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はかたを、通るもん14

はかたを、通るもん14

まず改札を出てみると……
新幹線の駅というより、郊外の駅という雰囲気で、駅前にマンションも建ってたりしてるのを見るとなおさらその感が強くなる。


さて、いまの運行についてのご案内やけど、重要なことが2つあって、

まず1つめ、ここ南博多……
……
博多ではない(笑)、実は福岡市を飛び出て、那珂川市というところにある。

そして2つめ……
……
九州新幹線が全通したのは2011年(博多ー新八代間開業)やけど、ここまでの線路はそれ以前からあったということや。というのも、
駅の横が山陽新幹線の車庫やからやねん。つまり1975年には存在してたということ(山陽新幹線全通)。


那珂川市は山陽新幹線全通当時は人口が20000人にも満たない「町」やったのが、それを境に宅地化が進んでいって人口が増えていくことになる。しかし、在来線の鹿児島本線、私鉄の西鉄の路線はともに博多ー筑紫野ー二日市ー(鳥栖)ー久留米……というルートで結んでて、那珂川町から博多に行くルートは路線バスに限られるという、いわゆる鉄道空白地帯やった。そこで、
「車庫の出し入れするついでに乗せてくれ」
と申し立てたものの、当時の国鉄は難色を示す。

要望が通ったのは国鉄民営化後。1990年、車庫に併設するかたちでJR西日本が博多南駅を開業させる。その結果として、博多へのアクセスが大幅に向上。そのおかげで宅地化がさらに進み、那珂川町の人口が爆アゲすることとなる笑

ちなみに那珂川町から那珂川市になったのは2018年のことで、2010年の国勢調査で49780人、市への昇格を目指して不動産関連の優遇などで定住促進を図った結果、2015年調査で50004人(笑)となり晴れて市制へと移行、平成最後の市の誕生となった。

博多南駅の1日平均の乗降人員は開業当初が10000人程度、近年は15000人程度を記録してて、人口の増加とほぼリンクしてるのが興味深い。


博多ー博多南間は九州新幹線の線路を使用してるわけやけど、それ以前から山陽新幹線の回送線であることから、その間の線路の管理・施設の保有はJR西日本で、しかも「博多南線」と呼ばれる在来線の扱いとなってて、最高速度は120km/h。で、気になる値段は……
運賃片道¥200+特急料金¥130の¥330。結構おトクやと思う笑



そんなわけで、再び博多南線に乗車して博多へ。

福岡空港へとアプローチするANAの787を見ながらホームで新幹線を待つ。

やってきたのは……
まさかの700系ひかりレールスター。

ひかりレールスターといえば4人個室があるという、登場当時話題となった車両。


……いやーなんやこの引きのよさは……明日ケガするんちゃうか(何)


このあと博多に戻って、駅ビルでラーメン食べて宿に戻ることに。



今回は博多近辺でいろんな乗りものを2週にわたってご案内してきましたやで。でも出張は終わりで、大阪に帰ることになる。九州全域に広げるとまだまだネタはあって、ご案内できるヒマとカネ(何)がないのが残念やで。
大阪のほうにもネタはあるから(笑)、帰ったらそちらへも行くんで、そのときまでご案内はお待ちくださいやで。

それでは最後に博多で見かけた九州新幹線の800系つばめをご覧にいれて、今回の運転を終えますやで。




ご乗車ありがとうございましたやで。













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