タン ジュディチェリ / フリュイ　デテ　オードトワレ 口コミ

もう売っていないらしい、初めて買ったなつかしの香りです。

色とネーミングに惹かれて買ったのですが、その名前にぴったりの香り。
夏の雨に感じるもわんとした熱や、たまに抜ける風。湿気まじりの土っぽい草いきれ。などなど。

グリーン系！って感じで高校生の自分でもとっつきやすかったです。

今香りを確かめても、やっぱりグリーン系ですね。
ムスクで終っているせいか、シンプルな清潔感のある色気が残ります。
そしてグリーン→ムスクという流れのせいか、おっさんトニック臭の気配もやや感じます。私の場合は若い頃のフレッシュな思い出があるため、おっさん臭は脳内で抹殺されますが、そこを強く感じる人もいるでしょう。

生産中止になってから似たような香りはないかなと思って
エリザベスアーデン他の「グリーン＋お茶＋ムスクとかいろいろ」類をいくつか試してみましたが、全然雰囲気が違いました。
あのへんはもっとフレッシュで本当にさっぱりめ。
ボトルの雰囲気やグリーン系というイメージは同じでも、お茶のテイストが入るとやっぱりまったく異なるもんですね。優しげで穏やかなイメージが強くなります。

お茶や柑橘系抜きのグリーン→ムスク系は、入り口がシンプルでさっぱりするように感じても、意外に（トニック臭すれすれの）色気が印象強めに残るもんなんだなーとこの香りで知りました。
タン・ジュディチェリの香りはどれもしっとりした甘さを内包しているのが特徴なので、そのせいもあるかもしれません。

トニック臭？などと誤解されるわけもない年頃あるいは容姿の方が纏ってこそ、最後のムスクの余韻が際立つんじゃないかと今の自分の年齢になるとしみじみ思いますねー。

もう売ってないので思い出クチコミではありますが
次にグリーン→ムスク系を選ぶときにはこの香水を参考にして、好みのものを手に入れたいと思います。
なんにせよ、生産中止が惜しまれます。

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