
汗や皮脂が増える夏は、「毛穴の黒ずみが気になる」「メイクをしても毛穴が目立つ」と感じる人が増える季節。「毛穴対策=皮脂をしっかり落とすこと」と考えがちですが、実は夏の毛穴ケアでは、皮脂を落としすぎないことも大切なポイント!今回はスキンケア成分ハンターの竹岡篤史さんに、原因によって適した夏の毛穴ケアを教えてもらいました!
教えてくれたのは…


▌夏の毛穴、どうやって対処したらいい?
夏の毛穴対策で大切なのは、「皮脂を取り除くこと」だけではなく、皮脂を酸化させにくい状態を保つことです。
黒ずみ毛穴は、毛穴に詰まった角栓(皮脂と古い角質)が、紫外線や熱、空気などの影響で酸化し、黒っぽく見えている状態と考えられています。そのため、強くこすったり無理に取り除こうとしたりすると、かえって肌への負担につながることもあります。近年は、花王やコーセーなどから角栓に着目した新しい技術も登場しています。
一方で、黒ずみには、ホコリやメイク残りなどの汚れが混ざることや、毛穴周辺のメラニンによって色が目立つことも関係します。「汚れだけ」「メラニンだけ」と言い切るのではなく、酸化が主な要因であり、汚れや色素が複合的に関わっていると考えるのが適切です。そのため、毎日のクレンジングや洗顔も毛穴ケアの基本といえるでしょう。

▌夏に毛穴が目立ちやすい理由は?

肌温が1℃上昇すると、皮脂分泌量が約10%増加したという報告があります(※1)。
また、32℃の環境で一定時間過ごすと、皮脂量が有意に増加したというヒト試験の報告もあります(※2)。
※1)Br J Dermatol. 1970年(局所的に皮膚温を変化させたヒト試験)
※2)Zhu X, et al. Environ Res. 2025年(健康成人30名を対象とした22℃・32℃のランダム化クロスオーバー試験)


皮脂に含まれるスクアレンは紫外線などの影響で酸化し、「過酸化スクアレン」に変化します。過酸化スクアレンは肌のバリア機能に影響を与えたり、肌荒れやくすみの一因になったりすることがあります。
▌黒ずみ・開き・たるみ・ゆらぎ…それぞれにおすすめの成分は?

・ビタミンC誘導体(APPS/VCIP/iVCなど)
ドクターシーラボ
発売日 2025/2/17 (2026/2/16追加発売)
・酵素洗顔・角質ケア
suisai
発売日 2020/3/1 (2025/6/21追加発売)
ファンケル
発売日 2019/5/16 (2025/8/19追加発売)

皮脂が増えやすい夏に目立ちやすいタイプ。皮脂バランスを整えながら、毛穴を目立ちにくい肌を目指します。
・ナイアシンアミド+PCA亜鉛
The Ordinary
発売日 2024/5/29
・アゼライン酸、アゼライン酸誘導体
・ライスパワー®No.6
・グリシルグリシン
アクアレーベル
発売日 2019/8/21 (2025/11/21追加発売)

・レチノール
イニスフリー
発売日 2022/2/1 (2023/7/13追加発売)
KIEHL’S SINCE 1851(キールズ)
発売日 2021/9/3 (2021/10/8追加発売)
エリクシール
発売日 2025/9/21
・ナイアシンアミド+レチノール
KIEHL’S SINCE 1851(キールズ)
発売日 2021/9/3 (2021/10/8追加発売)
・ビタミンC
ドクターシーラボ
発売日 2025/2/17 (2026/2/16追加発売)

紫外線や汗、摩擦などで肌がゆらぎやすいタイプ。まずは肌をいたわるケアを優先しましょう。
・ CICA・鎮静
ラ ロッシュ ポゼ
発売日 2024/2/1 (2025/8/28追加発売)
・セラミド・パンテノール(デクスパンテノール)
キュレル
発売日 2008/10/11 (2025/10/11追加発売)
※パンテノールは近年注目されている成分の一つ。肌のバリア機能をサポートし、すこやかな肌状態を保つ働きが期待されています。
攻めるケアを続けるよりも、まずは肌を落ち着かせ、その後バリアケアを行うことがポイントです。
▌実はやりすぎ? 毛穴ケアで気をつけたいこと

避けたいのは、
▶︎ベタつくからと乳液やクリームを減らすこと
▶︎毎日のピーリング
▶︎毛穴パックの多用
「乾燥すると皮脂が増える」といわれることがありますが、皮脂分泌にはホルモンなどさまざまな要因が関係しています。一方で、保湿を省くことでバリア機能が低下し、肌荒れやベタつきが気になりやすい肌状態につながることがあります。そのため、夏でも保湿やバリアケアは省略しないことが大切です。
また、毎日のピーリングや毛穴パックの多用は、必要な角層まで取り除いてしまい、肌への負担になることがあります。
肌がゆらいでいると感じたら、
鎮静ケア → バリアケア → 低刺激な保湿ケア
の順番で肌をいたわり、酸やレチノールなどの攻めのケアは一度お休みするのがおすすめです。
▌毛穴のお悩みに回答!


A.どちらも大切ですが、最も意識したいのは「落としすぎないこと」。洗いすぎは肌への負担になることがあります。

A.夜の皮脂や古い角質の影響が考えられます。夜は保湿や肌を整えるケアを行い、朝は紫外線対策を心掛けましょう。

































