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【医肌研究所より】汗をかくと肌がかゆい!かゆみが起こる原因と対処方法

【医肌研究所より】汗をかくと肌がかゆい!かゆみが起こる原因と対処方法

気温が上がって汗ばむ日も多い5月。「汗をかくと肌がかゆくてたまらない……」「寝汗をかいて、寝ている間に肌をかきむしってしまう」などでお悩みではありませんか?

今回は、肌に起こるさまざまな症状の原因やメカニズムを発信する肌ケア情報サイト「医肌研究所」から、汗によるかゆみの原因と、対策についてご紹介します。

【医肌研究所より】汗をかくとかゆみが出るのはなぜ?




汗をかいたときのかゆみは、肌そのものに原因があるほかに、汗管(汗を出す部分)にトラブルが起きている場合もあります。それぞれについて見ていきましょう。


◆赤み・かゆみの範囲が広いときは「バリア機能の低下」


身体から出てくる汗には、塩分やアンモニアなどの成分がごく少量、含まれています。こうした成分はすこやかな肌にとっては問題のないものですが、バリア機能の低下した肌の上では刺激となり、かゆみを引き起こすことがあるのです。

バリア機能とは、肌のもっとも外側にある表皮の「角層」が持つ働きのひとつ。ここではうるおいを蓄えた角層細胞と細胞間脂質がすきまなく並ぶことで、外界の刺激から肌を守る働きをしています。しかし、何らかの原因で角層の構造にすきまが生じると、汗やホコリなど外的刺激の侵入を許してしまうのです。バリア機能を低下させる要因には、下記のようなものが含まれます。

◎加齢やターンオーバーの乱れ
◎肌の乾燥
◎紫外線によるダメージ
◎熱いお湯での入浴・洗顔や、ごしごし洗い



◆赤いぶつぶつができてかゆいときは「あせも」


あせもとは、たくさん汗をかいたときなどに汗の管がつまり、肌内部に溜まった汗が水ぶくれや炎症を引き起こす症状を指します。主に、角層内で白や透明の小さな水ぶくれができる「水晶様汗疹」や、角層よりもさらに下層で起こる赤みを伴うぶつぶつができる「紅色汗疹」などが見られますが、紅色汗疹の場合は赤みとともに強いかゆみやヒリヒリを感じることがあります。

詳しくは、医肌研究所『大人も注意したいあせも(汗疹)の原因と症状、予防方法』や、『あせも(汗疹)ができたら薬は必要?症状別の対処法』をご覧ください。

汗によるかゆみを改善するには?
かいた汗は肌の刺激や、汗管のつまりの原因となるので、いずれの場合もこまめに拭き取るか、ぬるめのシャワーで流すなどして肌を清潔に保つことが大切。加えて、以下のような対策を行っていきましょう。


◆バリア機能の低下には、スキンケアや生活習慣の改善を


肌のバリア機能が低下して、汗をかくとかゆくなるときは、うるおいを与えて肌環境を整えることも大切です。保湿効果の高いスキンケア化粧品やボディクリームで角層にうるおいを補給し、みずみずしい肌をキープしていきましょう。紫外線はバリア機能にダメージを与えるので、外出の際は日焼け止めを欠かさずに。また、十分な睡眠や栄養バランスの取れた食生活を心がけ、内側から肌のコンディションを整えていくようにしましょう。

かゆみを感じるとつい肌をかきたくなりますが、爪でかくと肌のバリア機能をますます損ない、かゆみの悪循環に陥ることがあります。かゆみがあるときはビニール袋で包んだ濡れタオルなどで肌表面を冷やしたり、かゆみ止めの薬を使用したりしてみましょう。


◆あせもには汗対策とスキンケアを


あせもができないようにするには、高温多湿の環境をさけ、できるだけ涼しい場所で過ごすようにしてください。日頃から吸水性や通気性の高い下着や衣類を身に着け、汗で肌が濡れた状態を避けることも大切です。

白っぽくかゆみを伴わないあせもは、数日から1週間程度で自然に治ることがほとんどです。ただし、赤くかゆみを伴うあせもの場合は、肌をかきむしることで雑菌の感染を招くなど悪化することも。ドラッグストアや薬局では炎症やかゆみを抑える塗り薬が販売されているので、薬剤師におすすめのものを選んでもらうこともできます。

>>「医肌研究所」で詳細を見る



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