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ロドデノール問題とその他美白成分について!!!

ロドデノール問題とその他美白成分について!!!

早速ですが、この記事の登場人物…(笑)
 ・ロドデノール ⇒ 4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール
 ・ルシノール、ブチノール ⇒ 4-n-ブチルレゾルシン
 ・ハイドロキノン
 ・アルブチン
 ・コウジ酸
 ・カモミラET
 ・トラネキサム酸
 ・ビタミンC・2-グルコシド(L-アスコルビン酸 2-グルコシド)
 
とにかく世の中には間違った情報が多すぎて悲しくなる。
ロドデノールが売りだったカネボウのブランシール…惨事になってしまいましたね。。。
その影響で各メーカーさんは配合してる美白有効成分の安全性について猛アピールしているようで(^_^;)
その情報の信憑性が私にとってはどうも納得できる内容ではないので記事にすることにしました!
あくまでも、成分の化学構造を考えて出した私の考えですので悪しからず。。。

☆ロドデノールのお話
ロドデノールがそのむかし(20年以上前)、白斑被害をもたらした「ラズベリーケトン」の還元体だったことはニュースでもやってるので周知の事実です。
従って白斑被害が出た原因はいくつか考えられます。

1.ロドデノールが皮膚中で酸化し、ラズベリーケトンとして作用した。
2.人によってはブランシール等のライン使用によってロドデノールが皮膚中に過剰に蓄積 した。

ロドデノールはフェノール系の化合物です(この辺は化学がお好きな方は分かるかと(笑))。ロドデノールが美白効果を発揮する原理としては単純に、チロシンがチロシナーゼという酵素によってメラニンに変身するの防ぐため、チロシンの身代わりになってチロシナーゼに結合する、というものです。
また、ネット上に情報にはありませんが、構造からみて還元作用(できたメラニンを薄くする作用)もあるかと思います。

☆ハイドロキノンのお話
ハイドロキノンは医薬部外品の有効成分ではありません。医薬部外品には配合できませんが、日本の場合化粧品にはMAX5%配合できることになっているはずです。厳密には「美白」を訴求できませんが、美白効果があることは周知の事実ですよね(^_^;)
ハイドロキノンもロドデノール同様にフェノール系の化合物です。
従って、どこぞの誰かがアピールしている「ロドデノールとハイドロキノンは全く構造が違う!」というのは嘘になります。。。
だって、ハイドロキノンだってチロシナーゼにくっついてチロシンがメラニンになるのを防ぐ、という作用も同じですしね。
違うのは還元力が非常に強い(いわゆる漂白力)ということでしょうか。
あと、量間違うと細胞が死ぬこと。高濃度ハイドロキノンで白斑になった症例はたくさんあります。だから化粧品だけど配合上限がある。メラノサイトが死んでしまったら、そりゃーメラニンできないから白くなりますよね。
必死にハイドロキノンをアピールしてるメーカーさんすみません。。。

☆アルブチンのお話
アルブチンはハイドロキノンの配糖体(誘導体)です。ハイドロキノンは構造的に不安定なのと、安全性を向上させるために資生堂さんが開発した有効成分。今ではロート製薬とかちふれとか他社さんも使ってる成分です。作用機序はハイドロキノンと同じですね。
ハイドロキノンよりも安全性が高いと言われていましたが、最近欧州の方でアルブチンが皮膚内で代謝されてハイドロキノンになるということで、安全性を疑問視した声が挙がってます。日本まで流れが来るかどうかは疑問ですが(^_^;)

☆ルシノールとブチノールのお話
ルシノールは言わずと知れたポーラさんの美白有効成分です。ホワイトショットとかに入ってますよね。ご存知の方少ないかもしれませんが、実はシャネルのル・ブランのインテンシブ ナイト トリートメントに入っているブチノールは同じ成分です!マーケットの仕方でここまで別に見せてる!すごいですねー(笑)
ルシノールもフェノール系の化合物。美白効果を発揮する作用機序はロドデノールと同じです。チロシナーゼ阻害&還元力ですね。

☆コウジ酸
これはコーセーさんが売りにしてる美白有効成分です。構造見るといわゆるフェノール系からは外れてるかな。原理はチロシナーゼに結合するわけではなく、チロシナーゼが働くのに必要な銅イオンを奪う「キレート作用」によってチロシナーゼ活性を阻害するので、ロドデノールやハイドロキノンなどとは作用機序が異なります。かなりロングセラーな成分です。

☆カモミラET
花王さんが開発した美白有効成分。これは元来メラノサイトに着目した美白有効成分とは考え方が離れています。メラノサイトでメラニンが作られるとき、「メラニンをつくれ!」という指令(エンドセリン-1という成分です)が行きます。この指令を止めることで、メラニンを作るのを防ごう、という考え。エンドセリン-1は炎症性の物質なので、炎症を抑えるという意味では安全性は比較的高いとも考えられるかなと。

☆トラネキサム酸
これはもともと医薬品の成分だったのですが、資生堂さんが改めて美白の有効成分として効能を取りました。特許切れたので、今ではロートとか、他社さんも出してますね。
正直トラネキサム酸の作用機序もグレーの部分があるのが現状のよう。
もともと抗炎症剤として知られてるので、作用機序の考え方としてはカモミラETと似てるのかなー。厳密には違いますが。最近得た情報によるとメラニンがケラチノサイトに移動するのを防ぐ効果が確認されてるらしい。
カモミラET同様、個人的には抗炎症がメインだと思うので安全性高いのでは?と思います。

☆ビタミンC・2-グルコシド(L-アスコルビン酸 2-グルコシド)
これは数あるビタミンC誘導体の中の代表選手!ビタミンC自体は不安定ですが、このビタミンC誘導体は断トツで安定性が高い。作用としては主には還元作用です。むかーしからあるし、ありきたりなので、敬遠する人もいるかもしれませんが(笑)ビタミンCにはコラーゲン増やすという付加価値もあるので、個人的には捨てがたい(笑)

ここまで読んでくれた人、ありがとう(笑)

ぶっちゃけ美白に関して一番効果があるのは「チロシナーゼの作用を阻害する」もしくは、「チロシナーゼ活性を阻害する」機序を持つ成分。ずばりロドデノール、ハイドロキノン、ルシノール、コウジ酸はすごいと思います。ちなみに方法は内緒ですが、実験で検証しました。ほんとに効く(笑)

ロドデノール問題が起きてしまった要因としては、化粧品・医薬部外品には医薬品のような「用法・用量」を守るルールが無いから…。
本来ならこのような「超効果のある成分」は使い方を制限するためにスペシャルアイテム1品だけにするのが筋なのかもしれません。何事もやりすぎはよくないということで…。

みなさま、化粧品を侮るなかれ!使い方気を付けましょう☆


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コメント(6件)

  • はじめまして! すごく参考になりました(*><*)ありがとうございました♪

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    2014/9/11 23:28

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  • ナチュラル娘さん、コメント&クリップありがとうございます!成分の本も正直詳しく書いてある納得できるものはなかなか無いと思います。。。なるべくわかりやすく、「知りたいけど知るすべがない」情報を共有したいと思います(^^)

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    2014/3/13 17:15

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  • コメント失礼します(^^♪すごいです☆彡なるほどと納得しました。成分の本を買った事がありますが、美白成分の違いがわからなかったので、とても参考になりました。ありがとうございますm(_ _)m

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    2014/3/4 16:34

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  • 那由多んママさん、コメントありがとうございます。花王estですと、有効成分は恐らく、カモミラET(美白)、酢酸トコフェロール(血行促進)グリチルレチン酸ステアリル(抗炎症)ですね!自分の使っている製品も心配になりますよね!今後もありがたいと思って頂けるような情報発信するのでよかったら見てくださいね☆

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    2013/10/30 13:02

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  • 事件があったのに、アットコスメは何もなかったような感じだったので、不信感がありました。この記事のように追求したお話が聞けて良かったです、正直に記事にしてくれて本当にありがたいです。今は、花王のestを使っているのでやはり不安はありました。これからも背けないで注意していきたいと思います。

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    2013/10/29 22:50

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