- クチコミ 12件
- 注目人数 人
- 購入者のクチコミで絞り込む
クチコミ
寒さが増して来て、オリエンタル調の香りの出番も多い今日この頃。
これも濃いめの甘い香りですが、バニラがベースでないことと、
ベティバーやパチュリのせいか、シャリマー(ゲラン)よりは
どこかクールな甘さです。
全体の調香のバランスが良く、滑らかで癖が無いので
何度嗅いでも香りの輪郭を鮮明に記憶できません。
(何度もクンクンしたくなっちゃう)
温かくまろやかで優しい香りで、今の時季にピッタリです。
カシミアやフラノが よく似合う香り。
ミドルの中盤過ぎからラストにかけて、どんどん清々しい
甘さになって行くところが特に好きです。
ラストはパチュリが表に出て墨汁のように静かで落ち着いた
香りになります。
温かく華やかなミドルまでとクールなラストのギャップは
纏った人だけの密かな楽しみ。
優雅な香りですが、盛装時よりも あえてシンプルな服装で
普段に‘軽く’纏った方が洗練された印象になる気がします。
パーティー時は別として、平常時に服装も香りも華やかだと
押しが強くなり過ぎて野暮ったいと思う、個人的に。
やはりどこかで抑えないと。
余談ですが、龍は人間の想像上の生物ですが、西洋では
邪悪の象徴として怪物的な存在と見なされ、中国では
皇帝のシンボル&神の遣い として尊ばれています。
このフレグランスのタイトルを
〔龍(このフレグランス)が纏う人に kissをする〕 という
意味に解釈しましたが、龍という架空の生物の kissだから
この香りも fantasticなのかしら と思いました。
そつが無く上品な、大人の香り。
現代的な感覚のオリエンタルなので、気負わずに纏えます。
瞑想的なラストノートに癒されます。
とても好きな香りです。
【香調】 フロリエンタル ウッディー
トップ:アマレット、ネロリ、オレンジ、ガーデニア
ミドル:アイリス、ブルガリアローズ、シダーウッド、白檀、ムスク
ラスト:ベティバー、パチュリ、安息香、竜涎香
調香師 アルベルト モリヤス 2003年発表
他に ブルガリ ブルー、CK One、ミ・ラ・ク etcを調香
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
カルティエについて
メーカー関係者の皆様へ
より多くの方に商品やブランドの魅力を伝えるために、情報掲載を希望されるメーカー様はぜひこちらをご覧ください。詳細はこちら