オーブ クチュール / デザイニングインプレッションアイズII 口コミ

買っていないので評価だけです。
なんつうか私はこの思い切った花王のやりかたが割と好きです。

だって化粧品なんか似たよーなものを、似たよーにつくって
とくに国産ドラッグでも売ってるブランドはどれもこれも
売れてるものの物まねばっかりしてみーんなそっくりですが、

これ、非常に思い切っておりまして。
二重の人をばっさり切り捨て？一重、奥二重のためのアイシャドー
などというやりそうで誰もやらなかったことをやっております。
さらに親切にもかつての「みたまま塗るだけ」パレットを
ちゃーんと一重用の塗り方に変える（型から製造）という凝りようです。
すばらしい！！！・・・・「コンセプトは！」

問題は言われるとおりに塗ってもさほど目がおおきくはならない点ですな。
（あかんやん・・・）
あ、でもそこそこは大きくなりますし、
奥二重用というのは実によくわかります。
要するに奥二重の方は目を開けるとグラデ部分が瞼の内側に折りこまれて
しまうので、目を開けた時に目の上にくる部分にグラデを描くように
設計されております（アイホールの上に色をもってきている）

良く考えられてはいるのですが、問題は色選びです。
そこにその高い彩度のピンクをもってくるかぁ？って思うのです。
別に目大きくならないうえに、パンフに載っているビフォーアフターも
全然目が大きくなっていないという事態でございます・・・。

ですがこれ非常に秀逸なのは「チップ」です。
似たような商品というなら資生堂のマキア　トゥルーアイシャドーが
ここに塗るのはこれ、このチップのここをつかって！って
ガイドが書いているのですが
・・・・・・恐ろしく塗りにくい！！！！
のですが、このチップすーーーばらしく塗りやすいです。
しかもそれぞれのシャドーの質と塗る広さにしたがって
チップがわけてあり対応して非常に塗りやすいのでした。
こういうところはさすが試用の花王らしいマーケティングですね。

あとは色選びです。この奥二重のための色ではなく
ルナソルのベージュベージュとかのほうが普通に目が大きくなります。

リキッドルージュがでたときもそうでしたが
多人数に試してもらって導き出したくすまない色味はこれ！
なーんて洗剤やらなんやらのトイレタリーの花王なマーケティングです。
でもね・・・くすまないとかいうけど
ようするに平凡な色で結局気持ちをくすぐる色ではなく
ようするにくすむっていう。
同じコンセプトのものを
ルナソルのベージュベージュを作った人がつくったら
さぞよいアイシャドーになったことでしょう。
なんか安っぽい“ぴんく”を瞼に塗るのはちといただけません。

・・・・が、それでも私はこの「花王」なやりかたが好きです。
カネボウも花王になったんだから
花王のテクノロジーをもってカネボウの感性をもっと生かしてほしい！
個人的にはマキアージュのルナソルものまねアイシャドーよりは
好きですね。

がんばれ花王！

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