ミスオブ沙棗 / ラスティングパヒュームコロン 口コミ

初めての香水がこれでした。高校生の頃。
当時の私は運動部に所属、女の色気まるきりなしでしたが、
逆に心の中での理想の女性像は限りなくセクシー＆ビューティー。
密かに理想だけはキャッツアイでいうルイ姉さん系でした。
友人とヒマつぶしがてらにデパコスメを物色していた時、
軽い気持ちでこの香りを嗅いで気を失うくらい一瞬で惚れてしまいました。
しかし香水（しかもこんな「女！」な香水）なんて似合わない、笑われるキャラだと自覚していた高校生の頃の自分は
友人に「これ欲しいなー」とは素直に言えず
「香りを自分で嗅ぐ為だけに買う」と言うと
「いい匂いじゃん、付けなよー」と意外な何とも優しい一言を言ってもらえ、その時から自分も女でいいんだと妙な安堵感を覚えて堂々と女の子道を邁進出来る様になった第一歩だった気がします。
なぜか捨てられずまだビンは残してあったのですが、さすがに先日何年振りかに蓋を開けてみたら違う香りになっていたので（当たり前）、また買いに行こうと思った矢先ここを見てみたら廃盤の文字。悲しいですねー。
香水は化粧品の中でも異質で質の改良が加わるほどいいという類のものではなく、逆に時代が変わっても変えない、維持し続けるというのもとても必要だと思うのですね。
香水というものが「付ける人」「その香りを知っている人」にとってどういう存在なのか・・・。
老舗の資生堂さんなら分かっていらっしゃると思っていましたが、、、んー。
偉そうなこと言わせてもらえれば、正直残念です・・・。

---------訂正します！！----------
今日売り場に確認したところ、廃盤の予定はないそうですよー。注文してきました！
店頭に置いてないので、本社から取り寄せなくちゃならないとのことで、香りを試したりは難しいと思いますが、、、。
もう一度あの香りを楽しめると思うと到着が楽しみです〜。
ありがとう、資生堂さん・・・。

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