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家に陶器のおひつが届きました!

家に陶器のおひつが届きました!



このおひつがすごく心地いいわけですよ。
快適、なんじゃなくて心地いいのね。


で、なぜおひつを使うことが心地いいのか説明しようと思ったんだけど、うまく言葉にできなかったんですよ。
いろいろ考えてそうじゃないかな、とようやく思えたのでおひつの心地よさを説明するね。
これはたぶんに私の個人的嗜好だと思うんだけど。

炊飯器でご飯が炊きあがったあと、おひつにご飯を移します。するとお釜はもうそこで洗えるわけです。
ご飯を食べて残ったお米は今までタッパーにいれてたんだけど、陶器のおひつの方が適度に保湿できるのか柔らかい感じがします。
冷蔵庫にそのまま入るし、暖めるときもそのまま暖められます。
便利です。
しかしおひつの心地よさというのは そこではないのです。

うちではご飯はテーブルで食べます。今までは炊飯器からお茶碗にご飯をよそっていました。
なので椅子から降りて床の上にある炊飯器からご飯をよそってまたテーブルに戻るという手間があります。
炊飯器をテーブルに載せればいいじゃんと思われるかもしれませんが、テーブルはそれほど大きくないし、私の感覚では炊飯器をテーブルに載せることはありえない様式です。
で、椅子に座っていると床に炊飯器がある、というのは実はとても不快だったのでした。畳の上ならいいよ。ちゃぶだいに座ってて畳の上にある炊飯器からご飯をよそうのはそれはOKだよ。
でもテーブルに座ってて床に炊飯器があってそこからご飯をよそう、というのは……長年やってきてたけど、なんかちょっといやだったんです。

で、おひつ。

炊飯器から全部ご飯を移したおひつはテーブルの上にあっても邪魔じゃないし、便利です。
そのまま冷蔵庫にいれても邪魔じゃないし、安心できます。
これはなぜか。

それはおひつのおひつである役割からきているのだと思います。
おひつにはご飯しかいれません。つけものも肉も野菜も魚もいれません。
おひつはごはんのためだけのものです。
この「ご飯のためだけの容器」に「ご飯」だけが入っている、という正しさ。
これが心地よさなのだと思うのです。整合性とでも言いましょうか。
あるべきものがあるべき形になっているということ。

冷蔵庫をあけておひつが入っているとにっこりしてしまいます。

ここにはご飯が入っているのです。

……わかっていただけたでしょうか?

タッパーからご飯を食べることはできます。マグカップで味噌汁を飲むこともできます。ジョッキでワインを飲むこともできます。
でも、やっぱりちょっといやだな、微妙だなと思うわけです。

陶器のおひつ大プッシュ!

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