
香水はイメージのゲーム
2012/9/1 21:03
ということをずっとやっていた庶務のおじさんというかおじいさんが退職した。
で、代わりに女性のパートさんを雇った。
複雑怪奇な郵便物や定期購読物のシステムをあっという間に飲み込んで
テキパキ仕事をしてくれる方なのでありがたいが、
どうしても彼女についてひっかかることがあった。
香水、なんですよ。
彼女は結構年の行った感じのおばさんで(50代)、
なんというかホントに普通のおばさんって感じで余りおしゃれとかに気を
使っているようなタイプにも見えない。
でも香水がいっつもきつくて、
匂いがフェラガモのインカントという香水なんだけど、
これ「仕事場にしていくのにはどうよ??」って香りなんだよね。
もう一人、隣の課におばさんがいて、
これがなぜか全くお化粧っ気がないのにブリットニースピアーズのシリーズの
香水を頭からかぶったようにつけている。
お堅いオフィスではどうなのか?という香りだ。
で、やっぱり皆彼女達の匂いに気がついているようで
「きゃぴきゃぴしすぎ。」とか「娘のコロンをつけてきたんじゃないか」とか
言っている。
私の隣の席の人が「アフターファイブでトイレでつけているなら許せる香水」
と言っていた。その通りでございまして。
正直、ブリちゃんのシリーズもインカントも大好きです。
街中でよくかぐ匂いでもあります。週末のクラブや飲食店などでもあふれている香り。
若い子がぴちぴちの肉体に直につけていると非常においしそうですし、
ま、年行った人でもバカンス先や、クラブなどにつけているなら許容範囲かな
とも思います。
でも普段使いにオフィスでつけるにはどうなのかな、とふと不安になる香りでもあります。
さすがにこの手の香りはあまりオフィスでは匂わない。
ような気がします。
TPOって一口にいいますが、香水ってなんというか、
その人のTPOのセンス、社会人としての感覚みたいなのが
モロに出るような気がしてなりません。
私の働いている業界で、誰もが知っている評論家のおばさんがいますが、
そのおばさんに会った人は「匂いがいつもすごいぞ」と言います。
(ゴルチェらしいですが。)
そのおばさんくらい皆が知っていてアクの強い人であればハナシは別ですが、
素人さんはその辺をわきまえて使わないと香水って結構エライことになる
ものであると思います。
あと、なんだろうこれは個人的な感想ですが、
一つのものがはやると業界って右へ習えで一色になることが非常に多いですね。
インカントもブリちゃんの匂いも好きですが、
私、個人的にはこの手の香り、飽きちゃったところもあります。
トップから甘い香りがべたっと来る感じ、が、もうおなか一杯だったりして。
ゲラン様が新しい香水を出しましたね。
ラプチノワールローブとかいうやつ。
これもちょっとそういう潮流に乗ってしまった感じがしないでもなくて
手を出しにくいです。
(ただこの香水のすごいところはトップがきゃぴきゃぴしてはやりにゆだねているところがあってもミドルからラストは、「どうだゲランだ」というようななんというのでしょうか、
その辺のメーカーとは一線を画す、香りの変化が見事です。)
まあ、いろいろ書きましたが、香水ってイメージのゲームでもあると思います。
今ある自分、これからそうありたい自分、人が見た自分、
その辺をうまくピックアップして、自分という要素にぴったりあった香水を
つけるのが楽しいんですよね。
ということで、右へ習えで「売れる香水」を作るよりも
イマジネーションを刺激する複雑で独特な香水をもっとたくさん
作ってほしいと願っておりまする。
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