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しゃべりの勉強にもなる、やんちゃな野球中継

しゃべりの勉強にもなる、やんちゃな野球中継

さて、ライオンズファンの私は、文化放送ライオンズナイターを
よく聞いてる訳ですが、 ここに異色の、凄いアナウンサー、
斉藤一美さんがいます。
実は、面白いだけでなく、凄くアナウンスの勉強にもなるのです。
ライオンズがホークスから逆転満塁ホームランを打ったときに号泣
しながら実況するなど、決して冷静沈着とは言えないですし、
ライオンズびいきがもろにアナウンスに現れるのですが、凄く愛情を
感じるのです。


今やすっかり名物になってしまった号泣実況、実は他球団ファンですら
許してしまう、ライオンズファンでない自分もじんときたと言った声が
あるほど。まずは入門編でどうぞ。


http://www.youtube.com/watch?v=PvOsSFCHsZk

「さいとうかずみ」と言えば、「斉藤一美」です。

あ、ちなみに本人が「ちょっとこしゃくなスポーツバラエティ」と呼ぶ、
ズミスポで、斉藤一美と斉藤和巳の対談があるそうですよ。


私はもともと福岡のラジオ局がラジオを聴くきっかけだったのですが、
99年ホークス日本一をきっかけに、四六時中ホークス、ホークスと
言うようになり、ホークス戦の実況もだんだんホークスびいきになり、
ひいき実況だけならまだしも、攻撃的になっていきました。
福岡のラジオ局のホークス戦は本州からやってきたどこのファンでもない
人が聞いても不快に感じる事がよくある、と、
関東の人の声も多数あがるほどです。

「トラウマが残るくらいにうちのめしてやりましょう」というような、
自分のところの応援というより、相手を攻撃するような実況が増えて
いきます。たぶん、ギラヴァンツを応援してて、『うちくらせ北九州』とか
私の口から言えないのはそのせいもあるでしょう。
ホークスナイターと銘打ってても、公共の電波に乗せてる訳なので、
私は攻撃的な実況には参ってしまったのです…。


そう言う意味では、ライオンズナイターの斉藤一美さんはすごいです。
なにせ、ライオンズナイターを実況したいがために文化放送に入社したという
くらいの大物です。
比喩表現が次々飛び出し、つけたあだ名はライオンズの選手にとどまらず、
各地の野球場にまで及びます。

一言で言うと、表現が美しいうえに、よどみないアナウンスメント。

ざっとこんな具合です。


「パ・リーグのど真ん中、日本一やんちゃな野球中継、
若獅子とあなたを結ぶキューピッド。文化放送ライオンズナイター。

現在四位のライオンズですが、いやいや、奇跡の実現、険しき頂きに
挑めるのは下位チームの特権。だてにこの気高き黄金時代のブルー
ユニフォームに袖を通してはいないでしょう。

解説は、配慮はあるが遠慮はない内角攻めトークの東尾修さん、
実況・斉藤一美のアンサンブルで、勝利に向かってけなげに戦う、
愛すべき若獅子たちに、必ずや歓喜の瞬間を、チームがこんな状態でも、
呼びこんでみせます」


解説~、実況~のくだりはアンサンブルと言ってみたり、ハーモニーと
言ってみたり、デゥオと言ってみたり。


では、つけてしまったニックネームの数々。

まずは序の口の、ライオンズ現役選手たち。

涌井秀章→「沈着冷静、百獣の王」

牧田和久→「下手に出ながら度胸満点」

岸孝之→「しなやかな青き刃」

西口文也→「無欲の帝王」

エステバン・ヘルマン→「ドミニカ製超高性能小型ミサイル」

中村剛也→「異次元で微笑むアーチスト」

中村のこのあだ名、私けっこう好きです。

大崎雄太朗→「ど根性のエンターテイナー」

栗山巧→「レオの貴公子」

浅村栄斗→「迷いなき一振り」

中島裕之→ 「若きミスター・レジェンドブルー」

続いてかつてのライオンズ選手たち。

石井貴(一軍投手コーチ)→「投げる金剛力士像」

これにはうまい!とうなりました。

松坂大輔(現・レッドソックス)→
「スマイルモンスター、世界に羽ばたく日本一の豪腕」

松井稼頭央(現・楽天)→「セクシーショートストップ」

G.G.佐藤→(現ロッテ)「筋肉と情熱のコラボレーション」


そして他球団の選手にも及びます。


金子千尋(オリックス)→「柔和な剛腕」

攝津正(ソフトバンク)→「天下無敵の働き者」

岩隈久志(楽天在籍時、現・シアトルマリナーズ)
→「荒鷲のシンボル」

そして解説陣にも。

大塚光二→「ライオンズ球団史に残るエンターテイナー」

笘篠賢治→「並々ならぬ走塁と守備へのこだわり」

山崎裕之→「納得の理論派」

東尾修 →「「配慮はあるが遠慮はない内角攻めトーク」

豊田泰光→「愛ある辛口」


清原和博→「ライオンズ史上唯一無二のスーパースター」


工藤公康→「224勝の華やかな笑顔」

仁志敏久→「いつもなぜかそこにいた、感性豊かな名二塁手」

「いつもなぜかそこにいた」には笑っちゃいます。

そして、遂にスタジアムにまで。

西武ドーム→「逆襲の獅子のパワースポット」、

東京ドーム→「日本エンターテイメント界のランドマーク」


QVCマリンフィールド→「大声の楽園」


明治神宮野球場→「スポーツの杜・外苑のシンボル」

阪神甲子園球場→「世界に誇れるボールパーク」

福岡Yahoo!JAPANドーム→「鷹の殿堂」

クリネックススタジアム宮城→「手拍子の杜」

札幌ドーム→「北の熱狂空間」

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島→「カープマニアの憩いの場」

などなど。



まさにあふれ出るという表現がぴったりで、しかも、
相手云々ではない、愛にあふれた実況。

斉藤一美アナ。
私が勝手に手本にしたいと思うアナウンサーの一人です。

芸能人のモノマネとか、芸能人に例えるとという質問が
当たり前にあるように、アナウンサーのモノマネ、
好きなアナウンサーは?というのもあっていいと思う私。

実際、「福井謙二グッモニ」をよく聞いているという子供が、
幼稚園でいきなり「ふくすぽ~!」とタイトルコールを叫び、
周囲が???に包まれるということもあるそうで。

斉藤一美アナのアナウンス、真似してみたいです。
(どこで活かせるのかって言われればそれまでですけど 汗)

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