だからできちゃう！背中ニキビの原因とケア方法を解説！

身体に発生するニキビの中で、長く根気よくケアしなければならないのは、背中のニキビです。悪化しやすい原因は、背中の肩甲骨付近に皮脂腺が集中していることもありますが、もっとも大きな理由は、視界に入らないため、初期のニキビに気づかず対処が遅れがちになってしまうことのようです。

ツルリとキレイな背中を目指しましょう！

石鹸やシャンプーは水やお湯ですすぐだけでは、洗浄剤が背中の肌に残り、毛穴を詰まらせます。毛穴が角栓によって詰まり、その中に過剰分泌された皮脂がたまってニキビは発生します。

また、普段ヘアワックスやムースなどのスタイリング剤を使っている人は、髪から離れたその成分が、すすいだときに肌に付着して毛穴を塞ぎ、ニキビとなります。

ホルモンバランスの乱れもニキビの原因と言われています。
ストレス、睡眠不足などが続くと、緊張時に活発化する交感神経が優位となり、男性ホルモンが過剰分泌されてしまいます。男性ホルモンには角質層の柔軟性を奪い、角栓の発生を促す作用があるため、角栓によって毛穴が詰まります。角栓をそのままにしてしまうと菌が角栓をエサに大繁殖し、ニキビが発生してしまいます。

肩甲骨付近の活発な皮脂腺から分泌される皮脂が詰まり、マラセチア菌によって炎症が起こると「赤ニキビ」ができます。自分の背中がどうなっているか見ていないという方は、鏡を使って確認し、赤いニキビがあるかチェックしてみましょう。

背中全面にニキビができていたり、炎症を起こして腫れている箇所がある場合は、皮膚科専門医を受診しましょう。ニキビ外来を設置している医療機関であれば、ホルモンバランスを整えるホルモン治療を行い、短期間でニキビを改善することも可能です。

石鹸やシャンプー、整髪料の毛穴詰まりも背中ニキビの原因と言われています。毛穴に成分が残らないようにするためにも、シャンプーは「体を洗う前」に済ませましょう。

また、シャンプーの後に一度、お湯につかる事で、毛穴に付着したシャンプーの香料や洗剤成分を残さず落とせます。

背中を洗う時に、絶対にこすってはいけません。絹や綿や麻の天然素材の物か、柔らかいスポンジを用い、純石鹸などの刺激の弱い石鹸で泡を立て、泡で包み込むように優しく洗います。背中の洗浄は「二度洗い」も効果的です。

ニキビが出来ている肌はとても敏感で表面が弱くなっています。今まで使っていた石鹸を使っていると余計に症状が悪化してしまう可能性もあります。

弱っている肌をなるべく刺激しないように、無添加で赤ちゃんにも使えるようなものを選ぶとよいでしょう。

ビタミンC、たんぱく質、食物繊維をしっかりと摂ることがポイントです。脂肪や糖分は控えめにしましょう。ビタミンCは、ほうれん草、赤ピーマン、かんきつ類、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどに多く含まれます。

たんぱく質は、赤みのお刺身に多く、今の時期なら春鰹が旬。ぜひ旬のお魚を食べてみましょう。その他イカ、そば、豆類にも多く含まれています。

食物繊維は、いんげん豆や押し麦、おから、ゴボウなどでたっぷりと摂取可能。玄米に毎日のご飯を変えてみるのも効果的です。

お風呂上りの乾燥から肌を守るためにも、すぐに保湿を行いましょう。乾燥すると皮脂の過剰分泌が起きてしまい、ニキビの原因となってしまいます。
ビタミンC誘導体の入ったアイテムが、背中ニキビにはおすすめ。浸透することにより、活性酸素の働きを防止してコラーゲンを合成し、ニキビやニキビ痕が改善されていきます。

睡眠による美肌効果のほとんどに関わってくるのが「成長ホルモン」です。この成長ホルモンは、眠りに落ちてからまず初めに訪れるノンレム睡眠時に多く分泌されています。最初の3時間にぐっすりと眠る習慣をつけることが、熟睡できたと実感できる質の良い睡眠へとつながります。

成長ホルモンには、肌のターンオーバーを促す働きがあります。新陳代謝がよくなるため、肌荒れなどが改善され、美容効果が期待できます。

＠ｃｏｓｍｅで高評価の背中ニキビにおすすめのアイテムをピックアップしてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

その他、下着や寝具に雑菌がついていると、背中に移って炎症を起こす可能性があります。肌に触れる製品については今一度、清潔かどうか確認するようにしてください。当たり前のことに気をつけるだけで驚くほど改善する例も少なくありません。

夏に向けてしっとりツルンとした"美背中"を手にいれましょう！