
美容や健康のために牛乳を飲んだり、料理に活用されている方は多いと思います。
牛乳嫌いを公言しており、自分では飲まない(たまに料理には使いますよ)ですが、牛乳には何の恨みもなく、むしろもっと牛乳について知ってもらいたい!という気持ちが強いです。
大学時代は学内にたくさん牛がいたこともあり、牛乳についても多々勉強しました。
知ってるようで知らない?牛乳雑学について少し書きたいと思います。
まず、乳を搾る牛というのは主に白黒のホルスタインですが、一部茶色のジャージー牛というのもいます。

(※愛するジャージーちゃん:母校のHPより拝借)
ジャージー牛の乳はホルスタインに比べ、脂肪が多く、乳製品に使われたりします。
どの成分が多いか少ないか、牛の種類ももちろんですが、酪農家さんの餌や世話の工夫で変わり、そこが牛飼いの腕の見せ所なのです。
余談ですが、たまに「牛は常に乳が搾れる」と誤解している方がいますが、そうではありません。
雌牛は生まれてから1年と少しで人工授精によって妊娠し、10か月後に子供を産みます。
約2歳でママになる訳です。
人間と同じで出産すると乳が出ますが、出産直後の乳(初乳という)というのは生まれた子牛のための成分(免疫物質や各種栄養分)がとても豊富で、色も黄色いんです。
普通の牛乳とは成分が違うため、出荷することは出来ません。
(酪農家さんはこの乳に酢を入れて「牛乳豆腐」を作ったりしています。蛋白が多いのでお酢を入れたらすぐ固まるんですよ。)
初乳期が終わり、普通の乳になれば出荷されます。差はありますが約300日間搾り、その後60日ぐらい休ませます(=乾乳期という)。
乾乳期が終われば再び出産できるように、あらかじめ人工授精しておきます。
1年1産、が理想なのです。
一般的には5、6歳まで(長いと10歳超える)搾乳され、あまり乳が出なくなったり妊娠困難になると屠畜され、肉になります(廃用牛という)。
肉用として育てられたわけではないので、肉質は悪いです。スーパーで激安の「国産牛」、これかもしれません。
では本題、「牛乳」とは?
牛から搾った乳(=そのままのものを「生乳」という)を、「加熱殺菌」したものを言います。
普通の牛乳は乳脂肪分3.0%以上、無脂乳固形分8.0%以上含んでいなければならないと法律で決められています。
脂肪分を減らしたり他の物を加えたりして加工したものはそれぞれ成分量によって低脂肪乳や加工乳等と定義され、各々において成分量、細菌数の基準が決められています。
次に「加熱殺菌」について。
何故加熱殺菌が必要か?もちろん微生物危害を防ぐためです。
搾乳を無菌で行うことは無理ですし、ご存知の通り牛乳は「栄養満点」なので、菌にとっても最高の環境な訳です。
病原微生物を殺し、またその他雑菌により牛乳が変敗するのを防ぐため、加熱殺菌が義務付けられています。
殺菌方法にも色々種類があります。
代表的なモノだけを。
・低温保持殺菌:63℃30分を保持する方法。法律で定めれている最低限度の殺菌方法です。この温度は結核菌を死滅させるためのもので、一般的な病原微生物は死にます。しかし一部の熱に強い菌は残存するため、この殺菌方法の牛乳は賞味期限が短いのが特徴です。
・超高温瞬間殺菌:120~135℃ぐらいの管の中を数秒通すことで殺菌する方法。ほとんどの市販牛乳がこれ。低温よりも殺菌効果は高い。
さらに高い135~150℃ぐらいで殺菌し、無菌的に充填したものは細菌のリスクがきわめて低いため数か月常温保存できます。レジャーや非常用に使われています。↓

普段皆さんが買われている牛乳は高温殺菌したものがほとんどだと思いますが、低温殺菌のを飲まれたことはあるでしょうか?
高温殺菌ものは温度から考えても分かる通り、いわゆる「焦げている牛乳」と呼ばれたりします。栄養成分は同じですが、本来の「乳」の味とは違うようです。
(私は飲まないんで分かりませんがーー;)
最近はスーパーでも低温殺菌の牛乳、売られています。牛乳好きな方、一度飲み比べてみてはいかがでしょうか?
さらに生乳に近い風味と言われるのが「ノンホモ牛乳」と呼ばれるものです。
一般的な牛乳はさまざまな大きさの乳脂肪を均一にするためホモジナイズ処理という工程があります。
これをなくしたものがノンホモ牛乳です。
ノンホモは脂肪球の大きさが色々なので表層にクリーム状の塊が出来たり、腐敗が早かったりします。
しかし生乳本来の性質を残しているため、近年一部の消費者には好まれているようです。
(滅多に店頭では見かけませんが…)
このように牛乳には色んな種類があり、殺菌や処理方法によりメリット・デメリットがあります。
常温保存品以外の牛乳というのは法律で「10℃以下で保存」することが定められていますが、購入した後もしっかり守りましょう!
近年法律改正により牛乳をペットボトルに入れて販売できるようになりましたが、いまだ瓶やパックの牛乳しかない理由の1つに、長時間常温で持ち歩けるようなペットボトル飲料にしてしまうと、そこで菌が増えて健康被害の可能性があることが挙げられます。
殺菌はしてるとはいえ、普通の牛乳では菌は完全にはゼロではありません。
購入してからしっかり保存すること、それは消費者の責任です。
以上牛乳話でした。
今は色んな種類があるので飲み比べしてみるのも楽しいと思います。
自分に合う牛乳を選び、美容や健康にもっと利用していただければ嬉しいです★
飲めないクセに偉そうに書いてみました!
毎日乳を提供してくれる牛さんと酪農家さんに感謝を!
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