SK-II / フェイシャル トリートメント クリア ローション 口コミ

■角質を拭き取るってどういうこと？
ＳＫ２のスタータキットを使って、
最初に戸惑ったのが２本の化粧水の存在でした。
１本が拭き取り化粧水。もう一本が通常の化粧水。
なぜ、２回、化粧水をつける必要があるのかが
よくわかりませんでした。
最初に角質を拭き取り、そのあと、化粧水をつけることで
浸透がよくなるというのですが、
言葉の上では理解できても、実際にどういうことなのか、
よくわかりませんでした。

それまで、ずっと花王の商品を使ってきて、
２種類の化粧水をつけるという習慣がありませんでした。
２つの化粧水が、それぞれどのように働いているのかが、
よくわからず、
角質をとるという拭き取り化粧水に、
あまり価値を見出すことができませんでした。

のちになって、肌のターンオーバーを
助けているということを理解してやっとわかりました。


■合う、合わないがはっきりした化粧水
あまり意味を感じることなく使っていたのですが、
確かに評判どおり、使用感はよく、
お肌の状態がよくなってきているという
実感を感じることができました。

その一方で、口コミを見ていると、
ＳＫ２の場合とくに合わない場合は、
「ピリピリする」という声が、
他の化粧品よりも非常に多いという印象を受けていました。

合う人には合うけれども、合わない人には合わない。
「合う」「合わない」がとても
はっきり出てしまう化粧品という印象でした。



■成分からわかったこと
ＳＫ２の拭き取り化粧水の成分を見て、
やっとその意味を理解することができました。

化粧水の説明では、３種の「AHA」を含むふき取り化粧水が、
古くなった角質や、洗顔で取りきれずに毛穴に残った汚れを
おだやかに取り去り、
透明感のある肌に保つ。とあります。

「ＡＨＡ」って何かと思ったら、
「アルファーヒドロキシ酸」（α-hydroxy acid」）の
頭文字だったのでした。

ＡＨＡと書かれると、それが何であるか（酸であることも）
わからなくなってしまいます。

そして３種のＡＨＡというのは、
　　・リンゴ酸（角質ケア成分）
　　・クエン酸（角質ケア成分）
　　・乳酸（角質ケア成分）
さらに、サリチル酸も入っていることがわかりました。

これらの成分から、角質を落とすしくみは、
一種のピーリングだと理解しました。
ピーリングと言っても、酸で溶かすという
強いケミカルピーリングではなく、
広い意味でのピーリングです。

サリチル酸は、ピーリングの初期に使われていたもので、
強い酸です。
そのため、口コミの中に、
ピリピリするという感想が、他の化粧品に比べて
多いのだということも、
理解できた気がしました。

ピーリングについては、現在、
とても広い意味をもって解釈されています。

酸でタンパクを溶かすという概念から、
酸の濃度を低くし、溶かすのとはまた違うしくみもあるようです。

ＳＫ２の拭き取り化粧水が、
いわゆる酸で溶かす強いピーリングとは違うと思うのですが、
一種のピーリングであると理解しました。

ＢＡさんに伺ってみると、
「ピーリングともいえますし、ピーリングでないともいえます」と、
いうお答えでした。

個人的には、「一種のピーリングです」と言われてしまった方が、
この化粧水の意味や位置づけがわかりやすく、
次の化粧水を浸透させるステップとして役割を
理解ですることができるのになと思いました。


先日、友人が、ＳＫ２のお肌のお手入れをサービスで受けて、
マスクをしていたら、ピリピリ、ピリピリしてきて、
耐えられなくなってストップしたと言ってました。

「ＳＫ２って肌がきれいになるって聞いていたのに・・・」
と言っていたのですが、
「拭き取り化粧水って、ピーリングの一種みたいですよ」
と話したらビックリしていました。

ＳＫ２の商品は、とても評判ですが、
拭き取り化粧水に酸が使われていることを知らないで使っている人も、
多いのではないかと感じています。

商品については、それなりの効果があったように感じていますが、
商品説明については、工夫が欲しいと思います。

使用した商品

• サンプル・テスター
• モニター・プレゼント  (提供元：未記入)