チークの基本の入れ方と色選びをメイク講師が解説

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チークの基本の入れ方と色選びをメイク講師が解説
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初心者でもわかる、チークの入れ方の基本を、メイクレッスン専門店「MAMEW(マミュ)」のメイク講師に教えていただきました。パーソナルカラー別の選び方についても解説します。

教えてくれたのは

経験豊富な講師を独り占めしてメイクスキルを学べる、老舗のメイクレッスン専門店。お顔の分析手法の一つとして、2007年より独自開発の「骨筋診断」とともにパーソナルカラー診断を取り入れている。メイクのプロが診断するので、似合う色やアイテムがわかるだけでなく、実際のメイクで実感できる垢抜け体験が魅力。東京・原宿にある@cosmeの旗艦店「@cosme TOKYO」1階のほか、新宿と銀座に店舗を展開。

チークの役割とは?

チークは肌に血色感を与え、顔色を明るく健康的に見せてくれるメイクアイテムです。色の選び方や入れ方によって、ふっくら見せる効果と、すっきり見せるシェーディング効果があり、顔に立体感を演出することができます。

入れ方ひとつで、キュート・エレガント・クールなど、印象を自在に変えることもできます。自分の骨格に合わせた入れ方と似合う色を見つけるのがポイントです。

なぜチークが必要?

ベースメイクをすると、元の肌が持つ自然な赤みがカバーされ、肌色は整いますが血色感が薄まります。そこにチークを加えることで、自然な血色感を補うことができます。

頬に赤みがある方の中にはチークを避ける方もいますが、元の肌が持つ赤みはムラになって見えることも。ベースメイクで赤みをカバーした後、均一にチークを入れることで、肌全体のトーンをきれいに見せられます。

チークの種類

パウダータイプ:初心者におすすめ。粉含みのよい大きめのチークブラシを使うことで、やわらかく自然な発色でムラになりにくい。

リキッド・クリーム・バームタイプ:ツヤのある仕上がりで密着力と発色が高いが、ムラなくきれいに仕上げるのが少し難しく上級者向け。

チークの基本の入れ方

自然に仕上げるためのポイントは大きく分けて3つです。

①入れる位置
②ムラなく均一に入れつつ、きれいなグラデーションに仕上げる
③色選び

①入れる位置

チークは、頬の高い位置から耳に向かってぼかし入れるのが基本です。黒目より内側には入れないようにします。

パターン1. 斜め上向きに角度をつけて入れる

【入れ方のポイント】
頬の高い位置からこめかみ方向へ、斜め上にブラシを抜くようにぼかします。

【仕上がりの特徴】
・縦のバランスが強調される
・シャープで引き締まった印象
・リフトアップ効果

【おすすめのタイプ】
・丸顔やベース顔など、顔の横幅が気になる人
・リフトアップして見せたい人

パターン2. 横向きに入れる

【入れ方のポイント】
頬の高い位置から耳の方向へ、横にブラシを抜くようにぼかします。

【仕上がりの特徴】
・横のバランスが強調される
・顔の縦の長さをカバー

【おすすめのタイプ】
・面長が気になる人
・頬骨が高く目立つ人(頬骨の下に入れると頬骨の高さを強調するので注意)

ただし、これはあくまで基本の入れ方です。骨格・筋肉・顔全体のパーツバランス・なりたい印象などによって、さまざまなバリエーションの入れ方があります。また、顔に左右差がある場合は、左右で入れ方を変えることでバランスを整えることもできます。

②ムラなく均一に仕上げる

【ポイント】
・大きめで毛量があるブラシを使う
・ティッシュなどの上でなじませて、粉をブラシに均一に含ませる
・ブラシは細かく動かさず、一筆ですべらせるように入れる

付属の小さなブラシを使うよりも、大きめのチークブラシを使った方がムラになりにくく、ふんわりと色がのって初心者でも失敗しにくいです。毛量が多く、大きめでコシがあるものがおすすめです。

チークブラシ

MAMEW(マミュ)

税込価格 9,460円

チークの表面を軽くなでるだけでなく、ブラシの中まで粉を含ませるようなイメージでとります。

ティッシュの上などでブラシの中までしっかりとなじませます。そうすることで粉の色調整ができ、ムラになりにくくふんわりと色をのせられます。

③色選び

チークは基本的にピンクや赤などの暖色系のカラーバリエーションです。ピンクの中でも、くすみや白みのある色、青み寄り・黄み寄りなど幅広く、それぞれ仕上がりの印象が変わります。広範囲に入れるものなので、パーソナルカラーの影響を受けやすいのが特徴です。

色選びでは以下の3つの軸が重要です。
・色相(色味)
・明度(明るさ)
・彩度(鮮やかさ)

また、ラメパールの大きさによって仕上がりの質感が変わります。自分に合った質感を知っておくと選びやすくなります。

パーソナルカラー別!おすすめの色&質感

イエベ春タイプ

色のイメージ

ライト・ブライト。得意な色の幅が広いので、カラフルさが得意です。春に咲く色とりどりのチューリップのようなイメージの色が似合います。

得意な色:明るく元気であたたかみのある色

得意な質感:ツヤ、細かなラメ

苦手な色:暗すぎる色、くすみが強い色、青みが強い色、暗さやにごりが強い複雑なグラデーション

苦手な質感:ぎらつきが強いラメ、メタリック

おすすめのチーク:ピンクやオレンジなど健康的な血色感のあるクリアな色

苦手なチークくすみの強いローズや青みの強いパープル、明度が低いもの、マットな質感のもの

ブルべ夏タイプ

色のイメージ

ペール・ライトグレイッシュ・ダル。得意な色相の幅があまり広くなく、優しく上品でソフトな色が得意。梅雨時期のあじさいのような色や、くすみのある色が似合います。

得意な色:優しく上品でソフトな色

得意な質感:ソフトマット、上品なパール

苦手な色:オレンジなど黄みが強い色、鮮やかな色、深みがある色、コントラストのあるグラデーション

苦手な質感:ぎらつきのある派手なラメ

おすすめのチーク:ローズ系やパープル系など、青みとくすみのある淡い色

苦手なチーク:オレンジなど黄みの強いもの、彩度が高いもの、マットな質感のもの

イエベ秋タイプ

色のイメージ

ダーク・ディープ・グレイッシュ。秋の紅葉のようなあたたかみと深みのある色や、アースカラーが似合います。

得意な色:黄みがあり、上品で深みのある落ち着いた色

得意な質感:マット、大きめの華やかなラメ

苦手な色:青みが強い色、明るくくすみのないクリアな色、鮮やかな色

苦手な質感:明るいパール、青みが強いシルバー系のラメ

おすすめのチーク:オレンジやブラウンなど黄みとくすみのある色

苦手なチーク:パープルなど青みの強いもの、明度や彩度が高いピンクやオレンジ、ツヤ感が強すぎるもの

ブルべ冬タイプ

色のイメージ

ビビッド・ペール。冬の雪景色のような無彩色や、クリスマスの飾りを思わせるような鮮やかな色が得意です。

得意な色:青みのある、はっきりと強いコントラストがある色

得意な質感:メタリックやパールが多めの光沢があるもの、輝きの強いラメ

苦手な色:黄みやくすみが強い色、明るく淡い優しすぎる色

苦手な質感:繊細すぎるパールなど曖昧なものは映えにくい

おすすめのチーク:青みのあるピンクやローズ、レッドなどコントラストのあるもの

苦手なチークくすみの強いローズや白みが強いもの、黄みが強いもの

チークの入れ方を写真で解説

チークを入れる範囲

スタート位置は「黒目の下」と「小鼻の横」の延長線が交わる、頬の高い部分です。

この横のラインより下には入れないようにします。

眉のラインより内側までを目安に入れます。

斜め上向きに角度をつけて入れる

斜め上のこめかみの方向に向かって、ブラシをサッと払うようにのせます。

横向きに入れる

耳の方向に向かって、ブラシをサッと払うようにのせます。

取材協力:パーソナルメイクアップサロン MAMEW(マミュ)

(アットコスメ編集部)

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