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ケアは「盛らなく」なりましたが、ビタミンCだけは地味に継続しています。
いろいろな美容成分がありますが、ビタミンCは使用目的も効果もとにかく「分かりやすい」。
何につけ、「効果はよくわからないけどイイらしいからなんとなく使う」のではなくて、私はビタミンCについては使う目的がはっきりしているのと、たいていはそれに準じた効果を体感します。
ビタミンＣダケ使っていればヨシでは全くありませんが、いろいろ省いても残った成分でもあります。
目的は生体脂質の酸化防止、メラニン発生抑制、真皮線維芽細胞のコラーゲン生成、コラーゲン分解酵素抑制、などなど。
効果実感はメラニン発生抑制に関しての肌色クスミ還元力が一番で、多分に継続によってのコラーゲン分解酵素抑制です。
このビタミンＣにはいろいろな誘導体がありますが、
私には水溶性ならば、ジワジワ効くグルコシド型ビタミンC誘導体が合います。
ドラスティック成分を好むわりに、ビタミンＣに限ってはガツンと効くものは脂質を取り去る感覚が苦手ゆえ、後始末を考えると急がば回れ主義で穏やか持続型を。
油溶水溶両方のAPPSも同じく、型を選べばまぁまぁ合います。
しかし最も相性がよいのは油溶性ビタミンＣ誘導体です。
ややこしいことを言うと、特にテトラヘキシルデカン酸アスコルビルと相性がよいです。
（油溶性ビタミンC誘導体にはステアリン酸アスコルビル（ビタミンCステアレート）やジパルミチン酸アスコルビル（ビタミンCジパルミテナート）などもあります。いずれもエステル化して得られます。）
なので、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルを配合した「K2Cオールイワンゲル」を油溶性ビタミンC誘導体としてずいぶん長らく使っていました。
オールイワンゲルである必要がない点だけ気にしつつ、別のテトラヘキシルデカン酸アスコルビルを探すのも億劫なのと、効果実感と心地は好きだったからです。
そして最近、新しいオバジのＣが有りがたくもビタミンＥ配合になったので見に行きましたが、やはり私はピュアビタミンCと非常に相性が悪いので躊躇っていたところ、
その下の棚で、この単純なる油溶性ビタミンC誘導体美容液を見つけました。
「C vitage VC美容液20」。
成分を見ると、なんと分かりやすい、ただただテトラヘキシルデカン酸アスコルビルではないですか。
他保湿剤油剤の配合もありますが、分かりやすく単純明快で、油溶性ビタミンC誘導体だからこそ融合するスクワランを基剤にしており、主体はあくまでもテトラヘキシルデカン酸アスコルビルであると感じました。
しかも名目は「製品の抗酸化剤」でしょうが、ビタミンＥであるトコフェロールとトコトリエノールも配合、
効果があるほどの量かどうかは別としたらば油溶性ゆえにすんなり融合するパルミチン酸レチノールの配合もあるので、
これ１本でケアの要とも言える「ビタミンACE」。
テスターしてみると、そうそうこれこれ、この感触、油溶性ビタミンC誘導体独特のモアッとした原点の感触。
スクワランを基剤にしているのでかなり馴染みはよいですが、ただの透明の油のようで油でない液体。
使い方は規定では「化粧水やゲルで整えた後で塗布」ですが、私は洗顔直後に使っています。
「効かせたい」時にする「全てのブレ」方法は浸透がよいのです。
ヴィアロームのリフトエッセンス70などのブレンドオイルを使用する場合はこの後に使い（最近は結局、好きな香りで作った自作50%濃度ブレンドオイルです。）、
この2つが馴染んでしまってから化粧水を使います。
こうすると即効でクスミなき肌色をゲットできます。
スクワランのせいで乾くこともなく、また、ゆっくりとした効果として、毛穴や粗のないフックラ肌を保てそうなので継続したいと思います。
たまたま見つけましたが、10ミリで2000円（税別）以上の優秀さを感じます。
どこの？と見たら「桃谷順天堂」。
桃谷順天堂って明色？
目新しいものではないけれど、いいもの作っているんだなぁと感心しました。
香りは独自調合のクリアシトラス。
やたらミカン香みたいなものより淡く優しいので心地好いです。
スクワラン
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
イソステアリン酸PEG-20グリセリル=界面活性剤、乳化
トコフェロール
ダイズ油
コメヌカ油
トコトリエノール
ニンジン根エキス
パルミチン酸レチノール
水
BG=溶剤、保湿、抗菌
加水分解コラーゲン
ハトムギ種子エキス
プラセンタエキス
香料
※油溶性ビタミンＣ誘導体は決して油ではなく、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルの場合、イソパルミチン酸（2-ヘキシルデカン酸）とアスコルビン酸のテトラエステルです。
油溶性ビタミンC誘導体そのものは、オイルそのもののような効能はありません。
ややこしい成分の配合がない限り、単純なる油溶性ビタミンＣ誘導体の感触は、一瞬、軽めのオイルのようですが、塗り込めていくとなんとなく自然なオイルとは全く違うのがすぐに分かると思います。
粘りのようなものがなく、オイル状なのに、ヌルっとした感触も持つ薄いポリマーのような感じ。
素肌には非常に馴染みやすく、ヌルっとした感触は早めに消えます。
オイルが浸透した感じではなく、なんとなく指が滑らなくなったな、みたいな感覚。
変な例えだけど、オイルが100%コットン地だとしたら、油溶性ビタミンC誘導体はポリエステルとコットンが50%ずつの生地って感じ、つまり、生体への馴染み感が違うのです。
構造上、水、油、水、油が網羅したラメラ構造を持つ肌に親和しやすく、水溶性を与えるよりは馴染みやすく、乾燥を引き起こしにくいです。
また、これは油溶性成分によく溶けるのでオイルとの同時配合がしやすく、その場合は「ビタミンＣブレンドオイル」として捉えてよいと思います。
思えば初めて使った油溶性ビタミンCは10年くらい前？ドクター・ペリコンのクリームでした。
油溶性ビタミンCの威力は強く感じたものの、クリームなのに保湿保護力かなく、あれはクリーム状の美容液だったのでしょうか。
今は手軽に手に入り、馴染みもよくなって嬉しいことです。
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Tags:#V vitage VC美容液20#テトラヘキシルデカン酸アスコルビル#桃谷順天堂
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