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大きな鳥との暮らし方~まずはペットショップへ~

大きな鳥との暮らし方~まずはペットショップへ~



以前この美ログでご紹介したベニコンゴウインコのしゅりちゃん。
「美」にふさわしい、どぎつい配色の羽色だったのではないかと我ながら思っております。

そんなコンゴウを、今回は買い方と飼い方を紹介したいと思います。

~~コンゴウインコの購入~~~

まず、飼う前には買わないといけませんよね。
そこいらのペットショップじゃなかなか見かけない大型インコですが、もちろん専門店が全国に数か所あります。

まずは一番有名どころのこんぱまるさん。
こちらは全国に数か所あり、関東なら渋谷や上野、関西なら大阪にあります。
こんぱまるさんは鳥類専門のペットショップで、規模でいうと日本一かも?

その次はエキゾチックアニマル(日本に生息していない動物)をメインに扱うドキドキペットくん。通称ドキペ。
しゅりちゃんはこのドキペ出身のインコなのです。
大型インコの他に猛禽類のフクロウやアルマジロなど、非常に珍しい生き物を販売されています。

その他にもロロスバードファームや、ペットショップノアさんも有名どころです。
大きな鳥を飼おうと思っておられる方は各ショップのHPを要チェック。
実際に会ってみて、この鳥さんをお迎えしたい!と思ったら、次の個人的に難所だったお金です。

ベニコンゴウはショップにより値段はまちまちですが、大体が40万前後。
ルリなら30万前後という相場のようです。

ちなみにサイテス1種に登録されているアカコンゴウとヒワコンゴウのお値段は120万前後になり、おそらくペットとしての値段はかなり上位に入るスミレコンゴウインコの値段は1000万超えとされています。スミレが抜群に高価なのはその生息数が相当圧迫されているからで、人間の手に近年よってやっと安定したところまで増えつつあります。
ベニコンゴウはインコ界第二位の大きさですが、そのうえをいくのがスミレになります。

鳥にはPBFDという、人間でいうところのエイズがありますので、その検査費用も上乗せされた金額が生体代の合計金額になるはずです。この検査をしておかないと、最悪PBFDに感染していた場合、落鳥する可能性が高くなります。完治しにくい病気なので、今販売されている鳥類はおおよそこの検査をパスした鳥さんばかり。

そしてその他に必要な経費として、

・ケージ(正確にはケージであり、ゲージではない)
・餌
・おやつ
・ひよこ電球
・止まり木
・おもちゃ

が必要になってきます。
重要なのがケージで、コンゴウの嘴は相当な力があるため通常の金網ではあっさりとひん曲げて壊してしまいます。そのため、ステンレス製が推薦されていますがこのステンレス製の鳥ケージは大変高価な代物・・・。日本では大型インコの飼育が欧米に比べて少ないため、ケージの流通もかなり少ないのです。体格に見合うケージを購入してやろうと思うと、輸入ものか自作しかありません。

輸入ものは大体10万前後のようですが、ステンレス製ではないため破壊により使用不可能という場合も出てきます。そのため、しゅりちゃんは大型犬用のハチコウステンレスケージLLを2つ連結させて使用しており、これならステンレス製なので破壊も免れます。
ですが尾羽の長さを確保するため、縦に長くしなければいけないため2つ分必要になってきます。このケージだけで15万は確保しておいた方が無難でしょうか。日本で販売されているコンゴウ用のケージは38000円と安いのですが、鳥の体格からすれば可哀想なほど小さいものです。

餌は大体どのショップもペレットを与えているため、食べているペレットを一番最初に購入すれば間違いありません。大好きなおやつはひまわりの種か新鮮な果物を。
ペレットは日本では作られていないため、海外製になります。約1キロ2500円程度で、一か月約1袋程度が必要になってきます。果物やそのほかシード(種子のこと)を含めると、食費は我が家ではおそらく1羽6000円程度。夏冬は空調代が上乗せされます。

ひよこ電球については、お迎え当初はまだまだ若鳥なので寒さに弱い部分があるため、保険として購入すれば間違いありません。その他、万一体調不良の時には暖める必要があるため1つ購入しておけば安心です。

止まり木はねじと木材で自作しても良いと思います。
運動不足解消にケージ内に何本か設置すると喜んでジャングルジムして遊びます。

そしておそらく維持費として考えると一番高くつくであろう鳥のおもちゃ問題・・・。
かじって遊ぶわけですから、最後はお金をかけたのにごみになるという悲しい運命。ですが一番出費します。

体格とその嘴の力が大きいため、ちょっとしたおもちゃは簡単に破壊してしまいお金をどぶに捨てる可能性大。ですが大型インコ用のおもちゃは1つ1つが割高です。大体1つ3000円~5000円程度が主流で、木材やプラスチック、ロープや人間の赤ちゃんのようなガラガラまでたくさんあります。大まかに分けて、ケージに吊るすおもちゃと足で握ってもつフットトイに二種類。鳥の好みによりますが、しゅりちゃんはプラ製が大好きです。
絶えずおもちゃを切らさないで2~3個ケージに吊るしておこうとなると、月数万の出費になるため、我が家では私がAmazonしたあとの段ボールやペットボトルのキャップなどでも代用しています。

書きだした以上のものが、まずは必要だと思われるものたちとその金額です。
多少上下しますが、私がしゅりちゃんを迎えるにあたって使用した諸経費は約60万前後になります。銀行口座が燃え尽きて真っ白になりました。ちなみにこの諸経費には交通費としゅりちゃんの空輸代が含まれております。もちろん伊丹空港まで迎えに行った交通費や私が東京まで遠征した交通費など、もろもろをすべて含めての金額です。

ペットショップのお姉さんが勢いよく連続してたたき出す電卓の合計金額をどきどきしながら見ていた小心者です。車も持っていない私には60万という大金は生まれて初めて払う金額なわけですから、そりゃあもうどきどきしすぎて倒れそうでした。何せ「絶対欲しい!」と思って買ったわけではなく、「飼おうかなぁ~でもどこに売ってるんだろ~」と思っている心境の時にたまたま見つけたものですから、HPでしゅりちゃんを初めて見た瞬間から約半日で即決に至った出会いのなれそめです。あの時たまたまグーグルで検索をかけなければ、一羽と一人は一生出会うことなく、お互いを知らないまま今しゅりちゃんはほかの誰かと一緒に暮らしていることだろうと思います。

人生やっぱり一期一会ですね。







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