
アルバータ州観光公社
のブロガーコンテストに参加しています
先日カナディアンロッキーの魅力を知ろう!ブロガーミーティング
で頂いた
アルバータ州ガイドブック・トラベルプランナーを週末にじっくり眺めつつ、
直感で行きたい場所をピックアップしてみた。
そう今回は、あの日の参加者の誰かがアルバータ州にいける、
「あなたが自分に戻る瞬間はどれ?」
のブロガーコンテストに参加することになったのだ。
私が自分に戻る瞬間はどんな時、どんな場所だろうか。
コンテストそのものよりも、「自分に戻る瞬間ってどれ?」というテーマを
長い間、ずっと考えていた。
日々流れる時間、今日を生きるために働く毎日。これもあれも自分。
でも、すっと体から力を抜いて、知らずうちに心が軽くなる時、
その瞬間は、いつもあるわけではないのだ。
私の旅の指針が決まったとき
付箋に「心臓がドックン!」と指令を出したものを書いて、
第一軍、第二軍と振り分けしつつ貼っていった。
左側は夏、右側は冬、真中は両方いけるかも!というセレクトだ。
いくつもやりたい事や
行きたい先があって決められない!
しかし幾つか問題発生。
こことここに行きたいけど、全く正反対なんてことも少なくない。
このルートは妥協か! 強行突破か!? 悩む、悩む。
カナダ・アルバータ州は壮大で雄大で魅力溢れている。
山か、川か、食か、自分はこんなにも欲張りだったのかと驚く。
でも、一生懸命旅したい。
この旅の一瞬一瞬が、必ず人生に響きわたる鐘を持つものと予測して。
ジャスパーとレイク・ルイーズ・ジャンクションを結ぶ国道93号線は
別名、アイスフィールド・パークウエイ。
カナディアン・ロッキー観光のゴールデン・ルートで
ロッキー山脈に平行して美しい湖や雄大な氷河を思う存分眺められる。
バンフを滞在地として、一日観光ツアーを重ね出かける事もできるし、
思い切って、7日連続宿泊ツアーに参加して隅々まで堪能することもできる。
もちろん車で自分で回ることも考慮のうち。
旅って、計画することがおもしろい!
夏休みを想定して旅を組み立ててみた。
人任せの旅は思い出に残らない、少なくても私はそうだ。
アルバータ州へ想いをはせ、カナディアン・ロッキーを調べ始める。
この時から私の旅物語は始まっている。
私の計画は広く観光するより、その地をじっくり堪能することを重きに置く。
緑深く険しい山々を一日かけて歩き通してもいいし、
切り込む渓谷の流れを眺め渡るのもいい。
時に雨が降り風が吹き、思い通りにいかないかもしれないが、ストーリーの主人公はこの私。
雨よ止め!風よ止まれ!と念じながら、未来と過去を形づけよう。
「旅は、どんな時でも絶対楽しまなきゃ!そう自分らしくね。」
<1日目>
カナダエアーが結んでいる成田~カルガリーは直行便で午前中に到着する。
モーターホームのレンタカーを借りて、目指すはバンフの途中にあるカナナスキス
だ。
カナナスキスは、ロッキー山脈の東麓に位置し、環境保護を意識して計画的に開発された
オールシーズン・リゾートで、車でたった一時間で初日の体調を調整するのにもってこい。
午後には貸自転車を借りて、手つかずの自然の中へペダルを漕ぎだそう。
整備されているサイクリングロードを突っ走り、風を頬に感じ、
瞳に映しだせないくらい雄大な大自然が目の前に迫る。
私は、今ここにいる!とその時思うだろう。
想いっきり息を吸い込む、肩から力が抜け緊張から段々と解放されていくはずだ。
OL生活に疲れた日々からの脱却、これが私に戻り始めていくということなのか。
旅の手ごたえが、ここで始まろうとしている。
別天地のような森の奥深くにある、マウントキッドキャンプ場
から見上げる夜空
は
満天の星が煌めいている。そう、あの星は私のカナダの旅をきっと祝福してくれているはずだ。
<2日目>
早朝、私はピターローヒード州立公園の通常3時間、標高2228m、
中級コースの「インディファティーガブル」のトレイルの入口に立つつもりだ。
この山の名前の意味は「疲れ知らず」である。
急坂もあり、断崖絶壁もあり、険しそう。
しかし日本の山で鍛えた足がここで役立つ時がくる。
それでも視線を遮らない360度広がる景色が
「疲れていても風景に見とれて知らぬ間に山頂へ登ることができる」のだろう。
大いなる山よ、私をお前に登りきらせておくれ!
初夏にはグレイシャーリリーが群生し、
夏はフリーベンなどの高山植物が疲れを癒してくれる。
うんちくたれるのは私には向かない。
綺麗なものは綺麗と言う。素晴らしいものは素晴らしかったと言う。
英語の語彙が少なくても、感動はそこにいる世界中の人々に伝わるだろう。
日が暮れ星が見える頃、たき火が早々と眠りに誘ってくれる。
心地よい疲れが、気持ち良い。
<3日目>
目覚めると昨日の登山での筋肉痛がカナダ滞在を夢ではないことを知らせてくれよう。
今日は
で、ロッキーで最も楽しいと評判の
乗馬とラフティングにトライ。初体験でもクールな気分でカッコよく!
同行者がいれば、この激流を声を上げ笑い転げ、
颯爽と馬に乗り行く姿をお互いに激励したい。
キャンプ場の夜はこの日の体験話で盛り上がり、ビールの在庫を心配する。
<4日目>
いよいよバンフに到着する。
山奥からちょっと都会に出るような感覚に陥るが、キャンプのために必要なものの再チェック。
買い物するならバンフで調達せねばならない。
午後はボウバレー州立公園で疲れを溜めないように、軽く緩くハイキングをしよう。
ここは地元の花の愛好家が観察に来る場所で
初心者でも歩ける最長3kmの平坦なトレイルがある。
比較的訪れる人たちが少なく、だからこそじっくり写真を撮るのには最高の場所という。
マリリンモンローで有名な「帰らざる河
」の舞台、ボウ川のボウ滝の存在を忘れてはいけない。
マリリンモンローが撮影中に足を負傷し、バンフ・スプリングス・ホテル
で一ヶ月程療養。
バンフ・スプリングス・ホテルに寄ってみれば、
当時の写真を見てその時代にタイムスリップできるだろうか。
ちょっと気取ってお茶などしてみるのもいい。
このホテルからボウ滝まで徒歩30分ほど、野生動物に出会いながら行けるという。
バンフの発展になった出来事は、「アッパーホットスプリングス
」という温泉という。
カナダの西部開拓時代のカナディアンパシフィック鉄道の工夫長が1884年に発見した温泉で、
サルファー山に登るゴンドラ駅のすぐそばにあり市街から徒歩で行ける距離にある。
日本と違うのはプール仕様で温度も37℃~40℃と低めなので、日本人には物足りないかもしれない。
しかし、ハイキングで汗をかいた後に天然温泉で癒されるとあれば、
サッパリとした気分で帰り道の足が軽やかになるはずだ。
ディナーではトレイルや乗馬の話が弾み、
今宵はカナダワインのボトルも時間を待たずに殻になるだろう。
バンフ滞在は、車からおりてホテル滞在でゆっくりと。
<5日目>
コロンビア大氷原
へ行こう、それは一万年以上前から残る巨大な氷河だ。
車で3時間ばかりの長旅だが、荘重なる氷河が人間たちを迎えてくれる。
東京の約半分の面積に相当するコロンビア大氷原の一部にあたる
アサバスカ氷河と呼ばれる場所は長さ6km、幅1km、
氷の厚さは最大で300mにも達する巨大な氷河上に、我々は立つことができる。
世界中からこの北半球最大の氷塊を見にやってくる。
一万年以上前、どんな世界があったのかアサバスカ氷河だけが歴史を知っているのだ。
思わず息を飲む絶景がそこにあろう。
忘れ去ることのできない風景を、脳裏に焼き付けたい。
それだけでも未知への世界へ招待してくれる場所であるが、
今年2014年5月にタングルリッジのビューポイントに絶壁から突き出るような展望台
「グレイシャー・スカイウォーク
」という新しいアトラクションができる。
国立公園内は自然保護のために、本来は新しい建造物の建築は許可されないが、
自然環境や動植物の生態系に影響を与えないように配慮した計画を立て、実現できたそうだ。
「グレイシャー・スカイウォーク」の醍醐味は
先端の弧になった部分がガラス張りで空中歩道を楽しめるところ。
眼下には氷河の後退によって削られてできた U字型の谷サンワプタ・バレーが広がり、
遠くには、雪や氷河を頂くロッキーの山々を一望できる絶景ビューポイント。
息を飲むような壮大な自然は胸が張り裂けんばかりの感動ともに、
人間は自然の中の一部だと認識するかもしれない。
<6日目>
バンフ市内のホテルに滞在した後は、レイク・ルイーズ トレイラー・キャンプ場に滞在地を変えよう。
最初の観光地は、 「カナディアン・ロッキーの宝石」レイク・ルイーズ
。
レイク・ルイーズは、氷河の削った窪地に氷河の溶けた水がたまった氷河湖で、
湖面にはビクトリア氷河が映るバンフ国立公園を代表する湖。
思い出の場所を作りにやってくる人々いる。私もその思い出を作っているのだ。
氷河が地表から削り取った細かい泥が湖に溶けたエメラルドグリーンに輝く湖は、
誰もが、自然への尊敬のまなざしを向ける。
湖面が、鏡となってビクトリア氷河を映し出す。
静けさの中、湖面をカヌーで進みだし、湖畔のトレイルを歩き、
ゆっくりした時間を最高の景色と共に過ごしたい。
<7日目>
モレーン・レイク
は、テン・ピークスと呼ばれる十もの頂きをもつ山々を
背後に持つロッキーを代表する湖だ。
・カナダのツアーのパンフレットに、必ずといっていいほど登場する風景
・カナダの旧$20紙幣の採用されるほどの絶景
レイク・ルイーズが有名すぎ、たった16km離れているだけの
モレーン・レイクまで観光する人は少なく、穴場と言われている。
絵のようなコントラストの風景の中、尊大な自然を肌で感じる事ができるだろう。
湖の周辺には数々のトレイルがあるが、グリズリーベアの出現が頻繁にあるため
熊との遭遇・生態を保護するために6人以上のグループでハイキングするように
定められている。美しい景色の中にはルールがある。
周りの人々に声かけて、国際色豊かなグループ作りもいいかもしれない。
<8日目>
そろそろ旅も終盤に近づく。
カナダの自然を楽しみ感動したが、どうしても寄りたい場所がある。
それは、古生物の博物館として世界的にも有名で
恐竜好きが集まってくる恐竜と化石の聖地ドラムヘラー
だ。
行かなきゃ後悔するにきまっている。
ロイヤル・ティレル古生物博物館
では、恐竜がお出迎え。
同博物館近くにあるアルバータ州立恐竜自然公園
のフィールド・センターでは
発掘された化石の展示や実際の発掘作業の見学ツアーが行われていて、
あちこちゴロゴロ化石が埋まっているそうだ。
夢とロマンが詰まっている、見ているだけでワクワクする場所というのも珍しい。
私の骨もいつかはロマン溢れるものになるのか、まさかね。
<9日目>
カナダを離れる日。
ゆっくり朝食をとって、飛行場に行く前にカルガリーの街をなごり惜しむように散歩する。
多くの夢がつまった旅だったと言えるだろうか。
多くの感動を得た旅だったと言えるだろうか。
この旅の答えは、YES!と、そう言い切ることが望みだ。
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●青写真ルート●
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1日目 カナナスキス:マウントキッドキャンプ場泊
午前 モーターホームレンタル、カナナスキスへ移動。
午後 自転車でサイクリング
2日目 カナナスキス:マウントキッドキャンプ場泊
全日 インディファティーガブル登山
3日目 カナナスキス:マウントキッドキャンプ場泊
午前 乗馬 午後 ラフティング
4日目 バンフ国立公園:ホテル泊
午前 バンフへ移動 午後 ボウバレー州立公園ハイキング
バンフ・スプリングス・ホテルでお茶タイム アッパーホットスプリングスで温泉
5日目 バンフ国立公園:ホテル泊
全日 コロンビア大氷原へ観光 「グレイシャー・スカイウォーク」体験
6日目 バンフ国立公園:レイク・ルイーズトレイラー・キャンプ場泊
午前 レイク・ルイーズへ移動 湖畔でカヌー 午後 レイク・ルイーズでハイキング
7日目 バンフ国立公園:レイク・ルイーズトレイラー・キャンプ場泊
午前 モレーン・レイクへ移動、湖畔でカヌー 午後 モレーン・レイクでハイキング
8日目 カルガリー:ホテル泊
早朝 ドラムヘラーへ移動 午前 ドラムヘラー観光
午後 ロイヤルティレル古生物博物館 見学
9日目 帰国日…




















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