そうしましたら、「わぁ~何この香り!いい香り~♪」と褒められました。
私の性格(気が強くて女性らしさのかけらもない)を知ってる友人は、「ちょっとらしくないけどねぇ~。ま、見た目はフェミニンそうにみえるからいいっか。」だって(笑)
最近、香りに目覚めちゃったワタシ。
通常デパートのカウンターでは取扱いのないフレグランス(6種類)がお試しできるイベントがあるとお知らせいただいたので、カウンターへ出向いて参りました。

デパートカウンターで取扱いのないブティックフレグランスの6種類の香りは下記のとおり。

・アプレ ロンデ
雨上がりの庭園に咲く草や花々を思わせる、繊細でロマンティックな香り。

・ジャルダン バガテール
チュベローズを基調に、白い花々が奏でる可憐で透明感のある香り。

・ナエマ
蜂蜜のように甘いローズとフルーツが織りなす情熱的でコケティッシュな香り。

・シャマード
花々とフルーツの香りが出会い、愛の歓びを奏でる、甘く切ないハーモニー。

・ジッキー
記憶が封じ込めた思い出を鮮やかに甦らせる、魅惑のモダンフレグランス。

・ルール ブルー
「蒼の時」というベルエポックを代表する優しい花々とパウダリーなアイリスの香り。
こちらのフレグランスは、ゲランのブティックでしか取扱いがないそうです。
このイベントではフレグランスのスペシャリストが、カウンセリングの上、自分にぴったりの香りを選んでくれます。
カウンセリングは簡単でして、何種類かのボードがあります。たぶん5枚くらいのボードがあったかな?
このボードには、風景だったり、部屋のインテリア、ファッション、花、食べ物などなどいろんな種類の写真が貼られており、その写真の雰囲気に合う布(ベルベットやサテン、リネンなど)も見本として貼られています。
この何種類かのボートを見て、自分が一番好きな雰囲気のボードを選びます。
その選んだボードを見て、2種類の香りのテスターが選ばれます。
その2種類のテスターから好きな香り選び、最終的に自分に合う香りを導き出すというもの。
私が選んだのは、柄にもなく「フェミニン」なボードでして、こちらの香りとして、ゲランのブティックフレグランス6種類の中から私に似合う3種類を選んでいただきました。
その3種類は、ナエマ、ジャルダン バガテール、シャマードでした。
ナエマは千夜一夜物語に出てくる双子のお姫様のうちのひとりの名前。
トップはヒヤシンス、ベルガモット、マンダリン、ミドルにイランイラン、ラストにサンダルウッドと、千夜一夜物語からインスパイヤされた香りだけあってオリエンタルな香りです。
ミドルにピーチも入っており、オリエンタルな中にもフルーティーさも感じられました。
ジャルダン バガテールは、ブローニュの森にある庭園の名前だそうで、白い花ばかりを使って作られてフレグランスです。
トップはベルガモット、ミドルにジャスミン、ネロリ、チュベローズ、ガーデニア、ラストがサンダルウッド。
可憐な白い花ばかりを集めて作られた香りだけあって、清楚なお嬢さんというイメージが浮かんできます。白いシンプルなワンピースが似合いそうな。
ジャスミンとチュベローズが強く感じられまして、ジャスミンが大好きな私は、3種類の中ではこれが一番好きですね。
シャマードは、サガンの小説でパリの社交界を舞台に自由奔放の生きる女性をモデルとして作られたフレグランス。
「シャマード」とはもともと、ナポレオンの時代の軍隊が降伏の際に鳴らした太鼓の音を意味する言葉だそうです。
トップはヒヤシンス、ガルバナム、ミドルがイランイラン、ジャスミン、ローズ。ラストがバニラ、ウッディ。
こちらは香調がグリーンフローラルなだけあって、トップはガツンとフレッシュな青臭い香りがきます。正直、好みではありませんでしたが、だんだんとイランイランやジャスミンが顔をのぞかせて私の好みの香りになってきました。
香りの好みの系統として、私はジャスミンをベースにイランイランやローズが入ったものが好きだということが分かりました。
「ジャルダン バガテール」がすごく気に入ったのですが、この前シャリマーを購入したばかりだし、クリスマスコフレも予約⇒https://beautist.cosme.net/article/336482
ココはぐっとガマン・ガマンで帰って参りました。
ブティックでしか買えないものが今、この期間だけ目の前のあると思うと欲しくなっちゃいますね。
東京へ行けば買えるので、年に2回東京へは行く機会がありまして、いつか購入しちゃうかもしれません。
とか言って、今度のお正月に買ってたりして(笑)
ゲランのフレグランスにはいろいろな物語があって、上質な特別な香りを纏うという愉しみがあります。
ルール ブルーはバカラとコラボで、バカラ製のボトルを使っていたこともあるそうです。今、復刻限定で何本かバカラバトルが出ていると聞きました。
クリスマス限定のリウのフレグランスパウダー、元々あった「リウ」の香水ボトルもバカラを使っていたこともあるようです。
そして、こちらのボトルはトゥーランドットという中国の物語りから、中国茶のパケをイメージしてデザインされ、外箱も昔の木で出来たお茶箱をイメージした箱に入っていたそうですよ。
「ルール ブルー」「ミツコ」「ラ プティット ローブノワール」の3つはボトルが同じですよね。
ミツコが出た時代は戦争などで物資が乏しい時代でしたので、ボトルを新しくせず同じボトルを使っていたとか。
イディールのボトルは、テーマの「純愛」から、ギリシャ神話のダナエとゼウスの物語で、幽閉されたダナエに会うため、ゼウスが金色の雨の雫に姿を変えて会いに行くのですが、その純愛の象徴として金の雫の形を模して作られたそうですよ。
そして、この金の雫のボトルを横に向けると、ハイヒールを後ろから見たヒール部分に見えます。
これもハイヒールという女性らしいアイテムを使い、女性らしさを表したボトルとなっているそうです。
香りももちろん女性らしい香りでした。
こんな話をBAさんと話していると、香りだけじゃなくボトルにも意味があってますます興味をそそられます。
そんな感じで魅惑の香りの世界へと引き込まれて行ってしまうのでしょうか。