出会ってしまったこのファンデ。

クレ・ド・ポーボーテ、ル・フォンドゥタン。
タンフリュイドエクラ・ナチュレルで、ファンデーションの楽しさを知ってしまった私が、手を伸ばさずにいられるわけがない!
パッケージもボトルも、スパチュラまで、黄金の輝き。
このキラキラが新年ぽいかな、なんて、お正月期間にアップ。
「The Queen of Foundation」のコンセプトにふさわしい、ラグジュアリーな使い心地。
使用量は何と米粒より小さいくらい。
疑いつつも、ほんの少しを指先にとって頬へくるくる、指を優しく回すようにつけると、みずみずしくて滑らかな輝きがどこまでも広がりました。
このファンデについてよく聞くのが、
「カバー力が低い」
「肌がきれいな人向け」
というコメント。
「カバー力が低い」とは、カバーの概念次第。
色を塗り重ねて下の肌色を遮蔽する、という意味のカバー力なら、他のファンデにお任せあれ。
ル・フォンドゥタンのカバー力は、肌の上にジュレのようなみずみずしい疑似素肌層をまとうような感覚です。
色ではなく、うるおいとツヤで肌を満たすような。
そう思って資生堂でアップされている資料を見ると、
一般的なファンデーションが「肌の上のファンデーションを見ている」のと比べ、
ル・フォンドゥタンは「オイルゲル基剤でぼかした素肌を見ている」のだそうです。
これは自分の手ごたえと合致していて、納得。
私はスキンケア後の自分の肌が好きです。
潤いが満ちたことによる、明るさとみずみずしさ、きめがふっくらして毛穴も目立たない。
その時の生命感あふれる印象を再現できるファンデーション、それがル・フォンドゥタン。
テクスチャも保湿クリームのようで、スキンケアの延長のように使えてしまう。
「もともと肌のきれいな人向け」
というのは、なりたいメイク観によって、そういう面もあるのかもしれない…。
でも、洗顔後、スキンケア後の血色のよい自分の肌にうっとりしたことがあるのなら。
この肌がずっと続けばいいなぁと願ったことがあるのなら。
その意味で、「自分史上最高の素肌」に出会わせてくれるファンデーションだと思います。
自分の素肌を愛したい人に、あなたの肌はきれいになれるよと、そっと支えてくれる。
今でこそ、スキンケア効果のあるファンデーションや、素肌を生かしたメイクがかなり浸透し、好まれるようになってきましたが。
2017年時点で、ル・フォンドゥタンを、しかも自社の最高峰ブランドで、最高価格のファンデーションとして、デビューさせた資生堂の心意気に、私は敬意を表したい。
確かにこの時、「体験したことのない、まったく新しい肌づくり」を、ル・フォンドゥタンは見せてくれたのだと思う。
今年も、そんな風にきれいを愛し、自分を愛せる、そんな幸福なスキンケアとメイクに出会えますように。
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