フレデリック マル / ロー ディベール 商品情報

「冬の水　一枝の影も　欺かず（ふゆのみず　いっしのかげも　あざむかず）」俳人、中村草田男の名句。フレデリック・マルのロー・ディベールの香りを感じるとき、いつもこの句を思い出す。「冬の水」と名付けられたこの香水は、厳寒の冬に冷たく横たわる、鏡のような水面のたたずまいを感じさせる。「香りの出版社」フレデリック・マルの…

量り売りで購入しました。爽やかなシトラスとフローラルに、渋いウッディーとほんのり甘いカラメルと蜂蜜、そしてムスクの温かさ。軽やかで透明感のある香り。柔らかくて穏やか、だけど少しだけスパイシー。甘さ控えめなのに温かみが感じられる。同じジャン＝クロード・エレナが創った苦オレンジのコロンや雨のアンジェリカと少し似た印象…

静かに目立たず、大人しい香りという印象。水っぽさ所謂マリン系統はそう強く感じられません。無難に纏まったフレグランスだと思います。マルにしては特徴が薄いな〜と感じました。表現は悪くなりますが、輪郭が無くぼやけている香り立ち。その儘に持ちは長いですが、ずっと薄い儘です。穏やかな気持ちにはしてくれますので、気持ちの尖っ…

冬の水、イヴェールという単語がキレイで好きです。以前いただいたサンプルを付けてみたらとても好ましい香り！いてもたってもいられず夕闇迫る中百貨店に走っていました。透明感の中にベルガモットすぐに青い草の香り、アイリスの青っぽい香り、その後ふんわり香って優しさが続きます。華やかで元気で天真爛漫の真逆のような人、地味なの…

なんてやさしく気品ある香りなのでしょう。少しずつ香りが変化しながら、透明感のある甘い香りが続きます。私の脳裏に浮かんだのは、この香水を纏った和服の女性が絵画を見ている姿でした。すれ違ったら、きっと振り向いてしまうでしょう。フレデリック・マルの香水は、良い香り〜♪と楽しむというより、香りから想像する光景を楽しめる香…