登録有形文化財の建物にて、「高級ねぎま鍋」のコース料理という新鮮な体験！＠よし梅　芳町亭…

人形町。そしてねぎま鍋。
どちらかというと、リーズナブルな庶民の食べ物というイメージ。
ロケーションは、「甘酒横丁」のほど近く。

よし梅さんは、「本店」と「芳町亭」と2軒ありますが、コース料理のお値段が数千円しか変わらないのであれば、「有形文化財」に指定されている「芳町亭」がいいよね！

……ということで、「高級な」ねぎま鍋とはどういうものなのかということにも興味があり、連れて行ってもらいました。

※ユーキ。が食べたことのあるねぎま鍋は、多分こちらのお店のコース1人前の代金の1/10くらいのお値段のものだけでしたので……

2階に上がります。

酔ったら降りるのがこわそうな、ほぼ直角の階段です。

天井は屋久杉、窓は波板ガラスと、希少となった素材が使われた店内。

（お庭は上から写真を撮った方がきれいですよー、とアドバイスまで頂いてしまいました。）

ねぎま鍋にお造り、焼き物、酢ものにデザートがついたコースを頂きました。

テーブル席もあることはあるのですが、やはりお座敷が風情があるとのことで、お座敷。
（足はしびれますが……）

お部屋にはいるとすでに、テーブルにお鍋とカセットコンロがセットしてありました。

ビール（クラシックラガー　700円、ヱビスビール　800円）のあとは、ひたすら熱燗（2合）。

何本徳利があいたかわかりませんが、最後の雑炊まで美味しく頂きました。

生でも食べられそうなまぐろを、最初にお野菜を入れ、適当なころあいにまぐろをいれては、取り分けてくださるので、こちらは、気ままにおしゃべりをしつつ、飲んで食べているだけ☆

時間が来たら、お鍋を一旦引き下げて、お雑炊をつくってくださいます。
にらがきいたお雑炊も、絶品。
酒飲みばかりで、お雑炊が大量に余ってしまったのが無念でなりません。
ジップロックをこっそり持参したかったぐらいです（笑

お店が閉まるのが22：00なので、遅くからスタートすると、盛りだくさんのコースを駆け足で味わうといった感じに思えてしまうかもしれません。

さいごのデザートは、さっぱりとしていて、ぺろっと平らげてしまいました。
やっぱり甘いものは別腹ですね。

これが「本物のねぎま鍋」なのですね。
甘しょっぱい照り焼きのような関東風のねぎま鍋の味付けしか知らなかったのですが、

かつおのお出汁のみで、お野菜はねぎに、白菜とえのきに椎茸。
薄味でもアクも、臭みも出ず、いやな脂が表面に浮かぶこともなく、水炊きやぶりしゃぶのような感覚のお鍋を堪能しました☆

【当日のおしながき】

食前酒：さくらのリキュールのソーダ割り

そばの実あん　木の芽　花びら百合根

先付：

かに桜餅　（あんこでなく、中にかにが入っています）
鶏ゼリー寄せ　（金沢の郷土料理、「べろべろ」にそっくりでした）
天豆　みつ煮
花わさび醤油漬け
白魚黄身焼

造り：

マグロ、しまあじ、、鮃（ひらめ）

うに、あおりいか

焼き物：サーモン　木の芽味噌焼き　ふき当座煮
木の芽味噌のなかには、細かく切った竹の子がはいっていて、食感と香りがとても良かったです。

サーモンも絶品な焼き加減です。

酢もの：針魚（さより）　金糸巻

上に乗っている葉っぱは、「ぼうふう」です。

鍋：ねぎま鍋

食事：ぞうすい

ぞうすいの用意ができたときに、ほうじ茶が出てきました。

デザート：あんずムース

セロファンがひいてあり、横からみてもキレイです。

最初の葛でつくったそば豆腐くらいの上品な甘さでした。

季節ごとに訪れられたらいいなぁ、と思えるお店でした！

よし梅芳町亭（鍋（その他） / 人形町駅、水天宮前駅、茅場町駅）

夜総合点★★★★☆ 4.4

【お店情報】よし梅芳町亭

Google+ ：https://plus.google.com/114096460593661635499/

食べログ：http://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13005054/

ぐるなび：http://r.gnavi.co.jp/5428284/

住所：東京都中央区日本橋人形町1-5-2

電話：03-5623-4422

〓ゆうき〓