

メイクを習いに行く人についていったことがあるが、
フェイスブックなどのソーシャルメディアに受けがよく、
ネットワーキングのパーティに行って受けがいい、
そして仕事を発展させるメイク、
を習っていた。
プロとしての顔にポイントがおかれ、
それのアレンジとして、たとえば子供の保護者会向けなどの
メイクを教えていた。
彼氏や旦那向けのメイクってあんまりなかった。
だって、ね、大好きな人の前ではすっぴんでいていいわけで
どれだけ自分が
「完璧」「なんでもできる人」に見えるメイクというのをならっていた。

前の会社に絶世の美女がいた。
色んな国の血が混ざっていて、モデル見たいな人だった。
背もやったら高く、私の目線に彼女の骨盤がある感じだった。
洋服はいつも真っ白。
あとは真っ黒、どっちかだった。

よいところのおうちの人なのか、モデル、芸能人という道は
全く考えていなく、よい学校を出てキャリアで成功することを
一番に考えていた。

よく「私は完璧なのよ」と言っていた。
仕事でも完璧、よい母、よき妻で、いい女でできる女を目指していた。

この人がなんでも「できる」って言っちゃう人だった。
言ったからには努力はする人だったけど、まあ、人間完璧ではない。
彼女の仕事ぶりを批判した同僚がいて、
その時はものすごい大変だった。

綺麗な人が怒ると結構怖い、ていうか超怖い。
結局「できない」ことを「できる」と言い続けて実績がついてこず、
彼女は批難される前に会社を去った。

この人美にも相当な執念があったらしく、
会社の近所のジムではアスリート並みのメニューをこなしていたという。
彼女が会社をやめて後片付けをしていたら、
しぼんだバランスボールとか出てきたっけね。
ちょっとびっくりした。

ま、この手の女性、欧米では結構多いです。
自分のこと本気で「スーパーウーマン」だと思っていて、
なんでもできると思っている。

小さいころから両親に「お姫さま」として甘やかされた人が
多いかなと思いますね。そういう人ってね
「自分ができない」っていう現実を受け止められない。
だから失恋してストーカーになったりして事件起こすのは
このタイプが以外と多い。

実るほど、頭を垂れる稲穂かな、
という思想はないんですね。
日本人とは大違いです。

外国人の部下を持つ場合、そこんところを心しないと
いつまでも彼女達の「できる女幻想」に付き合わされて
いつの間にか高い給料を泥棒されることになります。

できる女を演出する場合、
ちょっと前までは口紅はブラウンがお約束でした。
ワーキングガールという映画のシガーニーウィーバー的な
感じがいまだに人気あります。
が、最近はもうちょっと力の抜けた感じにシフトしてる、かなと。
元フランス大統領サルコジ夫人のように
もう少し抜けた感じが受けるような流れになってきました。
ま彼女のメイク、囲み目風の目に
ピンクっぽい口紅が多いです。

よくテレビで見るピンクだなと思うのが
ゲランのシャインオートマティックの261です。
この手のピンクは持っておいていいかもしれないですね。
お仕事にどうぞ(あえて仕事にどうぞ)

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コメント(2件)

  • お母様はいいおかあさまですね。ホントにね、謙虚って大事なんです。モデスティってやつですな。MACにそんな色の口紅あったっけね。

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    • 更新する

    2012/7/6 12:55

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    • 返信する

  • 「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」 小さい頃から母に言われてきた言葉です(^^; でも、外国の方の自信満々な態度も見習わなきゃなって思います。足して2で割ったら理想的ですよね♪

    0/500

    • 更新する

    2012/7/6 11:13

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