
伊勢丹でも受けられると聞いて、行って参りました。
(帝国のブティックも興味あるものの未だに敷居またげず・・)
今までゲランではアクアアレゴリア リスソレイヤ、ジャスミノラ、
ハーバフレスカ、ラプティットローブノワールのトワレ、香水、
シャリマーEDPを所持しており、春夏に向けて、ラプティットや
アクアアレゴリアとは違う、もう少し幅のあるタイプで
マイ定番になる、新しい香りが欲しかったのです。
フレグランスコンサルなるものを受けるのは初めて。
お伝えしたのは次のようなことです:
・春夏でオンタイムにも使えるもの
・好きな香り:ジャスミン、キンモクセイ、リリー、スズラン、など木の花や
爽やかさのある花の香り、夏はグリーン系も好き。
その他パチュリ、バニラ等の甘めも好み
・お店で勧められる香り:甘め、ラプティットのようなチェリー系
・周囲から見たときはシャリマー系の甘い大人っぽい香りの方が
評判がいい(←主に旦那評)
・自分の好きな香りもいいが、周囲からみたイメージや合う香りも
重視したい
・・なんだかとりとめもない(^ ^;)
いつも自分で選ぶものが好評とも限らず、一方で
香水は結構周りに影響するものなので、あまりイメージ外なものを
つけるのもなー、という非常に曖昧な態度であります。
ということで、好きな香りの幅が広いので、いくつか異なるタイプでかつ甘さがある
ものをということで、3タイプ選んで頂きました。
名前を伏せて香りを試します。
1 クルーエルガーデニア
T:ダマスカスローズ、ピーチ、ネロリ
M:ガーデニア、イランイラン、ホワイトムスク
L:トンカビーン、バニラ、サンダルウッド
【フローラルスイートハニー】
第一印象は優しいガーデニア。
シャネルのベージュもガーデニア中心ですが、これはもっと柔らかい
印象。仕事ではグレー+白か黒の服装が多いのですが、
例えばグレーのジャケットに、なにか優しげなピンク色の雰囲気が足されるようで
私のキツいイメージを和らげてくれる香り ^ ^;)
勝手にNYのキャリアウーマンのイメージが浮かびました。
モダンな雰囲気に漂う金色の日差しのフェミニティ。
仕事に使うなら間違いなくこれです。
2 アンジュリーク ノワール
T: 洋梨、アンジェリカシード、ピンクペッパー
M: サンダルウッド、ジャスミン、キャラウェイ
L:バニラ、アンジェリカグリーン、シダー
【フローラルナーコティック】
付けた瞬間、洋なしの甘みにアンジェリカシードの青さ、グリーンさが
際だって、何これ好きな香り!!
その後サンダルウッドやジャスミンが出て、どんどんバニラの
甘さが出てきます。グリーン系にしても相当甘めだと思います。
アンジェリカというのはお菓子材料の砂糖漬けのあれですね。
この青さ+甘さというのは、甘めグリーン系大好物の私には
ドンピシャの香りでした。アンジェリカの香りは初めてで、
シダーの苦さも合って完全に好みです。
フローラルナーコティックというのは、陶酔するようなフローラル、
ということらしく、確かにグリーンと甘さが、くらくらするような
草茂る夏の庭を思わせる、ちょい明るいメランコリックさがあります。
これは、多分一般受けしないかもしれないけれど好きなやつ・・
シャネルのクリスタルオーヴェルトのトワレが好きで、
あれも甘めグリーン系ですが、アンジェリークノワールの方がさらに
可愛い系です。(セクシー系ではないです。)
クリスタルはぱきっとした感じがあってセクシーですよね。(白シャツに合う。)
コンサル時に、山の中の香りは好きですか?と聞かれ、
以前ワンゲルに所属していて森の香りは大好き、と答えたので、
こちらを提案いただいたのかもしれません。
3 ドゥーブル ヴァニーユ
T:ピンクペッパー、ベルガモット、インセンス?
M:ローズ、ジャスミン、シダー、イランイラン
L:バニラ、ベンゾイン
【パウダリーフレッシュアンバー】
これは今の季節よりは秋冬かも、といって出していただいたこちら、
ほのかにお香のような香りもあって素晴らしいバニラ。蕩けるけど
遠くから香ってくるような立体感があります。シダーなどウッディな
深さもあるからか、甘いだけで終わらない奥深さです。
と3点並んでさあ困った。
ドゥーブル バニーユは他の香りに重ねてもいいそうで、
でも春夏だしな・・
と真っ直ぐに自分の好きな系のアンジェリークノワールでした^ ^;)
(色々言って、結局自分の好きな香りを買う)
このシリーズは L'art et La Matiere に属し、
花、素材にこだわって若いアーティストも加わって作られた香りとのことで、
かなり現代的な印象を受けました。マーロンとかラルチザンとかに通じる所あり、
でもゲランらしいフェミニティのラインをきっちり守っていると思います。
アンジェリークノワールは、同じく甘めグリーンのクリスタルオーヴェルトと
比べてもかなりフェミニンだと思います。(シャツよりはニット系)
このアンジェリカシードの癖をくるっと丸めて
甘さのラインに引き戻す感じ。
私はトップのこのひと癖感を体験出来るのでいいのですが、
周りからはミドル以降だとすると、やっぱりフェミニンだよなーというのは
改めて感じました。
ちなみに旦那評では、いい香りだけどそれほどぴんと来ていない模様^ ^;)
いいの私が好きだからっ!!
・・ゲランの香りのフェミニティは長短あるよなーと
多分シャネルとかがつんとくる香りが好きな旦那を見ていると思います。
ちなみに一番オンタイム向けで目的に合っていたのはクルーエルガーデニアだったと
思います^ ^; 結局自分の好み通しちゃったけど;
これも普段の自分の雰囲気に、一つ服やメイクのアイテムを足すのと
同じくらい、なにか即物的な存在感がありました。
忘れられなくなるほど残酷なガーデニアの香りという意味らしいですが、
確かに思い出したいのに思い出せない、でも空気感や時間の流れとともに
記憶に刻印されるような香りでした。
L'art et La Matiereは帝国ホテルのラブティックゲラン、
新宿伊勢丹、大阪三越伊勢丹で取り扱いがあります。
以下余談。
私はほぼ毎日香水を付けてオフィスに行っています。
女性では結構珍しくて、でも大分先輩の女性の方が、EDPではなく
あきらかに素敵な香水をつけていて、
近くに寄るとふわっと香って・・素敵・・と思ったことはありますが、
男性に比べて女性の香水比率は少ない職場です。
私にとっては、香りは、どっちかというと自分のため、自分のための鎧ですね。
結構人付き合いが苦手で、香りを付けていると、人との間に防御が
出来ているような錯覚があるんです^ ^;)
いい年して恥ずかしいですが、異様に人と話す(渡り合う?)環境でもあるので
ぴりぴりした雰囲気でもちょこっと香りでもあれば自分は和むじゃん!?という
感じです。
でも斜め上司に指摘されたり、後輩から香水のブランドを聞かれたりするので
たぶん香害なのかもね汗 直上司から言われたら流石に止めるかもですが・・
もっと香水属が周りに増えて欲しいこのごろですが、
それもひとつのわがままかもしれないです。
旦那にはDior オムインテンスをあげたのにつけてくれないし(T T)
・・これはこれでセクシー寄りの香りなので、相互に無いものねだりって事で笑
もうちょっと軽いメンズの香りを探してリベンジします。ペンハリかな~?
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