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ヒビラジ降板。

ヒビラジ降板。

ついにこの日がやってきました。

ヒビラジでの鳴き納めです。

初鳴きから3年。その前に、私の企画した番組を
小倉で収録して長崎のFMで放送していただいてた3年も
合わせると、6年しゃべり続けてきました。

はじめは Keep Smile Radio!

ヒビラジになってから、

ちひろのスマイルシンフォニー。


一から番組を企画して、
エアーステーションひびきで放送させていただいた、
夕焼けラジオクルーズ。

私でしかしゃべれないこと、
私だから選ぶ曲を心がけてきました。

ちひろさんにしかしゃべれないよね、とか、
ちひろさんしかかける人いないかもよ、というような、
ちひろワールドで、
押しつけではなく、リスナーさんに楽しんで頂くこと…。

一時間まるごとユーミンスペシャルとか、
阪神大震災の節目の日に、「助け合いスペシャル」として、
防災についてのトーク、曲も、神戸復興を祈った歌をかけたり。

ハロウィンで選曲したのは、さだまさし。
結びつかないって?
ハロウィン⇒かぼちゃ⇒パンプキン⇒
パンプキンパイとシナモンティ/さだまさし

生演奏もずいぶんさせていただきました。

一番印象に残っているのは、やはり、
新宿のパスタ屋さんで晩御飯食べている時に中継で
出演したことですね。

その時の様子。
http://ameblo.jp/rebnet/entry-10749630050.html


別に、降板を指示されたわけではありません。
かといって、本当は終わりにしたくない。
まだまだしゃべり続けたい。
私さえ納得すればこのままヒビラジで
来月もしゃべれるかもしれない。

だけど、私はやはり、はじけた内容の中にも、
ちょっと真面目なことも話したい。
マイノリティとしての声をあくまで明るく発信したい。
私でしかしゃべれないことを語りたい。
ここ最近、「ちひろさんらしいしゃべりが消えて寂しい」
という声もあって、
消化不良さは否めませんでした。

だけど、ヒビラジは私の番組ではありません。
みんなで作っている番組です。

私はもしかしたら迷惑をかけているだけなのかもしれない。
苦渋の決断で、ヒビラジ出演にピリオドを打つことにしました。


最後になにを話そうか…なにを演奏しようか…
結局はありのままでした。

5歳までの命と宣告されるほどの大病で
今も障害と向き合っていること。
発達の遅れによって、身体もしっかり成熟まではいかず、
それで成長した男性にも、
成長した女性にもなれない身体であること。
そして、自分に嘘をつかず、
女性として生きたいと歩み始めたこと。
難しい話しに巻き込んだこともあったかもしれないけど、
私は、困ったときにちょっと助けて、ちょっと話を聞いて!
そう言える社会になるためにメッセージを発信していたこと。

そして、ヒビラジでは最後のリコーダー演奏。
本当は、やはり私のオリジナル曲でしめるはずでした。
だけど、ここまでしゃべっただけでうるっときそうだったので、
とびっきり明るく終わろうと思いました。
せっかくなら、あれだけお別れの挨拶をした後で演奏するのが、
それかい!?って突っ込みが来るくらい、突き抜けた曲を。

もうこれしかありませんでした。
昨日の今日でタイムリーなネタ。そうです。カープです。
本当は、最後にドカーンとライオンズ愛を炸裂させて
終わることも考えましたが、
やはり昨日の今日なら、カープでしょ。

カープ カープ カープ広島 広島カープ♪

それ行けカープを生演奏(笑)


そしてこれも忘れず伝えたこと。

ヒビラジでは最後ですが、3年間お世話になりましたし、
どこに縁があるかわかりません。
それに、黙っててと言われても止まらないおしゃべり好きですし、
何より、引きこもりの時の唯一の社会の接点、
何よりラジオに生かされてきましたし、
私のしゃべりたい気持ち、
そして、待って下さる皆様がいらっしゃれば、
またお耳を拝借させていただく日がきっとやってくると思います。
それまで首を長く、いや、耳を長く?!して待ってて下さい。


と。


今日、何かにおいがしたのか?!母が電話をかけてきました。

今日であなたがヒビラジしゃべるの最後でしょ。
あなたはラジオに生かされている人だし、ラジオでしゃべる機会が
なくなることは、身体の一部を失うくらいのショックがあると言ってたし、
なにより7年近くラジオでしゃべり続けてきた日々が、なくなって、
大事な支えを失って、あなたが我を見失ってまたドーンと
落ち込むんじゃないか、と。

御明察です 笑

やっぱり落ち込みますね…。

活動すらきちんとできていないのに、ただ笛吹いてしゃべってるだけ、
そんなことくらいしか能のない能なしなうえに、人からあの人おかしいと
指さされる切なきマイノリティですから、存在自体が迷惑と思われても
仕方ありません。でも、それでも、命の尊さを肌でこれほどまで感じてる
私が、やはり命を絶っちゃだめだよ、そう心が叫ぶ自分もまたいるんです。

普通に仕事を求める手順を踏むことすら私には難しいので、
活動の延長線上で、例えばラジオでしゃべる機会がありそうだとなれば、
応募してみるとか、地道に自分のやれるところから。

せめてもの救いは、
ちひろさんのしゃべりを聞けなくなってさびしい。
ちひろさんだったらそうしゃべるのかと気がつかされたり、勉強になったり、
いつも目の前にいたちひろさんがいなくなったら…
そう言って頂けたことです。

少しはお役に立てたのでしょうか…。

ラジオに生かされてきて、そしてヒビラジに区切りをつける日。
しゃべり手も若い子が増えてきました。

私は原稿読みは苦手だけど、フリートークがとにかく好きな人で、
なにかキーワードを振られれば、とりあえず5分はしゃべることは
できるかな?!というくらいフリートークが好きなのです。
そのアドリブに、
どうすれば、しゃべりのネタをそんなに拾えるの?と
聞かれたことがありました。
私が答えるなんておこがましいですが、ただその時話してたのが、

何気なく街を歩いている時でもしゃべりのネタは転がってて、
わたしは、もし今ここでマイクを渡されて何かリポートして!
と言われたら、
なにをしゃべるかな?と架空リポートをしてるという話しをしました。
人って、誰かに伝えなきゃと思うと、いろいろ探そうとするんですよね。
逆にどうでもいいと思ってると、本当はすごく面白いネタがあるのに、
素通りしちゃう、それが人間なんですよね。

前は空想でリポートしてると怪しさが漂ってたけど、今はUstream
などを活用して、それを実際に、空想ではなく、本当にリポートが
できるんです。いい時代になったものです。
歩きリポをやってみるのは凄くいい練習になりました。


本当に、マイクの前から離れる事は、身体の一部を失うくらい
苦しいですが、さらに、私は立派に活動してるとは言えないくらい、
拙い活動で、わがまま言って、遊び呆けてるように見えるかも
しれませんが、こんな体たらくな人間に見えても、
精一杯、100%全力で生きています。

今度は笛田千裕一個人として、皆様のお耳にかかれる日が
是非来てほしい、そう願っています。

障害とマイノリティでバリバリ求職することは難しいですが、
無理のない範囲でしゃべるチャンスが訪れたなら、ぜひ
応募してみたりしてマイクの前にまた座れたらと思っています。

いつかきっとお耳にかかれるその日まで、電源は切らずに、
カフだけ下げておきます。
CMがあけてキューをふられたら、きっとまた時間が動き出すでしょう。

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