ぴのあ / シアバター 口コミ

ケミにまみれ、ケミの中で生きる私ですが、不定期にオーガな世界への挑戦をしております。
使うだけで己の汚れたモノ全てが浄化され、セレブの仲間入りをも果たせると信じておるのでしょう。

前々から憧れておったのはロックなシタンさんのシアバターなのだけれども、ぴのあさんは安価で手を出し易いのでございます。
ネットでポチっとの数日後に届いたのはイメージよりも大きく武骨なお姿、白いプラの容器、オーガでは無くケミカルなお姿に少しがっかりいたしました。
画像を見て購入したにもかかわらず、勝手にロクシタン風を想像して申し訳ございませんでした。

原料原産：アフリカ　商品製造：スペイン
日本製のコスメを使う事の多い私、まずは上記の国々の並びに気分が高揚いたします。
若干の上げ底感漂う二重構造のケース、小さな体に見合わぬ馬鹿力を発揮する私ですが、蓋を回す事が出来ません。
硬すぎるお蓋に驚いたのですが、良く良く見れば透明テープで2個所が止められておりました。
私のようなせっかちで注意不足の方は、全体を確認してから開ける事をお薦めいたします。（手が痛くなるまで気付きませんでしたの意）

白く硬いテクスチャーは爪先でケースからほじり出さねばなりません。
私はジャーリップの空ケースに移し替えました。
ほらほら、空ケースや空き箱や可愛い缶を捨てずに取っておくと便利でしょう。
活用の機会が無かったアイテムの出番が訪れとても嬉しゅうございます。
サベックスのケースにギュウギュウ詰めて表面をならすと新品リップのようでございます。

融点が36℃前後のシアバター、室内では真夏でも液化いたしません。
白い塊を手の平で暖め伸ばして使用しておるのですが、常に手の冷たい心暖かき人間である私、真冬の使用には苦労いたします。
氷の女王の手では、クッキー作りの最初の工程であるバターに砂糖を混ぜたようなザラザラした状態のままです。
バターを溶かさずに空気を含ませ、白っぽくポマード状にするのです。（それはエアレーション）
ザラ粒のまま手の甲や二の腕に伸ばし、お肌に乗りきれず床に落ちた粒々がお菓子の欠片のようで、香ばしさを醸し出してくださいます。(ほんのり古い油と蝋の香）
私同様、氷の女王体質の方は、お風呂上がり直ぐの使用をお勧めいたします。

ロレッタ気取りで毛髪に少量揉み込むと落ち着きます。
シリコンオイルと違ってツルクルはしないのでデジパーの仕上げには不向きですが、ボブ頭の毛先をワシャワシャすると乱れ具合が良い塩梅でございます。

お顔に使うと吹き出物が出来易くなり肌の凸凹が増してまいります。
唇に使うと最初はシットリしておるのですが、徐々にふやけ、最後は乾燥いたします。
薄々感じてはいたのですが、オイルやバターと私のお顔辺りの相性は悪いようです。
ほとばしる40脂と喧嘩をしてしまうのでしょうね。

ちびた鉛筆のような身体へも使用いたしました。
脛や膝、臀部に塗ってから入浴すると、石鹸でガシガシ洗った後も乾燥いたしません。
湯上りには両脚とカカトに塗り伸ばします。
お気に入りだったＪソンのローションよりも重くベタツキながら、乾燥を防いでくださいます。

蜜柑の食べ過ぎですか？と問われる事の多い手にも使用いたしました。
シリコン入りのハンドクリームとは違ってサラツルにはなりません。
塗りたてのベタベタ感はグイグイと手のマッサージをしておるうちに肌に馴染んでまいります。
手荒れを改善するというより、重さで無理矢理乾燥を押さえておるような気もいたしますが、大変気にいりました。

既に4個目のぴのあシアバター様が我が家に居るのですが、2個目、3個目と、開ける際にテープに気付かず蓋を回そうと戦った私、せっかっちや不注意では無く、馬鹿なのでしょうか。
そうですか。馬鹿なのですね・・・・・

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