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「効果がある」ってどういうこと? 「エビデンスがある」って?

「効果がある」ってどういうこと? 「エビデンスがある」って?

最近、「エビデンス」という言葉を耳にしないでしょうか?

美容アイテム、サプリ、健康食品など、「エビデンスがある」
という表現が用いられるケースが多くなってきています。
エビデンスというカタカナ専門用語を使われていると、
なんとなく信じて、効くのかな・・・と思わせる効果がある気がします。

個人的には、この言葉、本来の意味から離れて乱用されており、
それを使う人たちも、意味を理解せず安易に使いすぎている気がしています。
一種のマーケティング用語にされてしまったなと感じていました。

以前、化粧品の「効果がある」ってどういうこと?
という記事を書いていて、人それぞれに、感覚が違うこと。

そして、「○○○というエビデンスがある」という言葉が、
「○○は効果がある」という言葉と同義に使われている気がします。

「化粧品に○○の効果がある」という表現をしたとき、
化粧品は、効果がないもの。効果ががあってはいけないもの。
効果を謳ってはいけないもの・・・ということが語られます。

そこで、「エビデンス」という言葉や、「効果がある」という言葉について、
追記をしつつ、再アップしました。

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【元記事】'12/12/28 14:05
化粧品を使っていて「効果がある」というのは、
どういう状態を言うのでしょうか?

先日、下記の記事を書いたのですが、
  
  ○1万円の化粧水、買えますか?
    →https://beautist.cosme.net/article/390461

こちらのコメントで、興味深いコメントのやりとりがあったので、
ご紹介したいと思います。

RUKIAさんより、次ののようなコメントをいただきました。
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1万円の化粧水ですか…検証をして、効果があれば買いますが、化粧水は成分云々よりも使い方と使用後の処理が重要だと思っているので、コスパが合わなければ難しいですね。肌に良いことが一番ですが、香りの良し悪しがやはり気になります。いずれにせよ、本人が製品に価値を見出せば、多少の価格には目を瞑るものかなぁと。.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■検証の結果の効果とは?
ここで、RUKIAさんは、「検証をして」効果があれば買うと言われています。
この時、「検証」の具体的な意味はわかりませんでしたが、
一般的には、「実感」を検証するという意味で使われるように思います。
しかし、RUKIAさんは、同じ日に3箇所で、別の方法でお肌診断をしたりされていたり、
スコープで客観的に効果を見ているということを伺っていたので、
もしかすると、単なる「実感」ではなく、「データを伴う効果」を
意味している可能性もあるかなと思いました。

そこで、返信したコメントが、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最近、切に感じるのですが、化粧品の「効果」って、何を効果と考えているか人によって違うので、語ることが難しいって。感覚的なものなのか、理論裏付け、データを伴うのかも含め、あの定義の問題です(笑)サプリなどの効果は顕著な気がします。 以下略
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それに対して、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕の場合は、マイクロスコープという伝家の宝刀があるので、製品を使って効果があれば、肌表面上の成果は歴然となります。ただし、肌の内部に関しては、肌質診断が必要不可欠ですね!また、化粧水後の乳液やオイルなどとの相性もあるようで、単体と複合では効果に差が出ることも無視できない観察点です!
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と言われていたので、やはり感覚的な効果ではなく、
視覚的な効果や、肌質診断によるデータの裏付けを伴う効果を意味されて
いたんだなと思いました。


■「単体の効果」と「複合的にみる効果」
さらに、一つのアイテムの効果を、そのものだけで捉えておらず、
そのあとに使う、「乳液」や「オイル」との相性という点でも「効果」をとらえていて、
「単体の効果」と「複合的にみる効果」を、
分けて考えているということが、わかります。


■一般的な「効果がある」ということは・・・
そこで、想像したとおり、RUKIAさんの捉えている「効果」は、
一般的に女性が感じる効果の捉え方とは違うと思ったのです。

女性が「効果がある」と感じている場合、感覚的な部分で、
あまりデータ云々で語る人は少ないと思われます。
自分で、スコープなどを購入して測定するという人はまずいないはず・・・(笑)

さらに、効果を単品で捉えず、総合的に捉えるという視点については、
以前、化粧水の保湿の話題の時に、ちい0203さんも言われていましたが、
単品で考えるのではなく、総合的に捉えるというように、
このあたりは、人によって捉え方が変わってくる部分ではないかと思われます。

ちなみに私の場合は、化粧水は、
その前の「洗顔」によって吸収が変わると感じているため、
あとのアイテムよりも、前のアイテムとの相性を気にしています。


■「効果がある」という言葉の意味にはいろいろな意味がある
というように、化粧水の効果、ということを語るにしても、
どういうことを「効果がある」と考えるかというのは、人によって違います。

他の人の評価で効果があると語られていた場合、
どういうことを「効果がある」と捉えているのかを理解しておかないと、
自分が考えている効果とは、違うことが考えられます。

ここで、大きなズレになりやすいのは、
「データを伴うことを効果」と考えている人が、
「感覚的に」効果があると語っている人の
「効果がある」という評価とは違うということなのです。


■自分が当たり前と思っていることと他人との違い
そこで、RUKIAさんから、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
個人的に疑問を抱くのが、化粧品の効果って物理的なものではないのですか?僕の場合、肌がマットなのかテカるのか、毛穴が大きいのか小さいのか、肌が白いのかくすんでいるのか、シミがあるのかないのか、各項目に関して明確にレベルを測ります。使用感も勿論大事なのですが、それこそ落とし穴だろうと!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「化粧品の効果は、物理的なもの」

逆にそこに、落とし穴があると思うのです。
私も多分にそういう部分があるのですが、
データの裏付けがあって始めて「効果がある」と考えてしまいます。
それを当然に思っているところがありました。
だから、みんなもそう捉えていると思ってしまうのです。

しかし、美容業界を見ていて、
「効果がある」というのは、必ずしもデータなどの客観的な裏付けを
伴っていないことが多いと感じました。
また、みんながみんな、裏付けを求めているわけではないということに気づき始めました。


■自分が捉えている「効果」は人とは違う・・・
あるときから、「自分がとらえている効果」と、
他の人たちが感じている効果のニュアンスが違っている気がしてきました。
化粧品の効果というのは、感覚的に語られていることが多い・・・

科学的な「真の効果」というものに対しても、一家言があるため、
さらに効果の評価に対しては厳格(?)になってしまいます。

真の意味での効果は、プラシボも取った「科学的に検証」された上での
効果と理解しています。
しかし化粧品業界にはその規定がないため、
科学的な根拠を伴う効果を論じることができない世界と理解しました。


■周囲に合わせて「効果」の意味を使い分る
それなら、感覚的効果があれば、効果があると言ってよいと理解するようになりました。
ところが、サプリ、健康食品は、プラシボを含む科学的な効果を求めてしまうのです。

私自身の中でも、「アイテム」によって、「効果がある」の捉え方が違ってしまうのです。

そんなことを思うようになってから、自分が考える「効果がある」ということばと、
美容業界で語られている、「効果がある」の意味に、ずれを感じ始めてきました。


■同じ科学検証を伴う効果も捉え方が違う
「化粧水の効果」のコメントで、効果は検証を伴うと考える
RUKIAさんと私とでも違っているのです。

私も、科学的検証、形態的な変化を認められることが効果と考えています。
しかし、一般的にはそんな検証は、日常使用では難しいため、
私は「気分、使いごこち、感覚」で判断してもよいと思います。

そのため、裏付けを求めがちな思考からすると、
日常使いにおいては、裏付けをとるべきなのに、現実的にはできない。
薬などの医療とは違う化粧品の世界だからと
割り切った見方をずっとしてきてしまっていたのでした。

それに対してRUKIAさんより、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
凄く的を射たご意見だと思います。だからこそ、客観的視点が必要不可欠だと思いました。どんな商品にも言えることですが、我々は、効果云々よりも満足感を求めているということですね!これは深いテーマですね!
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それでも尚、「客観的視点」が必要不可欠。と考えられています。

私は、それを求めるのは酷と考えてしまいます(笑)
現実問題、みんながみんな、マイクロスコープは、買えないんです(笑)
また、そこまでして効果を確認しようと思う女性もいないと思うのです。(笑)
やはり、感覚的な判断で、満足できれば、それが効果でいいと思うのでした。

ほ~ら、「効果」の考え方が違うでしょ(笑)

これは、男性と女性の効果の捉え方の違いもあるような気もしますし、
あとはパーソナルな思考の差もあるかな・・・と思うのでした。


そんなわけで、
■外野から見てしまう
化粧品の効果については、同じ土俵で論じることができないと思い、
遠目で、外から見てしまうようになりました。

アフィリなどで、学会で認められています。エビデンスが確認されています。
という紹介があっても、実験の内容まで、ちゃんと確認したのかな?
エビデンスが確認されたって、メーカーが言ってることじゃない?
科学的な根拠に基づいてデータとってるところなんて、少ないんだけどな・・・

ちょっと冷めた目で見てしまいます。こうした、私が考える「効果」を語ると、
疎ましく思われるだけと思ってしまうので、傍観してしまうのでした。


■定義の問題
以前、定義ということについて、記事にしたことがありますが、それにも通じる内容です。

相手との会話で、どうも意思疎通ができない。
そんな時、その言葉をお互いが、どのように理解して使っているか確認してみると、
ズレがわかるこもあるかもしれません。と結びました。

化粧品の評価をするときにあまりに当たり前に使われる「効果がある」という言葉は、
実は使う人によって、いろいろな意味を含む言葉だったのです。

共通の定義では語れない言葉だと思います。
だからこそ、相手がどういう意味で使っているかも、考えてみる必要がある気がしました。

ここまで、とても理屈っぽい内容にお付き合いいただきありがとうございました。
「効果がある」ということについて、人によって捉え方が違うと紹介してきました。

実は、これはまだ序の口です(笑)この先、さらに理屈は、エスカレートします。
ここからは、理屈がお好きな方だけ、お進み下さい(笑)

=========================================
ここからは、薬や治療など医学における「効果」についてです。
普段は一般的な意味で、感覚的な効果があれば、効果があると捉えていますが、
医学の世界の「効果がある」という言葉はまた違います。

「エビデンス」というのは、証拠・根拠、などを意味し、
本来は医学において使われていた学術用語です。
一般用語として使われることはほとんどあまりありませんでした。

医学の世界では、医師の経験による、投薬や治療といった
技術の差などが見られ、医師による治療の差がなくなるように、
「エビデンス」に基づく医学に変遷してきたと聞いています。

ところが、最近は業界用語としても用いられ、
ビジネスシーンでも、論拠、証拠といった意味で使われて出しているようです。
それぞれの業界で異なる意味で使われ、
美容や化粧品などでも、「エビデンスがある」という表現がされます。

「エビデンス」という言葉を使うと、効果があるような印象を与えることができます。
安易に使われすぎていて、美容に関して本当の意味でエビデンスをとっているものは、
ほとんどないと言っていいと考えられます。

下記に看護師さんから、提言がされています。

○「エビデンスがある」とはどういうことか?(看護ネット)
   →http://www.kango-net.jp/nursing/ebm/ebidensu.html

エビデンスがあると証明するには、その実験方法がいくつかり、
その方法によっても、信頼度が違うという説明がされています。


○エビデンス:根拠に基づいた保健医療
   →http://www.healthliteracy.jp/shinrai/post_4.html

テレビや雑誌などから、健康・医療情報を見るとき、
本当にその情報は、「エビデンス」があるのか。
「エビデンス」を伴わない情報なのに、誇大宣伝され消費者を惑わしている現状。

健康・医療情報の選択をするときには、背後にある「エビデンス」を知り、
健康・医療情報の正しさについて判断することが大切。

と書かれています。これは、美容情報も同じです。

以下に、エビデンスを判断する上でのポイントのいくつかを紹介します。

ーーーーーーーーーーーーーーー
■「マス効果」と「パーソナル効果」
真の意味の「効果がある」というのは、どういうことを言うのか
薬などを例に、医学の世界で使われる「効果がある」=「エビデンスがある」
という意味について紹介します。

化粧品の効果は、大きく2つの効果が分かれると私は考えています。
一つは、「マスへの効果」と、もう一つは「パーソナルへの効果」です。

まず、ある成分が発見され、それが効果があるかどうかというのは、
無作為に抽出された「マス」の人たちに対して、
どれくらい効くかという検証によって判断されます。

このことが、大前提にあります。お肌にはいろいろな特徴を持っていますが、
そんな様々なお肌状態を持つ人を、シャッフルした状態の人たちに向けて、
成分が効くのかどうかという、その成分が総体として持っている力です。
それが検証されたことがわかって始めて、個人の効果への入口になります。

このマスへの効果の検証は、科学的根拠に基づき、偽薬を用いた
プラシボ試験が行われ、さらに、施術者にも知らせない2重盲検が行われた上で
統計処理が行われた結果、有意差が認められた場合という、科学的検証を言います。

プラシボ、二重盲検、検定。この条件を満たした上で確認された実験を、
「エビデンスが確認されている」と認識していますが、
最近、「エビデンス」が得られているという言葉も、安易に使われており、
これは、メーカー側も条件を満たしていないのに、
エビデンスが確認されたと謳っているのが現状です。

このように、ある成分が、不特定多数のマスに向けて、
効果があるという科学的な検証が得られたという大前提があるのかを確認します。


■パーソナル効果
その上で、「個人効果」というパーソナルな部分になります。
ここでは、個人の効果も、厳密にはデータの裏付けを伴う効果を求めたいところですが、
これは実用的はないので、感覚な効果でもよいと考えますが、
私の場合は、お肌診断などを通して、変化が見られるかどうか、
データを確認したり、考察を加えたりしています。

というように、パーソナルな効果の確認の前段階として、
マスへの効果が、科学的に基づく方法で検証されていて、
認められているかどうかということを確認したいと当初は考えていました。

しかし、化粧品には、その検証がされていないので、(しなくてもいい)
そういう業界なんだと理解し、一般的な広報資料やHPなどから、大枠を把握しています。

という、私の考える「効果がある」という定義が、自分の中にあるので、
一般の化粧品を、私の考える「効果」で語ることはできないのでした。(笑)

コスメの世界で、こんなことを言っていたら、
疎まれるだけというのもわかるので(笑)
そのあたりは、飲み込んで、実感があればいいわよね・・・・・となるのでした。

たまに、本当は、そうじゃないのよ~~~
ってつぶやいてみたくなって、ぶつぶつ言ってます(笑)

   「効果がある」

この言葉を、どような意味で使っていたか、ちょっと考えてみてはいかがでしょうか?

ーーーーーーーーーーーーーー
【追記】2015.6.7
【資料編】エビデンスの見方
   →http://www.healthliteracy.jp/shinrai/post_3.html

信頼できる情報とは何かを判断する方法が書かれています。
実験結果を左右するいろいろな要因や、研究方法が紹介されています。
ちょっと専門的ではありますが、読めば理解できると思います。

○選択バイアス 
  → 実験対象者を絞って求める結果になるような人たちを対象にする
  → 都合の悪いデータは落とす

○前後比較試験(非比較試験)
  前後比較は、効果があったように見えます。
  しかし使わなくても効果が出ているかもに対して証明はしていない。

  因果関係を明らかにするには、原因と考えられるものがあった人となかった人で、
  結果が起こったか起こらなかったかを比較するという方法が必要。
  このため、エビデンスレベルとしては低いものになります。

○実験に参加した人数
  数人のデータ結果が、全体のように語られていたりすることも。
  化粧品の実験では、(n=  )で表されますが表示されていることが少ないので、
  きっと、数人によるデータなんだろうな・・・と想像してしまいます。

○母集団とサンプルの代表性
  エビデンスが出たときの、対象は無作為に抽出されたものか。
  母集団を念頭に打ち出されているものなのか。
  ただ、現実は、なかなか難しいところ。
  例えば国内最大手の化粧品メーカーの実験。

  【参考】化粧水を手でつけると手のひらに吸収するってほんと? 
                      (追記:手のひらは5層構造)
      →https://beautist.cosme.net/article/1111312

   ・何人のサンプルかわかりません
   ・どんな集団だから選ばれた人たちでしょうか
   ・サンプルの年齢層や  肌質などの影響はない?
   (・結果の見せ方)        など、チェックしたいところです。

   高いエビデンスを得るには、  
   ・水などの化粧水でない「対照」試験も必要?
      しかし、化粧品業界はそんなことまでしないのが現状です。

研究方法による信頼度
ーーーーーーーーーーーーーーー
↑高いレベル
(1) ひとつ以上のランダム化比較試験
(2) ひとつ以上の非ランダム化比較試験(NRCT)
(3) ひとつ以上の分析疫学的研究(コホート研究や症例対照研究)
(4) 症例報告などの記述的研究
(5) 患者データに基づかない専門家・委員会の報告や意見
↓低いレベル
ーーーーーーーーーーーーーーー
私たちが美容情報で、信じているのは、
(4)症例報告
(5)専門家の意見  がほとんど・・・

「○○大学の先生が言っていた」「美容皮膚科医の○○先生が」「○○美容家が言ってた」
それは、エビデンスの信頼度で言ったら一番、低い情報なのです。

■言葉は時代とともに変化  
言葉は時代とともに変化し、使われている状況によって意味が変わります。
何年かしたら、美容や健康の世界でも「エビデンスがある」という表現は一般的となり、
美容業界、健康食品業界では、対照をとっていなくてもよいという風潮が、
できるのだろうなと思っています。

ただ、現段階で、化粧品においてエビデンスがあるという言い方は、
まだ時期尚早かなという気がしています。


■使う言葉の意味の違い
同じ研究者でも、化粧品は「意味がない」と言ったとします。
この研究者が使う「意味がない」は、その研究者の「効果」の検証を
どうとらえるかという考え方があるのだと思われます。

対照試験のない研究は、研究の場では認められていません。
検証をとらない化粧品は、意味がないと言った考えられます。
同じ研究者でも、研究の検証の質を言っていると思われます。

また使う側が外資を使わない。そこにも意味があると思われます。
外国人向けに作っているから日本人には合わないから。
私の場合は、敷居が高そうでタカビーに感じるから・・・・でした。

しかしながら、作用機序をいくつかのブランドで見たら、
どうも納得がいかない。科学のように見せてるけど、科学を感じさせられない。
こんなものにお金を払いたくはないって思いました。
これは、外資に限らず、有名大手化粧品メーカーでも、感じさせられることです。

では、なぜ売れるのか。それがマーケティングの力だと思います。
「医学の進歩のスピードに負けてはいけないと思う」名キャッチコピーだと思います。
それに続くコラーゲンが、医学的に有効なものであると、証明されているように感じます。
ここは医学的な最新技術も取り込んで、研究をしているというイメージを与えられます。

しかし、このコピーは医学的見地に立っている。そんなことは言ってません。
医学に負けちゃいけないと思う・・のは自由です(笑)
科学のように見せかける表現方法を駆使し、納得する人がいれば購入につながる。

何を持って科学か・・・・それも、人の感じ方の違いなのだと思います。


【追記】2015.6.27
「○○コンサルタント」という方が、エビデンスに基づき、商品の企画提案・・・と言われていました。サプリありプラセンタあり。「エビデンス」医学畑でない人が使いたがる気がします。

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【コメント】
●キトキトさんがコメント'12/12/29 12:30
>mariko.sさま ぐだぐだ、長ったらしい記事、最後までお読みいただき、またコメントまでいたきありがとうございます。生理との関係とお肌の状態。それによる化粧品の効果。そうした視点で見たことがなかったので、とても参考になるお話でした。「効果」の中には、そういう自分のサイクルとの関係で判断されている方もいらっしゃるということ。生理というサイクルということにも意識的になると、変化が見えてきますね。不思議というか当然なのか、肌のターンオーバーと生理周期、月の満ち欠けなどほぼ同じですね。そこに自然の摂理のようなものがあるのかもしれません.
 
●mariko.sさんがコメント'12/12/29 2:47
(続)自分でサンプルを使用した際は、どのタイミングで使用したのかも加味して判断するようにしています。生理予定日直前はコンディションが悪すぎ&精神的にもネガティブ寄りなので、その時に使用したコスメは可哀想かなと(笑).
 
●mariko.sさんがコメント'12/12/29 2:39
私は文系です(笑)なので少し難しく、かつ興味深いお話でした。「効果がある」…本当に深いテーマですね。お話とは少しズレますが、私は生理周期によってかなりお肌の状態が変わります。その為当然コスメの効果にも変化が。皆さんの口コミを読んでいる時には「どんなコンディションの時に使ったのかな?」と。

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