
母娘の会話♪
2014/8/7 14:18
広島から帰ってきました。
69年目の「ヒロシマ」に向き合ってきました。
その報告は明日にでも…。
一泊ではありましたが、母のところでゆっくりしました。
正月に広島へ行けなかったので、母と会うのはもしかしたら
昨年の「ふれあいフェスタ」以来だったかも…。
母の手料理を満喫。
そして5日の夜、ゆっくり母といろんな話をしました。
2時間くらいかな…。
夜中になっちゃってたけど、母と話がしたかったから…。
ありのままをさらけ出しました。
え?今までさらけ出してなかったの?って言われると、
さらけ出してはいたけど、やパリ全ては言えてなかった。
なかなか言えなかったこと…。
そう、「性」のことです。
生殖器、セックス…。
なかなか口にしづらい性の生々しい部分にまで、
たぶん、初めて母と話した気がします。
私がずっと抱えている鬱積した悩み。
女性!と胸張って生きていきたくてたまらないのに、
適合手術してないから、男性の身体がある。
しかも、子供を持つことができるかもしれない
男性の身体。
女性と言いながら、生理がないことへの罪悪感。
ましてや、男性の性を抱えているという罪悪感。
世の中には不妊に悩む方が多くいらっしゃるのに、
もしかしたら男性としてわが子を持てるかもしれない
可能性に逆らうことで不妊に悩む方々に私は罪を
犯しているのではないか、
性犯罪に走る男性とパーツとしては同じなのかと
言う罪悪感から身体を呪いたくなること。
男性の身体でありながら、女性の身体でもあること。
恋人や家族連れを見ると、みんなちゃんと性を受け止め、
生き物としての自然の摂理、生殖をちゃんと受け止めて
いるのにひきかえ、私はそれに逆らって、欠陥生物
なんじゃないか…
性の生々しい部分も含めて、思いをぶつけ、じっくり
話しました。
母がどう「性」と向き合ってきたのか。
幼少期から兄弟と比べて明らかに身体の成長、特に、
性器の部分が成長が未熟だったこと。
いっそのこと、そのまま、成熟しないままだったら
こんなに苦しまなかったのかもね、と。
でも、あなたが望もうと望むまいとパーツとしてある限り
はあなたの思いでどうなるわけでもないんだから、
男性としての身体があろうと、女性として生きる道を
選んだのなら、女性と言っていいのよ。
女性として堂々としてていいのよ。
性的欲求とかと関係なく、本当に、コウノトリが運んで
くれればいいのにと思っている人、結婚している=
性を受け入れられてるとは限らないからあなたが
罪悪感を持つ必要はないのよ。
どうしても性教育に出てきそうな生々しい話しになるし、
男性の身体がありながら女性とは言い張れないんじゃないか、
でも、女性としての身体の部分もある。
それはまるで、愛娘に生理って言うのはね、と教える
母のように(って経験ないけどね)、性の部分もさらけ出して、
腹を割って、話ができた2時間。まるで、母娘の会話でした。
母が男性の身体でもあり、女性の身体でもある私を見て、
微笑みながら、「あら、あなたはやっぱり女性なのね」と。
なんだかものすごく嬉しかった。
そりゃ矛盾も抱えてるのよ。男性の身体もあるのよ。
でも、「女性だわね」と笑ってくれた☆
こんなことまで聞いちゃっていいかしら?と色々母も質問を
投げてきました。
トイレ問題も、例えば、バスなどで隣の席が女性だったら
いいなと思うことも、私を男性として見るなら、普通に男性
感情じゃないかと思うかもしれないけど、女性として考えれば、
女性が男性トイレに行けないのは当たり前だし、
隣の席が男性よりかは女性の隣に座りたいだろうし…
そうよねぇ、あなたを女性と思えば、あなたが思うこと、
悩むことは自然なことだよね、と。
性的な欲求とは遠ざかって生きてる人も多いし、
例えば、好きな人を抱きしめたいと思ったとして、
多くの人は性的なことの意味に取るかもしれないけど、
単にスキンシップの領域で、性的なことが皆無な人
だっている。本当に人それぞれ何だから、
あなたが罪悪感や自己嫌悪を持つことない。
どうにもならないこともあるんだと思って、開き直って、
あべこべな身体かもしれないけど、
女性って言っていいのよ。と。
身体を抱えている以上どうしようもないのだからなにも
悪く思う必要はない。
女性として堂々としてればいい。
たぶん、ずっと言いたくていなかったことなのかもしれない。
やっと全てをさらけ出せた気がする…。
その日、眠りに就いた時、性の生々しい話までしたというのに、
物凄く爽やかな気持ちになったんです。
それだけ、さらけ出せたんでしょうねぇ。
まだまだ、性ってものが分からなくなるし、
女性です!と言える自信をなくしそうになることもあるけど、
胸張って、女性として生きていきたい。
って思うだけで、心がきゅんとなっちゃうんです。
ヒロシマと向き合う広島旅だけでなく、
性と向き合い、母娘の会話ができた広島でした。
矛盾だらけの身体だけど、胸張って女性として生きていきたい。
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