
ゲラン ラ プティット ローブ ノワール オーデトワレ
香りについて、まったく知識はないのですが
じぶんにとって心地のよい音楽がするりと胸に入ってくるように、
なんというか無条件に、好きです。
少し前に、カウンターへ行ったとき、BAさんがシュッとかけてくださいました。
「のうまさまのイメージにぴったりなオーデトワレがあるんですよ」と。
これは営業トークですが、わたしくらいの年代の女性にもつけられる、という意味なんだと思います^^
スーッとする香りの中に甘く華やかな香りがふわふわふわっと舞って鼻に届きました。
帰って公式ホームページを見ると、細身の黒いシルエットの女の子がドレスを着てくるくると踊っていました。裾が動くたび、ふわあん、ふわあん、と動く。香りのイメージにぴったりだと思いました。
つけて頂いて、それほど経たずに帰宅したのですが、その頃には、とっぷりと甘ーい香りに変わっておりました。
で、先日カウンターへ行った際には、お洋服のタグを、渡されたのです。
タッチアップして頂いたピンクのルージュを「すごく似合う」と言ってくださった後に、「こちらの香り、のうまさまにお似合いのこのリップにお似合いになられると思いますよ」と。
「この香り、このあいだつけて頂いたのと香りが全然ちがいますね」と言うと(ここらへんにわたしの知識の無さが伺えるかと思います;;)、「こちらはラストノートなんですよ」と答えて頂きました。
香りに、コクがある。
はじめにつけて頂いたときのトップノートは、黒いドレスの裾から軽やかに広がっていくような印象。
次に嗅いだタグに染み込んだラストノートは、黒いドレスの、ひらいた胸元から香ってくるような印象。
胸元のひらいた黒いドレスといって思い浮かぶのは、わたしが小さい頃、母がよくビデオデッキの前でうっとりするように観ていた、ダイアナ・ロス。彼女だけです。
推測すると80年代に行われたダイアナ・ロスの日本公演の様子なのですが、
そのとき、彼女は胸にそうように開かれた黒いドレスを着ていました。ベロアのような生地、ライトに照らされて少しキラキラと光っていたようにも思います。
あらわにされたミルクチョコレート色の彼女のしっかりした肩には、ふわふわと、パーマがかかっているのに羽根みたいに薄くて軽い髪が揺れていました。時々、優しくかきあげる仕草がセクシーよりもチャーミングでした。
声も、セクシーなのに、チャーミング。それが本当に魅力的でした。
シュープリームス時代の『恋はあせらず』なんかも歌っていたのですが、舌の上で溶ける角砂糖みたいに軽くて甘くて、でも深みはある、あれほど可愛くてセクシーな歌声はない、とわたしは思っています。
そうして、彼女は、公演に来ているファンひとりひとりの目を見るようにして歌うんです。ときには一人をステージ上に上げたり、最後はファンから花束を受け取ったり。
その女性性のある寛容さ、それが、ひらいた黒いドレスの胸元から溢れていたように思います。けっして豊満な胸ではないです。そういう形ではなくって、なんでしょうか、そこから香りが漂ってくるように、そんなふうに感じてしまうのです。
(ダイアナ・ロスの画像、検索してみたのですが、わたしの思っている印象の彼女がなく、貼れませんでした。)
豊満な胸で、その寛容さを感じる女性なら、もうひとり。オノ・ヨーコさんです。
オノ・ヨーコさん自身のこと、彼女の作品、それらをなにも知らないとき、ビジュアルだけを見て、なぜこの方は谷間を見せるのだろう、と不思議に思っていました。それになんだか見れば見るほど惹きこまれていく。
もちもちとしたミルクのような肌が、まるで上品なやわらかさを感じさせる。谷間は肉々しい印象はまったくなく、たとえるならもっちりとした洋菓子のよう。その谷間に手を差し込んだりするんじゃなくって、贅沢に顔をうずめたい、そんなふうに思わせる。
なんだこの谷間は。

ジョン・レノンとオノ・ヨーコさんの出会いのお話。
オノ・ヨーコさんの展覧会にジョン・レノンが来る。
たしか「なにかしら、このひと」とオノさんは思っていたそうな。何人かが出展している展覧会だったが、ジョン・レノンがオノ・ヨーコさんの作品の前で立ち止まる。
オノ・ヨーコさんの作品の、「どうぞ登ってください」と書かれたはしごをジョンが登る。はしごの上までいくと、天井から虫眼鏡が吊り下がっていて、それを使って天井の文字を見る。そこには一言「Yes」と書かれている。
その作品を体験して、ジョン・レノンは胸を打たれたとか。
そう、この、「Yes」。
すべてを肯定してくれる「Yes」。そう言ってくれる谷間なんだ、と気づく。
だから、小さい子どもみたいに、あの谷間に顔をうずめたくなるんだ、と。
なんでも「いいよ」って言うわけじゃない。「肯定してくれる」ということ。
そんな寛容さにわたしも惹かれ、そんな大人の女性になりたいなと思います。
なんだか香りの話から、すごいところまで飛んできてしまったような気がしますね;
冷える冬の空気の中で、好きな香りに包まれるのもいいですね。いい香り、探してみようかな。
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